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石川・富山ICOCAエリアの電車やバスにモバイルSuicaで乗車してきた

2018年05月11日 22時53分55秒 | おサイフケータイ

■石川・富山でモバイルSuicaに利用履歴を刻む旅

 ゴールデンウィークに金沢に出かけてきた。
 北陸地方の鉄道線では2015年にあいの風とやま鉄道モバイルSuicaで乗車しているが、2017年4月15日からIRいしかわ鉄道および金沢周辺のJR西日本の一部路線でJR西日本のICカード乗車券ICOCAが利用できるようエリアが拡大されている。
石川・富山ICOCAエリア「いろんなシーンを「ICOCA」1枚で」


 モバイルSuicaアプリに記録された当日の利用履歴が以下である。新しい記録が上に追記されるので、乗車順に下から追いかけていこう。
北陸ICOCAエリアでのSF(電子マネー)利用履歴


 特急しらさぎ号を松任まっとう駅で乗り捨て、モバイルSuicaで再度入場した上で金沢行きの普通電車に乗り換えた。
 JR北陸本線は金沢駅から大聖寺だいしょうじ駅までがICOCAエリアだ。もっとも、2018年夏にはICOCAエリアが福井駅や敦賀駅など福井県内に拡大されて近畿圏エリアと繋がることになっており、車窓から見た途中駅の改札口には、すでにカバーが掛けられた簡易改札機が用意されていた。
 
JR西日本521系電車


■北陸新幹線にモバイルSuica特急券で乗車する

 金沢駅からは北陸新幹線に初乗り。モバイルSuicaアプリではチケットレスで新幹線に乗車できるモバイルSuica特急券が購入できるので利用してみることにした。
モバイルSuicaアプリからモバイルSuica特急券を購入


 今回は金沢から隣の新高岡駅までの乗車を計画し、事前に購入手続きを行う。
日時・区間・種別を選択してモバイルSuica特急券を購入


 モバイルSuica特急券は東海道山陽新幹線のエクスプレス予約と異なり、乗車券の購入後に、端末へのダウンロードに相当する受取り手続きが必要になる。「特急券選択情報」という聞き慣れない言葉が目に付くが、モバイルSuica特急券を利用する場合は「使う」を選択する。
購入後に受取り手続きが必要


 受取りが完了すると、モバイルSuicaアプリのトップ画面に内容が表示された。購入済みチケットがわかりやすく、また旅情を誘う。
アプリのトップ画面に購入済みチケットが表示


■金沢駅での在来線→北陸新幹線乗り換えで失敗?

 松任駅から金沢駅までモバイルSuicaで乗車した私は、そのまま金沢駅の新幹線乗換口に向かう。この乗り換えこそが今回のメインイベントである。
 事前にネットの情報を調べて、改札の手前に新幹線乗換用と記された出場用のIC専用改札機が設置されていることを把握していた。ICカード乗車券と紙の新幹線きっぷの場合であれば、この出場機でICカード乗車券を精算して紙のきっぷを新幹線の自動改札機に投入すればよい。
金沢駅新幹線乗換口の新幹線乗換用出場機


 だが、モバイルSuica特急券での入場についてはJR西日本/東日本のWebサイトをいくら確認しても記載がなかった。新幹線の自動改札機のICカード読み取り部には「モバイルSuica特急券専用」と表記されている。
 モバイルSuicaであってもIC乗車券に変わりはなく、わざわざIC乗車券用の出場機が設置されていることから金沢駅の新幹線自動改札機には在来線部分の精算機能がないと考えた私は、出場機にモバイルSuicaをタッチして精算してから入場することにした。
自動改札機には「モバイルSuica特急券専用」の表示


 ピンポン!
 前方のディスプレイに赤い背景で「当駅までのきっぷがありません」と表示されている。…失敗だ。
 係員から有人改札で処理する旨の案内を受け、移動してGalaxy S8を手渡す。たしかに金沢駅までの乗車券は、たった今出場機で精算したわけで、改札内にいるのに有効な乗車券を所有していないのは事実だ。松任→金沢間の乗車記録を確認した係員氏は、モバイルSuica特急券の入場処理をしてスマートフォンを返してしてくれた。アプリで見ると「新幹線改札内」と表示されている。
モバイルSuica特急券に「新幹線改札内」の表示

● JR西日本に問い合わせてみた
 正しい「作法」はどうだったのか。
 後日、JR西日本に問い合わせたところ、やはり金沢駅の新幹線乗換口にある自動改札機はモバイルSuica特急券の入出場にかかる前後の処理機能がないため、いったん在来線改札出口から出場したのち、改めて新幹線改札入口の自動改札機から入場する必要があるとのことだった。ちなみに、新幹線から在来線への乗り換えについても同様の取扱いである旨の丁寧な回答を得た。
 現時点では乗換改札は利用できないということで、利便性はともかく、状況はスッキリと理解できる。
W7系新幹線電車

 後ろ髪を引かれる思いで北陸新幹線を新高岡駅で下車した。JR城端じょうはな線に乗り換えができるが、新幹線の改札口から全員がいったん外に出て、隣接する城端線のホームに歩いて乗り換える構造になっている。ここでは出場だけであり、モバイルSuica特急券で正しく改札を通過できた。なお、モバイルSuica特急券は特別企画乗車券の扱いであり、利用履歴には記録されない。
新高岡駅での城端線への乗り換えはいったん出場してから


■IRいしかわ鉄道の略称表記は「IR」

 北陸新幹線の開業と同時に設置された城端線の新高岡駅は無人駅で、簡易型自動改札にタッチして入場する。城端線でICOCA乗車券が利用できるのは、新高岡駅-高岡駅の1区間だけであることに注意が必要だ。
城端線新高岡駅の簡易型自動改札機


 城端線は非電化の単線で、キハ40系と47系気動車が運用されている。新幹線車両から車齢40年になろうという旧型車両への乗り継ぎという大きすぎるギャップもまた楽しい。
城端線キハ40系


 高岡駅では跨線橋を渡ってあいの風とやま鉄道線に乗り換えできる。富山方面から到着した2両編成の521系電車は満員で身動きがとれないほどの混雑ぶりだった。倶利伽羅駅からIRいしかわ鉄道線となるが、相互乗り入れが行われており、電車は金沢まで直通する。
あいの風とやま鉄道521系電車


 戻ってきた金沢駅の改札はJR西日本とIRいしかわ鉄道の共用である。新高岡駅で簡易改札にモバイルSuicaをかざして入場して以来の改札だ。
 改札の外でモバイルSuicaアプリの履歴を確認すると、乗車駅がJW新高岡、下車駅がJW金沢と記録され、あいの風とやま鉄道とIRいしかわ鉄道を経由したことを視覚的に確認することはできない。
 このままでは履歴にIRいしかわ鉄道の駅名が残らないので、再度入場し、2つ目の森本駅で下車したところ履歴には「IR森本」と記録された。予想通り、IRいしかわ鉄道の略称表記はIRであった。
IRいしかわ鉄道・森本駅


■西日本ジェイアールバスやお土産もモバイルSuicaで

 森本駅前のバス停から西日本ジェイアールバスに乗り込み、再び金沢駅方面に戻る。西日本ジェイアールバスは、スルッとKANSAIが提供するPiTaPaを採用しており、交通系ICカード全国相互利用サービスに対応しているSuicaやICOCA、TOICA、manacaなどのIC乗車券も利用できる。
交通系ICカードが利用できる西日本ジェイアールバス


 また、金沢駅と市内の観光地をむすぶ「金沢ショッピングライナー まちバス」も西日本ジェイアールバスが運行しているため、同様に交通系ICカードが利用できる。まちバスは土日祝日のみ運行で乗車料金は大人100円(小人50円)で、降車時にのみカードリーダーにタッチして料金を精算する。どちらも利用履歴での表示は「バス等西JRバス」だ。
西日本ジェイアールバスが運行する「金沢ショッピングライナー まちバス」

 なお、金沢市内で運行本数が多いのは北陸鉄道のバスだが、こちらは独自のIC乗車券「ICa(アイカ)」を導入していて、Suicaなど全国相互利用サービスに対応のIC乗車券は利用できないので注意が必要だ。

 このほか金沢駅のショッピングモール金沢百番街にも、ICOCAの決済端末が導入されており、食事やお土産の購入がキャッシュレスで行える。また、今回は乗車する機会がなかったが、名鉄グループの石川交通のタクシーではmanacaを始めとする全国相互利用サービスに対応しているICカードでの支払が可能だ。
金沢百番街でも交通系ICカードで決済可能


■北陸新幹線停車駅はログイン無しで駅名表示される

 モバイルSuicaアプリの履歴表示には2種類ある。どちらもSF(電子マネー)利用履歴というタイトルで区別が付きにくいのだが、ログインせずに表示される履歴とモバイルSuica会員やMy JR-EAST会員としてログインしてから表示できる履歴だ。このうち前者はSuicaやPASMOエリア以外の駅名や交通機関は「****」と名称が表示されない。だが、北陸新幹線停車駅である金沢駅と新高岡駅については、在来線改札であっても表示されているのは興味深い。
北陸新幹線停車駅はログイン無しでも駅名表示可能


 「移動がメイン」どころか「改札通過こそが目的」と言えるような金沢への旅だったが、日常の地から離れた場所でいつものスマートフォンが交通機関の利用やショッピングで利用できるのは、手軽で心地よい。
 さて、次はどこへ行こうか。
JR金沢駅前の鼓門(つづみもん)



【参考】

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三重交通のバスにモバイルSuicaで乗車してきた

2017年05月30日 23時54分49秒 | おサイフケータイ

■三重交通でもICカードが使えます

 2016/4/1から三重交通株式会社の乗合バス路線で交通系ICカードが利用できるようになっている。
 対応しているのは、三重交通が発行するICカード「emica(エミカ)」と交通系ICカード全国相互利用サービスに対応しているSuicaやTOICA、manacaなど10種類のカードだ。さっそく、モバイルSuicaを設定済みのGalaxy S7 edge SC-02Hを手に乗車記録を刻むことにした。

 三重交通、通称「三交バス」はその名の通り、主として三重県内でバス事業を運営しているが、名鉄バスセンターからも桑名方面やイオンモール名古屋茶屋に向かういくつかの路線が運行されている。
名鉄バスセンターの三重交通バス乗り場


 今回乗車したのは、名鉄バスセンターから港区の「サンビーチ日光川」に向かう名四長島線と、中川区の「かの里」から名鉄バスセンターに向かう名古屋桑名線[かの里系統]の路線だ。
三重交通の路線バス「名四長島線」名古屋・名鉄バスセンター行


■チャージできるのはemicaのみ

 三重交通は近鉄グループに属することからスルッとKANSAI協議会に加盟しており、emicaカード以外ではPiTaPaカードの利用が基本形となる。バス側面にはemicaとPiTaPa、それに同じ関西エリアのICOCAが、利用できるICカードの代表例として大きめに表示されていた。
 ちなみに「emica」は、「三重をスマート&便利に、ほほ笑みをつくる」というコンセプトで「easy(簡単)」「move(移動する)」「mi(三重交通」を組み合わせた名称らしい。
車体横側に利用できるICカードの一覧を表示


 バス乗車口にある読取り機も「ピタッとふれてください」と書かれたPiTaPa仕様である。
 車内でチャージできるのはemicaのみで、他の交通系ICカードは支払のみが可能であることがアナウンスされていた。この点、モバイルSuicaなら車内でもチャージできるので残高不足の心配も不要だ。
読取り機「ピタッとふれてください」


■履歴表示は「三重交通」

 読取り機にタッチして料金を精算後、バスを降りたらさっそくモバイルSuicaアプリの履歴表示を確認してみる。
 種別は「バス等」で、事業者名は「三重交通」と表記されていた。バスでは「名市バス」「名鉄バス」のように事業者名が表示されるので予想通りではある。
モバイルSuicaアプリのSF(電子マネー)利用履歴は「三重交通」と表示


 三重交通のバスは、伊勢神宮への参拝や鈴鹿サーキットへの足として、県外の利用者が乗車することがありうるだろう。今回の三重交通の対応で、また1つ東海エリアにおけるモバイルSuicaの利便性が高まったことを素直に喜びたい。


【参考】

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Apple PayのSuicaを東海エリアで利用してみた

2017年03月12日 16時58分54秒 | おサイフケータイ

■ようやくFeliCa対応したiPhone

 iPhone 7/7 Plusのウリの1つは、言うまでもなくFeliCa対応である。SuicaやiD、QUICPayといった電子マネーサービスがiPhoneでもやっと利用できるようになった。
 振り返ってみれば自分はモバイルSuicaをiモードケータイの時代からTOICA/manacaエリアで10年以上利用していて、引継ぎを繰り返した結果、現在はメイン機のGalaxy S7 edge SC-02Hに設定している。これを引っ越すことも考えたのだが、再度Android端末に戻すには(2017/3/12の時点では)いったん退会する方法しかないので、iPhone用にSuicaアプリでSuicaを新規発行することにした。
SuicaアプリでSuicaを発行


 Apple Payに追加された1枚目のSuicaは、TouchIDで認証しなくても自動改札の通過や電子マネーの決済ができるエクスプレスカードに設定される。「設定」から「WalletとApple Pay」のメニューを開くとエクスプレスカードに設定されているSuicaを確認したり変更したりすることが可能だ。ちなみに、このエクスプレスカードとJR東海エクスプレス・カードとは何の関係もないのだが、こうした同分野での名称のバッティングは得てして起こってしまうのものなのか。
エクスプレスカードに設定してTouch IDなしで利用可能に


■WalletアプリとSuicaアプリを使い分け

 さっそくApple Payに設定したSuicaで名古屋界隈の電車やバスに乗ってみよう。このエリアで全国相互利用サービスに対応しているIC乗車券は、JR東海の「TOICA」、株式会社名古屋交通開発機構と株式会社エムアイシーが発行し名鉄や名古屋市交通局の地下鉄とバスなどに乗車できる「manaca」、それに近鉄名古屋線がエリアに含まれるスルッとKANSAI協議会が発行する「PiTaPa」、さらには三重交通のバスに乗車できるICカード「emica」の4種類がある。
 TOICA改札にAndroidスマートフォンと同様に背面をあわせるイメージで自動改札機の読み取り部分へかざしてみたところ問題なく認識された。その際、画面にWalletアプリからSuicaカードの画像と残額が表示されるのはAndroid版とは異なる挙動だ。
TOICA改札をApple PayのSuicaで通過


 改札内にいる間はロック画面やWalletアプリのTOP画面に「交通機関(移動中)」と表示される。「押してさらに表示」とは思わせぶりだが、タップして開いてもこれ以上の情報はない。ちょっと間抜け感はあるけれど、Android版ではそもそも入場中かどうかを確認する画面はないのでこういう仕様は親切だと思う。
改札内での表示は交通機関(移動中)


 電車を降りて改札を出ると直前の利用明細が表示された。「名古屋駅 → ナゴヤドーム前矢田駅」と長い駅名も一切の省略のない完全表記であることに注目したい。
改札を出ると直前の利用明細が通知される


 Suicaの利用明細はSuicaアプリではなく、Walletアプリから確認することになる。Walletアプリを起動して明細を見るSuicaカードを選択した上で、画面右下の丸で囲まれたiマークをタップする。この操作は少しわかりにくい。
WalletアプリでSuicaを選択して右下の「i」アイコンをタップ


 すると「最近のご利用明細」として履歴が表示される。
 細かい指摘をすると、名古屋 → 米野間は近鉄名古屋線で正しい駅名は「近鉄名古屋」だが区別されてはいない。
Walletアプリの利用明細:近鉄名古屋駅に注目


 また、バスの場合は「交通機関」と表示されるものの利用区間に替わって電子マネー支払いと同じように決済場所が表示される。利用区間は名古屋ガイドウエイバスのナゴヤドーム前矢田 → 大曽根間なので降車地・大曽根駅近辺の地点名「愛知県名古屋市東区」が記されている。
Walletアプリの利用明細:バス利用の明細に注目


 一方、SuicaアプリにはAndroid版モバイルSuicaと同様のSF利用の履歴確認画面があるが、こちらへのデータ反映は利用日の翌日まで待たねばならない。
SF利用履歴が確認できるのは翌日以降


 この画面はAndroid版と同じくJC名古屋やTP市地金、SU米野というような事業者名の略称と短縮形の駅名で表記されている。JR東海、名鉄、名古屋市営地下鉄、名古屋ガイドウエイバス、それにPiTaPaエリアの近鉄まですべて同じ表記だ。
SF(電子マネー)利用履歴は従前のモバイルSuicaアプリと同様のレイアウト


 チャージ画面も見ておこう。Walletアプリからもチャージできるが、今回はSuicaアプリからチャージしてみた。
 トップ画面で「入金(チャージ)」と書かれたボタンを押すと、入金額を選択する画面が表示される。Android版では10,000円もワンタッチで選択できるのに比べると、Suicaアプリでは「その他」のリストから選択する手間が1つ多いか。
チャージはSuicaアプリから金額を選択する


 続いて支払い方法を選択する。Suicaアプリに設定したクレジットカードかApple Payに設定したクレジットカードのいずれでも支払い可能だ。画面の下半分だけで縮こまった感じで支払いが済んでいくのには若干の不安を覚えなくもないところ。
クレジットカードかApple Payを選択


■間口は広いが機能は同等ではないApple Pay版Suica

 AndroidスマートフォンでのモバイルSuicaサービス開始から遅れること5年、iモードケータイまで遡れば10年遅れて、ようやくiPhoneで電車に乗れるようになった。
 とはいうものの、Apple PayのSuicaでは東海道・山陽新幹線のチケットレスサービスEX-ICとの連携はできないし、iPhoneがバッテリー切れになると利用できないというおサイフケータイからの「退化」仕様まで含んでのスタートだ。プラスチックカードからの移行方法を含めた初期設定作業が工夫されている点は評価するが、機能面で見れば基本的な部分に限って同等になったにすぎず、これまでiPhoneでできなかったことが1つ解消されたというのが正しい認識だろう。
 今のところ、Android版がメイン機のユーザなら無理をしてApple Pay版に乗り換えるメリットは少ないだろう。

 さんざん苦言は呈したが、自分としてはApple PayのSuicaでも東海エリアの利用記録を刻むことができて満足である。
 このApple Payの仕組みを使えば、TOICAやmanacaのApple Pay版が比較的簡単に提供できる…なんてことはないのかな?


【参考】

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dポイントカードのおサイフケータイ対応をローソンで体感してきた

2016年06月11日 01時02分50秒 | おサイフケータイ

■モバイルdポイントカードがおサイフケータイに対応

 2016/6/10、dポイントクラブアプリが更新され、モバイルdポイントカードの機能がおサイフケータイに対応した。これにより、ローソンとナチュラルローソンではおサイフケータイをかざすだけでdポイントが自動的に貯まるようになった。
 これまでもPontaポイントであれば、ローソンアプリに同等の機能モバイルPontaカードがあり、電子マネーでの決済とポイントを貯めることの両方がおサイフケータイをかざすワンアクションで可能だった。しかし、dポイントを貯めるにはプラスチックのカードまたはdポイントクラブアプリの画面に表示されたバーコードをわざわざ提示して、店員にバーコードスキャナで読み取ってもらう必要があった。
 バージョン11.02.01.2(2015年冬モデル以降用アプリの場合)に更新されたdポイントクラブアプリを起動してみると、設定メニューに「おサイフケータイ設定」の項目が追加されている。
dポイントクラブアプリの更新でモバイルdポイントカードがおサイフケータイに対応 設定メニューに「おサイフケータイ設定」の文字が


 設定作業は簡単だ。dカードがdアカウントに利用登録されていれば、dアカウントでログインしておサイフケータイに設定するdポイント番号を確認するだけだ。この機能には、モバイルPontaカードと同じく「かざすフォルダ」サービスが利用されている。
おサイフケータイ設定「さっそく設定する」 dポイントカード番号をおサイフケータイに設定


 あっという間に「dポイントカードをおサイフケータイに設定しました。」と完了画面が表示された。
 なおdポイントカードとモバイルPontaの両方をおサイフケータイに設定している場合、ローソンではモバイルPontaが優先されるようだ。ということであれば、2011年以来お世話になってきたモバイルPontaカードだが、もう用はない。忘れないうちに、おサイフケータイアプリからかざすフォルダを直接開いて削除しておこう。
dポイントカードにおサイフケータイを設定しました かざすフォルダからローソンモバイルPontaを削除


■「ポイントカードはお持ちですか?」には「ないです」と答えよう

 さっそくローソンに立ち寄って試してみた。
 レジでの決済時にはちょっとしたコツがある。
 「ポイントカードはお持ちですか?」という声かけに、「おサイフケータイで」と答えると、店員氏はポイントカードの読取り操作をしてしまう。これでは手間が変わらない。
 この場面での正しい返答は「ないです」だ。
 購入する商品をスキャンしてもらったあと、会計時に初めて「おサイフケータイで」と告げてカードリーダライタにおサイフケータイ対応のスマートフォンを置く。利用する電子マネーを選ぶと、ローソンの優秀なレジは自動的にポイントカードをピピッと読み取った上で決済を完了してくれるのだ。
 だまし討ちのような形になってしまう店員氏には申し訳ないが、このやりとりの方が早い。
おサイフケータイをかざすためのローソンのカードリーダライタ モバイルdポイントカードをかざしID決済で購入したマチカフェ アイスカフェラテ


 dポイントクラブアプリには画面にポイントカードのバーコードを表示する機能があるのだが、アプリの起動と画面の切替えに一定の時間がかかり、場合によってはdアカウントへのログイン操作が求められることもあって、店頭で使うには少々神経をすり減らすものだった。
 プラスチックカードの読取りに一定のニーズがあることを否定はしないが、せっかくおサイフケータイ対応のスマートフォンで電子マネー決済をするのであれば、ポイントカードをわざわざ財布から出したり、アプリを起動したりといった余計な手間はない方がいい。
 dポイントカードの訴求が必要であれば、ローソンレジの大きな画面に「dポイントカードを読取りました。ポイントが貯まります」と表示すれば、レジに並ぶ他の客の目にも留まるだろう。

 今回のモバイルdポイントカードのおサイフケータイ対応で、スマホだけでdポイントが貯まるようになり、ローソンを選ぶ理由が1つ増えた。
モバイルdポイントカードのおサイフケータイ対応でローソンが使いやすくなった


■新しい電子決済端末でもdポイントカード自動読取りは可能だが… (2017/3/6追記)

 ローソンのレジに設置されている電子マネー決済端末が2016年12月以降更新されている。
 これまでは決済端末が利用可能な電子マネーを自動的に読み取って表示し、お客の側でその中からブランドを選択することができたのだが、今後は店員氏に利用する電子マネーブランドをあらかじめ告げる必要がある。カード型の電子マネーなら外観デザインで判別可能なので、もしかすると店員氏が設定してくれるかもしれないが、iPhone 7/7 Plusを含めたスマートフォンやケータイで決済する場合は必ず申告が必要になる。私はこの変化を「選択不要になった」ではなく「選択できなくなった」という退化だと感じている。
利用可能な電子マネーブランドを自動的に読み取り、お客が選択可能だった旧端末


 なお、モバイルdポイントカード(おサイフケータイ)を自動的に読み取る機能が継続して搭載されていることは確認した。
 手順は同じで、店員氏の「ポイントカードはお持ちですか」という質問に「ないです」と答える。そして、「iDで支払います」と決済方法を指定すればよい。iPhone 7/7 Plusでの決済を考慮したと思われる手前の台座を避けて、横からGalaxy S7 edgeを差し込むようにリーダにかざすと「ピポ!」という新しいdポイントカード専用読取り音のあと、続けて電子マネーの決済音が鳴る。
 この流れだけは、相変わらず快適だ。
ローソン新決済端末でのスマホ決済



【参考】

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リニモにモバイルSuicaで乗車してきた

2016年03月13日 23時51分45秒 | おサイフケータイ

■リニモでmanacaサービスが開始

 名古屋エリアのIC乗車券manacaに5年ぶりに利用できる交通事業者が追加された。名古屋市東部でリニモ(Linimo)を運行する愛知高速交通株式会社である。これまで乗車券以外では専用の磁気乗車券「リニモカード」を採用していたが、2016/3/12からmanacaサービスが開始された。あわせて交通系ICカードによる全国相互利用サービスにも対応している。
リニモで平成28年3月12日からICカードmanacaが使えます!! リニモ専用のmanacaご利用ガイドも作成


 2005年の愛・地球博(愛知万博)にあわせて開通したリニモは正式には東部丘陵線という名称で、藤が丘駅(名古屋市名東区)から長久手市内を横断し八草駅(豊田市)までの8.9kmを磁気浮上式リニアモーターカーで17分で結ぶ。今回は市営地下鉄東山線の藤が丘駅からリニモに乗り換え、途中下車をしながら八草まで乗り通すことにした。
リニモ(東部丘陵線)の路線図


 藤が丘駅でモバイルSuicaアプリ設定済みのXperia Z5 Compact SO-02Hをリニモの自動改札機にかざすとピッという読取音とともに正常に改札が通過できた。これでリニモも紙の乗車券を買うことなく利用できる。
 なお、愛・地球博記念公園駅の改札内に設置されていたICカードチャージ機はICカードの読取り部分がトレー式になっていたのでモバイルSuica設定済みのスマートフォンや携帯電話に現金チャージすることも物理的にはできそうだ。
リニモのICカード対応自動改札 改札内のチャージ機はICカード部分がトレー式


■接続する愛知環状鉄道線はICカード未対応

 リニモの東側の終点・八草駅では愛知環状鉄道線が接続している。第三セクターの愛知環状鉄道株式会社が運行し、岡崎駅(愛知県岡崎市)から豊田市と瀬戸市を経て高蔵寺駅(愛知県春日井市)までの45.3kmを結ぶ路線だが、残念ながらICカード乗車券には未対応だ。
八草で接続する愛知環状鉄道2000系電車 愛知環状鉄道はICカード未対応


■モバイルSuicaアプリの乗車履歴画面に駅名が表示されない

 さっそく、モバイルSuicaアプリに記録された乗車履歴を確認してみよう。
 …と、いきり立ってみたが、乗車した2016/3/13時点ではモバイルSuicaの利用履歴画面でリニモの駅名が****と表示されている。まだデータベースが更新されていないのだろうか。
 サービス開始2日目である2016/3/13時点ではモバイルSuicaによる乗車体験はできたものの、アプリの乗車履歴画面で駅名表示が確認できず、自分としては拍子抜けした結果になってしまった。今回の乗車区間は藤が丘→愛・地球博記念公園と愛・地球博記念公園→八草なのだが、おそらくはモバイルSuica側のデータベースが更新されることで駅名が表示されるようになるのではないかと思う。今後、定期的に履歴画面にアクセスして結果を確認するつもりだ。
2016/3/13現在、モバイルSuicaの乗車履歴画面では駅名が****で表示されている 愛知高速交通100形電車



■【2016/10/15追記】駅名が正しく表示されるようになっていた

 改めてモバイルSuicaでリニモに乗車してみたところ、いつの間にか利用履歴画面に駅名が表示されるようになっていた。
 藤が丘駅は「TPリ藤が」、愛・地球博記念公園が「TP記念公」、陶磁資料館が「TP陶磁資」、八草は「TPリ八草」と表示される。ルールを推察すると他のmanaca事業者と同様にトランパスを意味する「TP」を頭に付けて、さらに他の路線が乗り入れる駅にはリニモの「リ」を付加した上で、駅名を2文字または3文字繋げている。
リニモの自動改札にGalaxy S7 edgeをかさず 履歴に「TPリ藤が」「TP記念公」「TP陶磁資」「TPリ八草」



【参考】

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関西エリアの電車にモバイルSuicaで乗車してきた

2016年02月21日 22時39分20秒 | おサイフケータイ

■PiTaPaとICOCA

 このほど関西に出かける機会があったので、モバイルSuicaで京都、大阪、神戸周辺のいくつかの鉄道事業者の路線を利用した。
 もっともJR西日本が発行するICOCAは2004/8/1から、スルッとKANSAI協議会が展開するPiTaPaは2013/3/23からそれぞれSuicaとの相互利用を開始しているので目新しいことは何もないのだが、個人的な記録の意味でモバイルSuicaアプリに記録された利用履歴を確認してみよう。
モバイルSuicaアプリで表示する関西エリアの鉄道事業者の乗車履歴 京阪七条駅のICカード乗車券専用改札


■PiTaPaエリアの履歴表示は短め表記

 利用履歴の利用場所に表記された略称はSUがPiTaPaエリア、JWがJR西日本(West Japan Railway Company)で一目瞭然だ。
 独特だと感じたのは梅田駅の扱いだ。SU梅田-SU三宮の乗車は阪神電車(車両は山陽電鉄車だったが)で、SU河原町-SU梅田は阪急電車に乗車している。2つの梅田駅は共同改札化されているわけではなく位置も少し離れているのだが。履歴表示上は区別されていない。これがmanacaエリアであれば「神梅田」「急梅田」などと事業者名を付けて表記するだろう。所変われば品変わる、である。
姫路行直通特急:山陽電鉄5030系電車(神戸三宮駅) 阪急9300系電車(河原町駅)

京阪2400系電車(京阪七条駅) JR西日本223系電車(三宮駅)


■モバイルSuicaが利用できない事業者も → 2016/4/1以降は可能に

 三宮からJR神戸線(東海道本線)に乗り換え明石まで足を伸ばし、せっかくなので日本標準時を刻む時計でも見に行こうかと駅前から神姫バスに乗ろうとした。
 乗車口には神姫バスが販売しているICカード乗車券NicoPaとPiTaPa、ICOCAのロゴが表示されていたのでSuicaも利用できると思い込み読取機にかざしたところ、警告音と共に「このカードはご利用できません」と表示された。帰宅後に調べてみると、NicoPa以外はPiTaPaとICOCAのみが使用可能とのことだ。阪神バスと阪急バスなどが導入しているhanicaも同じ仕様のようだ。地域の足であるバス事業者となるとコスト面から考えて全国相互利用サービスにすぐに参加するというのは難しいだろう。
 関西へのアプローチに利用した東海道新幹線のエクスプレス予約はスマートフォンからの予約画面がさらに洗練されてきた印象だ。

【2016/2/28追記】
 …と思ったら、スルッと KANSAI 協議会加盟のバス事業者 16 社が2016/4/1から交通系 IC カード全国相互利用サービスを開始することを2016/2/26に発表した。4/1以降は神姫バスの一般路線バスにもモバイルSuicaで乗車できそうだ。まったく、なんてタイミングだ!
神姫バスはICOCAとPiTaPaのみ利用可能 エクスプレス予約の予約完了画面


 カード型でないモバイルSuicaは利用履歴をどこでも簡単に確認できるのが魅力の一つだ。今後も機会を見つけて乗車記録を刻みたい。


【参考】

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あいの風とやま鉄道線にモバイルSuicaで乗車してきた

2015年09月21日 12時18分37秒 | おサイフケータイ
 2015年3月の北陸新幹線開業にともなってJR西日本から経営分離され継承された、いわゆる並行在来線のひとつ、富山県のあいの風とやま鉄道にモバイルSuicaで乗車記録を刻んできた。
富山駅の外観


 あいの風とやま鉄道株式会社が運行するあいの風とやま鉄道線は、旧JR北陸本線の金沢-直江津間のうち富山県内の倶利伽羅駅と市振駅間100.1kmを結ぶ路線で、JR西日本の富山ICOCAエリアとしてモバイルSuicaでの乗車が可能なのだ。同線の東西を接続するIRいしかわ鉄道えちごトキめき鉄道の路線ではIC乗車券が利用できない(2015年9月時点)のに比して突出した対応ぶりだ。
あいの風とやま鉄道線の路線図

【2018/5/11追記】
 2017年4月15日から、JR北陸線(大聖寺~金沢駅間)、IRいしかわ鉄道線、城端線(高岡~新高岡駅間)でICOCAサービスが開始された。
石川・富山ICOCAエリア



 北陸新幹線が停車する県庁所在地・富山市の富山駅で、あいの風とやま鉄道線は引き続きJR西日本が運行する高山本線と共通の改札口からホームに入場する。その改札口に設置された簡易ICOCA改札機にモバイルSuica設定済みのXperia Z3 Compactをかざすと認識音とともに残額が表示された。自動改札でも、もちろん無人駅でもなく駅係員が立つ有人改札なので「どうぞ」と促されて改札を抜ける。いつもと勝手が違って戸惑ってしまった。降車時に同様に出口用の改札機にモバイルSuica端末をかざせば精算が完了する。
 なお、富山駅にはカードをポケットに差し込むタイプのICOCA入金機が設置されているので手持ちのIC乗車券にチャージすることが可能だ。
富山駅の入場用簡易ICOCA改札機 富山駅に設置されているICOCA入金機


 ただし、IC乗車券で乗車できるのはあいの風とやま鉄道線内だけで、直通運転するIRいしかわ鉄道やえちごトキめき鉄道の駅まで乗り通すことはできない。さらにややこしいことに2社と接続する倶利伽羅駅と市振駅はあいの風とやま鉄道が管轄する駅ではないためIC乗車券の利用はできない。したがって、石動駅-越中宮崎駅間19駅相互の乗車だけが可能だ。
【2018/5/11追記】 2017年4月15日のICOCAエリア拡大にともない、IRいしかわ鉄道を経由してJR北陸線の大聖寺駅まで乗り通すことが可能になっている。


 また、富山地方鉄道が発行するIC乗車券ecomyca(えこまいか)富山ライトレールが発行するIC乗車券passca(パスカ)との相互利用はできない。また、接続するJR線及び万葉線はいずれもIC乗車券に対応していない。(2015年9月時点)
【2018/5/11追記】 2017年4月15日のICOCAエリア拡大にともない、JR城端線の新高岡-高岡間はICOCAエリアに含まれることになった。

 ただし、富山駅ではモバイルSuica特急券で北陸新幹線の利用が可能ではある。
あいの風とやま鉄道線のICOCA利用可能エリア


 乗車後にモバイルSuicaアプリで利用履歴を見ると、「AI富山」「AI小杉」と駅名の前に「あいの風とやま鉄道」を意味する(と思われる)英文字が付与された記録が確認できた。なるほどAIか。
IRいしかわ鉄道521系電車 モバイルSuicaの利用履歴。略称は「AI」


 なかなかにレアな乗車記録をモバイルSuicaに刻むことができて、自己満足に浸るシルバーウイークである。  

 
【参考】

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豊橋鉄道にモバイルSuicaでの乗車記録を刻む約束を果たしてきた

2013年09月26日 23時20分27秒 | おサイフケータイ
 SuicaやTOICA、manacaなど全国10のIC乗車券が相互に利用できるようになった2013/03/23にmanacaエリアの事業者路線にモバイルSuicaで乗車して履歴を刻んだことは以前のエントリーで記した。



 この日は名古屋鉄道や名古屋市交通局はもとより、名古屋臨海高速鉄道(あおなみ線)から名古屋ガイドウェイバスに至るまでほとんどのmanaca参加事業者の路線に乗ったのだが、地理的事情から一社だけ積み残しがあった。愛知県東部の中核都市・豊橋市に本社を置く豊橋鉄道株式会社(豊鉄)だ。
 過日の失礼をお詫びするとともに欠けていたピースを埋めるべく、本日2013/9/26、豊橋に向かった次第である。

 いつもの通りモバイルSuicaアプリの利用履歴を見ながら、乗車順と逆に追っていこう。
モバイルSuicaの利用履歴


 「TP新豊橋」はJR東海及び名古屋鉄道の豊橋駅に隣接する豊橋鉄道渥美線の起点駅・新豊橋駅で、「TP愛知大」は同じく渥美線の愛知大学前駅を指している。渥美線は新豊橋駅を含めて自動改札機は設置されておらず、manacaなどIC乗車券は簡易改札機に端末をかざして乗車し、下車駅でも同様に簡易改札機にかざす方式だった。
豊橋鉄道1800系電車 manacaの簡易改札機


 「バス等豊鉄トラム」と表示されているのは、路面電車の市内線(東田本線)への乗車記録である。市内線の運賃は乗車区間に関わらず1乗車大人150円(乗車日時点)であり、乗車時に運賃箱に併設されたカードリーダーに端末をかざして乗車した。
豊橋鉄道モ780形 IC乗車券リーダー


 このほか、豊橋鉄道グループには路線バス等を運行する豊鉄バス株式会社もあるが、現時点ではバスでのIC乗車券の利用はできない。

 さて、せっかく豊橋まで来たのだから、名物を食さないわけにはいかない。
 豊橋名物といえば、最近は豊橋カレーうどんだろう。通常のカレーうどんの下にとろろとご飯が入った独特の構成だ。市内線や渥美線で行ける範囲に沢山の店舗があるのもありがたい。
豊橋カレーうどん


 というわけで、豊橋鉄道様、半年遅れましたがモバイルSuicaで利用履歴を刻ませていただきました。また、お伺いします。
豊橋鉄道市内線営業所


【参考】

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モバイルSuicaで静岡地区の乗車記録を刻んでみた

2013年07月18日 23時43分34秒 | おサイフケータイ
 このほど静岡市に出かける機会があり、モバイルSuicaで静岡地区の鉄道やバスに乗車したので、その結果を記録しておく。まずは前回のmanacaエリアでの乗車と同様に、Android版モバイルSuicaアプリに刻まれた利用記録を見てみよう。
静岡地区でのSF(電子マネー利用履歴)


 今回の目玉は、SUで始まる駅名が記録されている静岡鉄道(静鉄)だ。
 SU新静岡やSU新清水、SU長沼、SU草薙はいずれも静岡鉄道静岡清水線の駅であり、SUは「スルッとKANSAI」に由来する略称でPiTaPaエリアであることを示している。東海と関東に挟まれた静岡の地で関西圏を中心とするPiTaPaエリアが展開されているのは違和感があるが、静岡鉄道の自社ICカード「LuLuCa」エリアにおいては、2007年9月からPiTaPaの利用が可能になっている。ただし、LuLuCa自身は2013年3月からの交通系ICカード全国相互利用には含まれておらず、PiTaPaを含めた他のエリアでは利用できない仕様だ。
 新清水駅の自動改札機には「ピタッとふれてください」と優しい言葉で案内が表示されていたのが目を引いた。
静岡鉄道(静鉄)の1000系電車 静鉄新清水駅の自動改札機


 JCは言うまでもなくJR東海である。
 静岡県を東西に貫く東海道本線は、JR東日本との境界駅である熱海駅の1駅手前の函南駅まで全駅がTOICAエリアとして整備されている。その気になれば、函南駅から静岡、浜松、名古屋、岐阜、大垣を経由して関ヶ原駅まで1枚のICカードで乗り通すことが可能だ。運賃は5,250円、所要時間は約5時間と言ったところか。
 「SJL」と記されているのは、静岡鉄道のバス事業が分社化されたしずてつジャストラインのバスへの乗車記録だ。Webサイトで確認する限り、しずてつジャストラインのバスも主要な路線でICカードに対応している。また、市内の短距離乗車には100円均一区間が設定されているのも嬉しい。
313系で運行するJR東海の興津行普通電車 静鉄ジャストラインのバス


 静岡までのアプローチには東海道新幹線を利用したので、久しぶりにEX予約(エクスプレス予約)のお世話になることになった。
 EX予約はスマートフォン向けの画面が2011/7/23からモバイルSuicaのスマートフォン向けサービスと同時に提供されたことでようやくまともに利用できるようになった。

EX予約のスマートフォン向け画面 EX予約の列車選択画面


 モバイルSuicaで利用登録してあるEX-ICサービスからチケットを予約しておけば、在来線と同じようにスマートフォンを新幹線改札にかざすとチケットレスで新幹線に乗車できる。もっともEX予約においては「ICご利用票」が発券されるので厳密な意味では紙が存在するのが玉にキズではある。
ELUGA Xを東海道新幹線の自動改札にかざす モバイルSuicaとEX予約を連携


 静岡と言えば、ご当地マチキャラの「しみずきんちゃん」に出会える地でもある。
 私は2010年2月に出会っているので新たな配信はなかったのだが、せっかくなのでしみずきんちゃんをダウンロードし直してマチキャラに設定してみた。しゃべってキャラにこそ対応していないが、iモードケータイ同様にスマートフォンでもホーム画面全体を元気に動き回ってくれる。
ご当地マチキャラのしみずきんちゃん ホーム画面を走る回る、しみずきんちゃん


 そのまま、清水港まで足を伸ばして美味しい海の幸をいただいたのは別の話…。
清水港の魚市場で食べたマグロ丼


 見知らぬ土地で、JR線だけでなく私鉄やバスに至るまで普段使いのモバイルSuicaで乗り降りできることで行動範囲は大きく広がる。今後も機会を見つけて、乗車記録を刻みたい。


【参考】

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ELUGA Xの故障修理で各種電子マネーを再発行した

2013年05月19日 21時24分12秒 | おサイフケータイ
 修理に至った今回のELUGA Xの損傷は、画面の大部分に亀裂が入ったばかりではなく通信機器としては動作しているのにタッチパネルの損傷により操作が一切できないという致命的なものだった。そのため、ELUGA Xに登録済みの電子マネーを機種変更時のような操作で移行することが一切できず、目の前にあるのに手出しできない隔靴掻痒な状態に陥った。

タッチパネルの故障により電子マネー移行操作が不能に


 故障発生時点で私がELUGA Xに登録していた電子マネーは、iDモバイルSuica、それにモバイルWAONの3つ。端末を紛失したわけではないので不正に使用される危険性はないが、チャージした残額は取り戻したいし修理後の端末でも引き続き利用したい。
 今回、前出3種の電子マネーについて残高を移行し再発行の手続きを行ったのでその過程を記録しておく。どなたかの参考になれば幸いだ。ただし、故障ではなく紛失や盗難などの場合は警察への届けなどの手続きが別途必要と思われるのでご留意願いたい。


 まず、iDについて見ていこう。iDにDCMXカードを登録してメインの決済手段として利用しているのだが、故障判定のためにELUGA Xを持ち込んだドコモショップで引き続きiDを利用するための手続きを相談したところ、すぐにiDの再発行依頼を発行してもらえた。DCMXセンターやDCMXゴールドデスクでも再発行依頼の手続きはできる。とはいうものの再発行依頼の段階であり、実際に再発行が出来るのはメールの受信後となる。

ドコモショップでiD再発行を依頼


 再発行依頼からきっかり1週間後、登録してあるspモードのメールアドレスに「再発行完了通知」が届き、改めてiDアプリからクレジットカード情報を登録することで再びiDが利用可能になった。ただし、iDの会員番号が変更になっているようなのでキャンペーンの期間中などに再発行を行うとキャンペーン応募にかかる利用実績の引き継ぎができないかもしれない。

1週間後に再発行完了通知がメールで到着 カード情報を再度設定すれば完了


 次にモバイルSuicaだ。再発行に手数料500円が必要だが、定期券はすぐに復活できるし電子マネーの残高も翌朝には戻るスピーディーな対応。修理完了までメインの決済手段として利用していた。
 モバイルSuicaコールセンターまたはWebサイトから再発行登録の手続きを行うと、以前の端末のモバイルSuicaが即時使用停止になる。

JR東日本のWebサイトから再発行を登録


 次に、新しい端末でモバイルSuicaアプリを起動し「再発行や機種変更」の方を選択して、登録済みのメールアドレスとパスワードを入力する。ここまでの操作は機種変更時と同じだが、クレジットカード情報の再登録画面で「再発行に際しては…」で注意書きが始まり、再発行プロセスに入っていることが確認できる。

モバイルSuicaアプリを起動し「再発行や機種変更の方」を選択 クレジットカード情報の再登録が必要


 次のステップで実際に再発行処理が行われ、手数料500円も徴収される。定期券はすぐに利用可能になるようだが、SF(電子マネー)の残額を戻すには翌朝5時以降に再度ログインして操作が必要になる。
 試しにアプリを再度起動してみたところ、モバイルSuica定期券は利用していないので確認できないが、たしかに残額が0円と表示されていて移行は完了していない。

再発行の注意事項。手数料500円が必要 翌朝5時まで残額は戻らない


 翌朝、改めてモバイルSuicaアプリを起動してログインすると、SF(電子マネー)移行画面が表示され、無事残額が返ってきた。利用履歴を見ると「紛再」と表示されているが残額は減っていない。再発行手数料は電子マネーからではなくクレジットカードから別途決済されたようだ。

翌朝5時以降にログインするとSF(電子マネー)の移行操作が可能に 電子マネーの移行が完了



 最後にモバイルWAONだ。
 モバイルWAONの再発行手続きは「WAONを紛失・盗難・破損したときは」に分類され、イオンクレジットサービスコールセンターが窓口になる。再発行といっても、新しくモバイルWAONの利用登録を行った上で旧WAON番号を紐付けて残額を戻すというやり方だ。
 修理完了後の端末でモバイルWAONアプリを起動し、お客様メニューから「モバイルWAON再発行」→「モバイルWAON再発行申請」をタップする。

お客様メニューの「モバイルWAON再発行」をタップ モバイルWAON再発行申請


 コールセンターに電話すると本人確認の上で、旧WAON番号を教えてもらえるのでこれを入力する。ただ、コールセンターとのやりとりでモバイルWAONアプリに入力作業を行うので、次に利用する端末(修理完了品を含む)にアプリをインストールし起動できる状態にしてから電話をかけた方がよい。
 再発行申請から10日後に、残額を移行する「再発行反映」の操作を行うことができるとのことだが、反映を行っていない状態でも新規にWAONチャージを行い決済することは可能。

旧WAON番号や登録情報を入力 10日後に再発行が反映される


【2013/5/27 追記】
 再発行申請からちょうど10日後。
 「再発行反映」をタップすると、センターにWAON残高とWAONポイントの預かりが存在し、ダウンロードできる旨の表示に変わった。これで、旧WAONのWAON残高とWAONポイントが新しいWAONに紐付けされて返ってくる。利用履歴で確認したところ、たしかに「WAON再発行」の文字が確認できた。WAONについては、再発行手数料等は発生しない。

WAON残高及びWAONポイントのダウンロードが可能に 利用履歴でWAONの再発行を確認



 おサイフケータイの電子マネー再発行手続きの第一の関門は、「修理になるか」それとも「全損や紛失・盗難で端末が入れ替わるのか」を確定させる必要があることだ。修理であればデータやインストールしたアプリがそのまま残り、修理完了後にそのまま利用できる可能性があることから、全損であるか否かが未確定の状態での再発行はできないとモバイルWAONの手続きを問い合わせたコールセンターでは説明を受け、実際のモバイルWAONの再発行申請は修理完了後にずれ込んでしまった。
 今回の場合、ドコモショップの受付担当者からは結果として基板交換になる可能性が高いものの、店頭での診断ではあくまで画面表示部およびタッチパネルの損傷であり「全損ではなく修理可能」という判定になるとの説明を受けた。その意味では「ケータイ補償お届けサービス」では端末自体がリフレッシュ品と交換されるので、こうしたタイムラグが少ないこともメリットの1つだ。

 会員証等店頭での手続きが必要なものは一部未処理だが、ELUGA Xの修理完了とともに電子マネー生活がようやく復活した。やっぱり、便利だな、これ。

およそ復活したELUGA Xのおサイフケータイサービス一覧 電子マネー決済はやっぱり便利



【参考】

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