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HUAWEI P20 Pro HW-01Kに3回目のアップデート。一時中断後再開されるも経緯は闇の中

■3回目のアップデートは即日中断に

 HUAWEI P20 Pro HW-01Kに発売以来3回目のソフトウェア更新が開始されたのは2018/10/9だった。アップデートの開始はお昼に確認していたが、ブログに使う写真を撮りながら作業しようと夜まで適用を見送ることにした。
 だが、帰宅後に私が見たのは、製品アップデートの提供を一時見合わせておりますという無情な一文。率直に言って残念な品質だ。
製品アップデートの提供を一時見合わせております


■内容が変更されて提供再開

 中断から沈黙が続くこと21日。アップデートもまた、2018/10/30に静かに再開されていた。
 まれにGoogle Chromeで作成したWebページのショートカットが消える事象の改善と設定メニューのセキュリティパッチレベルの更新が変更点としてドコモWebサイトに記載されているが、当初2018年9月だったセキュリティパッチレベルが2018年10月版に最新化されている。それでも、更新開始日は「2018/10/9」のままで、今見てみるとアップデートの一時中断などなかったかのようだ。
改善される事象の変更点


 痕跡が残るのは、ソフトウェアバージョンを確認できるように過去のビルド番号の履歴だけだ。発売時点のビルド番号が18051804で、2018/7/10のソフトウェア更新で18070902に、2018/7/25のソフトウェア更新18072502に上がっていた。再開後の更新では18101902になっているので、間の18091802が一時中断となったビルド番号である。
 ネットの書き込みを検索してみると、中断されたビルドではディスプレイ上部のステータスアイコンのうち、「HD」の表記で鎮座する「VoLTE(HD)・VoLTE(HD+)対応エリア」アイコンが表示されなかったようだが、再開後のビルド番号28101902では表示が復活しているとのこと。ただ、提供が中断されたビルドでの不具合を訴えるような書き込みは見つけられなかった。
過去の(バージョン番号)ビルド番号の記載欄

 
 記録として、2回目のアップデートとの前後でビルド番号などを、端末情報のメニューから比べておこう。
 ビルド番号は前述のとおり18072502から18101902に、カーネルバージョンに含まれる日付は中国標準時(CST)で2018/7/17から2018/10/17に進んでいる。ベースバンドバージョンは変わらず、Androidセキュリティパッチの日付は2018/7/1から2018/10/1になっている。
<アップデート前後の端末情報の比較


 端末の販売元であるドコモからは、中断の際も再開にあたっても、何の説明もない不義理が続いている。近年は端末の利用期間が長くなり、キャリア端末ならではの丁寧なサポートが求められていると思うのだが、ここ最近のドコモはこうした情報提供が不足しているどころか皆無に近い。
 ドコモが提供する製品とサービスの印象まで悪くなるような、昨今の状況には強い不満を抱いている。


【参考】

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