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HUAWEI P20 Pro HW-01Kを予約した

■今夏の目玉端末 HUAWEI P20 Proのビッグウェーブに乗る

 2018年夏モデルからの購入端末は、HUAWEI P20 Pro HW-01Kに決めた。
 購入からまもなく1年が経過するGalaxy S8 SC-02Jはすこぶる快調にサクサク動作しており、高速で鮮やかなカメラは現時点においても十分以上である。その後継機種であるGalaxy S9が確実に性能を向上させていることは理解できるが、自分はGalaxy S7 edgeから2年間にわたりGalaxy Sシリーズを使い続けていて目新しさを感じなくなってきており、今回はGalaxyを選択肢から外すことにした。
NTTドコモ HUAWEI P20 Pro HW-01K


■一度はAQUOS R2を予約までしたが…

 最後まで候補に残ったのが、昨年は発売日が遅くて見送ったシャープ製AQUOS Rの後継機種AQUOS R2だ。正直に言えば、一度はP20 Proと迷いながらもドコモオンラインショップでの予約手続きまで完了していた。
 この時点でAQUOS R2が優勢だった理由は、発売が昨年より1か月早い6月上旬と告知されたことに対する(個人的な)仁義と、一連のZTE問題がやがてHUAWEIにも波及するかもしれない懸念の2点だ。
 予約後にふと思い立って仕様を確認したところ、AQUOS R2は実はP20 Proより高さ、幅、厚みのいずれもが上回ることを知って愕然とした。AQUOS R Compactのようなスリムなイメージを勝手に思い描いていたようだ。こうなると、ドコモに割り当てられた独自本体色がコーラルピンクでローズレット(ソフトバンクが取扱い)でないことに嫉妬の念が沸いてくる。これに加えて、そもそも自分は動画撮影をしないこと、ワイヤレス充電に対応しないこと(これはP20 Proも同じ)などマイナスポイントが次々と気になってきた。さらにはドコモのAIエージェントサービスmy daizとシャープが提供するエモパーとが重複するのではないか?などと余計な心配までし始め、Twitterのタイムラインに流れる「P20 Pro予約」ツイートの嵐に押されるように、AQUOS R2の予約キャンセルに至った次第だ。
 そうは言うものの、つまりは動画にフォーカスしたAQUOS R2の訴求ポイントが自分にフィットしなかったかっただけで端末自体は十二分に魅力的だ。今回はP20 Proが強すぎた。もし、P20 ProがラインナップになかったらAQUOS R2を選択していたと言い切れる。シャープの次の提案に期待する。
AQUOS R2の「予約をキャンセルする」


■おサイフケータイ搭載でHUAWEI端末が選択肢に

 今さら言うまでもなく、ここ数年のSIMフリー市場におけるHUAWEIの躍進はめざましく、購入を検討したことも幾度かある。しかし、メイン端末として使う以上、おサイフケータイiコンシェル(より厳密には「ご当地マチキャラパスポート」)の対応を自分としては外すことができず、昨期までのHUAWEI端末に乗り換える選択肢はなかった。
 今回のP20 ProはNTTドコモからキャリア端末として販売され、当然におサイフケータイと各種ドコモサービスに対応してきたので、防水・防塵の性能も含めて安心して選択することができるようになった。
「便利なおサイフケータイ、FeliCaも搭載」(HUAWEI P20 Proカタログより)


■P20 Proの飛び抜けた静止画性能に期待

 P20 Proの最大の特長は何と言っても、トリプルレンズのカメラだ。名門カメラメーカーLeica(ライカ)と共同開発したレンズを搭載している。モノクロ2,000万画素、カラー4,000万画素、光学3倍ズーム800万画素の3種類のセンサーで捉えた画像を合成し、被写体に合わせて露出などを調整するAIアシスト機能などが実現する1段階上の静止画性能が話題になっている。
 改めて確認してみると、自分は1年にスマホで少なめに見積もって1,000枚以上の写真を撮っている。P20 Proの静止画性能を存分に試すことができそうだ。
世界初LeicaトリプルカメラとAIがスマホの未来を創る。(HUAWEI P20 Proカタログより)


 冷静に見れば、Galaxy S8からスペックダウンする部分もある。
 もっとも大きな点はワイヤレス充電への対応だ。HUAWEI端末にも近い将来搭載されることは想像に難くないが、P20 Proには搭載されていない。手持ちのGalaxy S8及びiPhone 8でワイヤレス充電の便利さを体感しており、これを失った感覚は忘れずに記録したい。
 ディスプレイについてみると両者とも有機ELであるが、5.8インチ・2960×1440ピクセル(18.5:9)でQHD+解像度のGalaxy S8に対し、6.1インチ・2240×1080ピクセル(18.7:9)でFullHD+のP20 Proは精細度が下がることになる。実用上の差はないものと考えているが心に留めておく。
 筐体サイズはGalaxy S8が高さ149mm×幅68mm×厚さ8.0mm(最厚部8.2mm)で、P20 Proが高さ155mm×幅74mm×厚さ7.9mm(最厚部9.5mm)でわずかに大きくなるがこれも実用的な差はないだろう。ただし、重さが150gから180gになるのは小さくない差かもしれない。カタログによれば試供品の1つとしてクリアケースが付属するようだが、本格運用に向けてはケースの選択に悩みそうだ。

 HUAWEI P20 Pro HW-01Kは6月下旬の発売が予定されている。少し時間が空くが、楽しみに待ちたい。
 
HUAWEI P20 Pro HW-01Kを予約



【参考】

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