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At First

AUKEY オーディオレシーバー BR-C8でインターナビをワイヤレス化する

■2009年モデルのインターナビでAmanekチャンネルを楽しみたい

 Amanek(アマネク)チャンネルという放送サービスがある。
 地上アナログテレビ放送終了にともない空いた周波数帯を利用した放送サービスi-dio(アイディオ)で提供されるサービスの1つで邦楽・洋楽のさまざまな曲が常時オンエアされている。専用受信機を使って電波で受信できるエリアは限定的だが、スマホ用の聴取アプリが提供されており無料で聴くことができる。このAmanekチャンネルを車のスピーカーから聴こうとBluetoothオーディオレシーバーを購入した。
 年代的にやむを得ないのだが、我が家のホンダ インサイト(ZE2・2009年モデル)に装着されているメーカーオプションのHONDA HDDインターナビ(タッチパネルタイプ)はBluetoothオーディオに対応していない。

■AUKEYの車載レシーバーを購入

 今回購入したのは、AUKEY(オーキー)のBluetoothオーディオレシーバー BR-C8だ。スマホとの接続はBluetoothでカーナビとの接続はAUXケーブルで有線接続する。Amazonでの購入価格は3,699円。
 コンパクトなパッケージの中身は、シガーソケットに接続する3ポートUSBカーチャージャーとレシーバー本体、それにダッシュボードなどへの貼り付けに使う粘着性ゲルパッドが予備を含めて2枚と各国語の取扱説明書だ。
AUKEY BR-C8の内容物


 我が家のインサイトには赤白黄のケーブルを繋ぐRCA端子がビデオ入力として用意されている。これまで一度も使う機会がなく納車から9年が経とうとしていたが、ついに陽の目を見る時が来た。もっともBR-C8のAUX出力端子は3.5mmのステレオミニプラグ(オス)であるため、これをRCA(オス)に変換する20cm長のケーブルをあわせて購入している。
 また、レシーバー本体には曲送りや電話の受ける/切る、リダイヤルを行うためのコントロールボタンもあるが、ハンズフリー通話を含めてこの機能を利用するつもりはないのでコンソールボックスにケーブルと一緒に押し込んでいる。
インサイトZE-2にAUKEY BR-C8を接続


 iPhone 8のBluetoothをONにするとAUKEY BR-C8の名前でレシーバーが検出された。接続作業は簡単でパスコードを入力することもなかった。
iPhone 8からBluetooth接続


 インターナビ側はAUDIOのソースとして「ビデオ」を選ぶだけだ。無音状態で既にノイズが乗っていることがわかるが、騒がしい車の中で聴く限りでは気にするほどではないというのが私の印象だ。また、この手のレシーバーには音量が極端に小さくボリュームを最大にしないと聞こえない事象がありがちだが、手元の環境ではAmanekチャンネルに限っては他のAUDIOソースと同等の音量で問題ない。音質も必要十分である。
インターナビのAUDIO SOURCEは「ビデオ」を選択



■Amanekチャンネルアプリの使い勝手は

 Amanekチャンネルアプリでは、画面に放送中の曲名、アーティスト名とジャケットが表示される(一部例外あり)。それぞれの曲の終わりはフェードアウトされ、完全なフルコーラスではないが十分に楽しめる。AmanekチャンネルにはGPSで取得した現在地に基づく気象情報や気象警戒情報が15分に1回の頻度で合成音声の読み上げで提供されるほか、ナビゲーターと呼ぶパーソナリティが案内する番組も一部ある。曲名などが自動的に履歴としてアプリに保存されていて車を降りてから確認できるのも便利だ。ちなみに1時間聴取した場合のデータ通信量の目安は約100~150MBとのこと。
 留意点としては、エンジンを止めて車を降りるとAmanekチャンネルアプリは音声出力のみ待機状態になって起動したまま位置情報の取得を続けること、Bluetoothをいったんオフにした場合はBR-C8への再度接続の操作が必要になること、またインターナビ側の仕様でサイドブレーキを掛けるとナビの画面が外部入力ビデオを表示しようとして黒い画面に切り替わってしまうことなどが挙げられる。
 今回はiPhoneを接続しているがAndroid用のアプリも提供されている。
Amanekチャンネル名古屋を受信


 このレシーバーで、ミュージックアプリやポッドキャストアプリからの音声も出力可能になり、車内のオーディオ環境が少しだけアップデートされた。

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