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インターナビ・3Gプランが2020年7月末で提供終了

■ワイモバイルからの「大切なお知らせ」


【2020/4/18追記】 終了日が2021/1/31に延期 →延長されていませんでした
Webサイトには「新型コロナウィルスの感染拡大によって携帯電話への移行手続きが困難になっている事情などを受けて、全国の医療機関をはじめとするお客さまから延期のご要望を多くいただいている状況に鑑みて決定したものです。」と記載されており、PHS端末のサービス終了延期にともない、インターナビ・3Gプランの終了日も延期になったものとみられる。
【2021/1/31追記訂正】改めてWebサイトを確認したところ、インターナビ・3Gプランなどワイモバイルが提供していたカーナビ専用サービスは、終了が延長されることなく2020/7/31で提供が終了していたようだ。誤記載、申し訳ありませんでした。

 ワイモバイルから封書が届いた。
 「ご利用のPHS向け料金プランは2020年7月末をもって終了します」と書かれているが、インターナビ用に契約している「インターナビ・3Gプラン」のことに違いない。でも、あれはPHSじゃなくて、ソフトバンクの3G回線を利用したサービスだからPHSサービス終了の影響は受けないんだ。旧ウィルコムのサービスでひとまとめに事務処理しやがって、これだからワイモバイルは…、とブツブツ言いながら封書を開けてみた。

「ワイモバイル」のPHS向け料金プラン提供終了のお知らせ


 結論から言えば、私も対象だった。
 「提供を終了する主な料金プラン」のリストを確認すると、インターナビ・3Gプランが対象に含まれている。このほか、新ウィルコム定額プラン、お知らせ窓センサー専用プランのほか、カーナビ使い放題プラン、カーナビ・ライトプランなど旧ウィルコム時代からのサービス名が軒並み列挙されていて、PHSも3Gも関係ないようだ。一気に整理してきた。

「提供を終了する主な料金プラン」に「インターナビ・3Gプラン」の名が!


■インターナビ専用の通信プラン

 インターナビ3Gプランは、ホンダのインターナビ対応のナビゲーション搭載車のうち、通信料金をホンダが負担するリンクアップフリーに非対応の機種にオプションで取り付ける専用通信機器インターナビ・データ通信USB(3G)でのみ利用できる料金プランだ。ソフトバンクの3G回線を利用し、通信料金は完全定額で毎月定額1,080円(税込)である。
 2011年10月に機器の発売に合わせてプランが提供され、私は同年12月に購入している。途中に中断期間もあったが、都合5年半ほど使っている。車載器専用でありデータ通信量も多くないことから、通信速度やエリアを論ずるような製品ではない。
 このプランがなくなりインターナビ・データ通信USBが使えなくなると、リンクアップフリー非対応のインターナビは容易に調達できる通信手段を失うことになる。代替手段としては、DUNプロファイルによるBluetoothテザリングが可能なスマートフォンやケータイか、インターナビのオプションであるUSBテザリング用の接続ケーブルが考えられるが、いずれも今から調達することは難しいだろう。

インターナビ・データ通信USB(3G)


 とは言え、私がこのプランを利用しているのは、まもなく車齢10年になろうという2009年型インサイトのインターナビであり、車のライフサイクルから見ても妥当なところ。同プランの新規受付は2018/3/31にすでに停止されていて、今から2年後の2020年7月にプラン提供が終了することに驚きはない。通信機能を失ったとしてもナビ単体での動作やFM波によるVICS受信など必要最低限の機能は引き続き利用できる。また、2011年11月以降に発売されたリンクアップフリー対応のインターナビは通信機器こそ同じだが今回のプラン提供終了の対象外と思われる。

2009年型インサイトのメーカーオプションHDDナビゲーション(タッチタイプ)

 封書には本件の問い合わせ先としてワイモバイルカーナビサポートデスクが掲載されているのみだが、ワイモバイルのWebサイト「PHS向け料金プランの終了について」ではスマートフォン・携帯電話への切替キャンペーンが案内されている。インターナビ・3Gプランの代替手段とはならないが、一見の価値はあるかも知れない。


【参考】

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