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現代の仇討ち「ススキノ頭部切断事件」 或いは、ピアノ殺人事件との共通項。

2023-08-05 21:35:59 | ジェンダー論
助命嘆願を求める署名が起きた刑事事件の例として、

ピアノ殺人事件


がある。
事件が起きた当時、
近隣騒音が社会問題化していたから。

助命嘆願署名が功を奏したせいなのか、
ピアノ殺人事件の犯人は、

最高齢の死刑囚

として生き続けています。
(東京拘置所は、騒音とは無縁ではないのに……)


さて、
ピアノ殺人事件の特徴として、

犯行は秩序立っているのに、
自身と犯行とを結びつけないようにする細工
(隠蔽工作)をほとんどしていないこと。
(前者が出来る犯人ならば、後者もできるものです。)

ピアノ殺人事件の犯人は、
犯行直後に近隣住民(主婦)に顔を見られていのに、
口封じをしなかった(四人目として、手に掛けることもできたのに……)。


同じ特徴を持つ事件が、

ススキノ頭部切断事件

初犯によるこの種の事件としては、
切断込みで手際よく行われた(解剖学のテキストを熟読していれば可能ですけど……)。
しかし、

・防犯カメラが至る所に設置されているも関わらず、
大した変装もせずに、容姿が判別できる状態で記録される事を許した。
(犯行前後だけでなく、道具類の調達でも。)

・移動に自家用車を使った。
(ナンバーからすぐに割り出せます。
)

・遺体の大半を、容易に見つかる状態のまま、放置
(被害者の身元が判明すれば、人間関係から容易に辿られれる。その上、犯行発覚までの時間、特に、防犯カメラの記録が機械的に消去されるまでの時間を、稼ぎにくい。)


犯行は秩序立っているのに、
自身と犯行とを結びつけないようにする細工
(隠蔽工作)をほとんどしていない。

そして、
ススキノ頭部切断事件
の特徴は、

(一家の)団結感が半端ない。


当方は強く思いました。

まるで、
仇討ち

或いは

人食い熊の駆除

ようだ

と。


『集英社オンライン』では、瑠奈容疑者の祖父が『瑠奈は(亡くなった男性に)襲われてるんだ』と証言。また、『NEWSポストセブン』の取材に対しては捜査関係者が『瑠奈容疑者は、被害者に何らかの動画を撮られていた』『被害者男性が一家の住む自宅に押し掛けたことがある』と語っています。

「被害者」が人食い熊の如き状態だったことは、
容易に伺えます。

また、
娘の仇を討とうとする闘志も、
容易に伺えます。

(ついでに言えば、準備具合は、忠臣蔵を連想させます。)

この事件には、日本社会の抱える社会問題があります。


八年前の映像です。
が、今でも未解決の社会問題です。







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