みなさんこんにちは。
きょうは《蓋此身髪 四大五常》のプリントをアップしました。
そしてブログでは「大」に注目しました。
小学生の娘に「大」という字をはじめて教えたとき、椅子から立ちあがり、正面を向いて足を広げて「これが、人という文字の形だよ」とポーズをとると、「へぇ〜」と感心していました。
それから両手を横にめいっぱい広げて、「こうすると大きくみえるでしょ? これが大の形」と話すと、ふむふむとうなずきます。
最後に頭のうえで手を左右に水平に動かして、「さらにうえを強調する横棒をいれると天になるよ」と教えると、「ほほぉ」とガッテンしていました。
私がこのパフォーマンスをしたのは娘が小学1年生のころでしたが、インパクトが強かったのか、4年生になったいまでも覚えているそうです。
その大という形を含む文字には「ゆったりと大きい」というイメージがあるそうです。漢字の成立ち辞典(加納喜光著)をみると。
太 たっぷりあって大きい。
駄 馬が荷物をたっぷり負うさま。転じて劣っているという意味にもなるそうです。駄作。
泰 両手でたっぷり水をかけて、ゆったりと洗い流すさま→ゆったりと大きい。ゆったりと落ち着いている。安泰。
汰 たっぷりとした水で洗い流す。淘汰。
といった意味になるそうです。
四大五常の五常は、仁義礼智信のことです。
これを子どもにどう教えればいいのか、とても難しいです。というか、私自身がわかっているとは言いがたい。
う〜ん、と考えながら。
仁は「『こんなことされたら、イヤだ』と思うことを、お友達にしない」。
義は「いじめや仲間はずれをみたら、そんなことしたらダメという。直接言えないときは、先生やと〜ちゃんに相談する。弱い者いじめはしない。卑怯なことはしない」。
礼は「ふだんからていねいな言葉で話す。無礼な人にこそ礼儀ただしくせっする」。
智は「相手の立場で考える。自分が正しいとは思わない」。
信は「できるだけウソをつかない。できるだけ約束を守る」。
といったところでしょうか。
ここまで書いてわが身を振り返ると、私はダメダメですね。
それでも娘には、しっかりと教えたいと思います。けっきょくそれが自分自身を守ることにつながると思うからです。
このプリントは千字文(岩波文庫)、漢字源(学研)などを参考にしてつくりました。
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