2024/6/4から、ドコモ版のGalaxy S23 Ultra SC-52Dに発売以来7回目のソフトウェア更新の配信が開始された。前回の更新はGalaxy AIが利用可能になった2024/4/18だったので、間隔は47日とやや短めのスパンといえる。
今回のアップデートの種類は「セキュリティパッチの更新」で、ドコモWebサイトには改善される事象として、セキュリティパッチレベルが2024年5月になることだけが記載されている。au版のGalaxy S23 Ultra SCG20に2024/5/30に配信されたアップデートを参照しても、同様の改善点だけが記載されているのでそういうことなのだろう。
ソフトウェアアップデートのファイルサイズは、445.526MBで確かに大きくはない。
手元の端末での更新にかかった所要時間は約7分だった。
恒例により、更新の前後のソフトウェア情報を比較してみる。
変更点の少なさから、ベースバンドバージョンやカーネルバージョン、ビルド番号に共通で記される文字列は末尾の2文字だけが変化する最小限の変化パターンかと思ったが、よくよく見ると後ろから6文字目も変化していた。ベースバンドバージョンに注目すると更新前のSC52DOMU1BXCHがSC52DOMS1BXE3で"U"が"S"にABC順では戻っている。前回の更新で"S"が"U"になったのだが、その前の状態に戻った形だ。ビルド番号の欄で、その直前の文字列も凝視したが何度見てもUP1A.231005.007で違いはない。これまでの変化ルールとは異なる動きだが何か理由があるのだろうか。
カーネルバージョンなどに含まれる日付は、2024/3/25から2024/5/7にこちらも50日弱進んでいる。その他の項目では変更点に記載があったとおり、Androidセキュリティパッチレベルが2024/3/1から2024/5/1に2か月分進んだ以外、全く変化がない。
参考
- Galaxy S23 Ultra SC-52Dに8回目のソフトウェア更新 (2024/8/17)
- Galaxy S23 Ultra SC-52Dに6回目のアップデート。Galaxy AIがやってきたが… (2024/5/14)