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GalaxyリペアコーナーでGalaxy S21 Ultra 5Gを即日修理した

Galaxyの店頭即日修理をドコモショップで

 Galaxy S21 Ultra 5G SC-52Bとお別れする前の出来事である。

 実はしばらくの期間、画面を傷つけた状態で利用していた。動作はもちろん日常の使用に支障が無かったのでそのままにしていたのだが、この状態ではリユース品として買い取ってもらう際に大幅な減額は免れない。
 そこで、サムスンがドコモショップ内に設置したGalaxyリペアコーナーでの店頭即日修理を行ってもらうことにした。2023年4月時点で名古屋地区では、ドコモショップ金山店のみで実施している。

 「即日修理」と言っても来店予約が必要である。
 事前にショップの来店予約サイトで「Galaxy限定 店舗修理」のメニューを選んで予約した。予約を元に部品の在庫やスタッフなどを事前に調整しているものと思われ、故障したからすぐにショップに飛び込んで即対応できる体制ではないのだろう。実際に店舗からは来店数日前に修理内容を確認する電話を受けている。

Galaxyリペアコーナーがあるドコモショップ金山店(名古屋市)

 予約した日時にドコモショップ金山店を訪れると、ショップのスタッフから用件の確認を受けた後、さっそくGalaxyリペアコーナーへ案内された。コーナーは店舗内の一角にあり、壁に囲まれたブースとカウンターで構成されていて、バックヤードのようなブースの中で修理作業を行うようだ。

Galaxyリペアコーナーの作業ブース


即日修理で出来ること出来ないこと

 カウンターでGalaxy Customer Serviceの担当氏から修理に関する詳細な説明を受けた。ポイントは以下の4点だ。

  1. これから端末の状況を確認し、申告のあった箇所以外にも故障箇所があれば全て修理を行う。→一部の故障箇所だけを修理することはしないという意味だ。
  2. ただし、基板交換が発生する修理には対応できないので、基板交換が必要な場合は修理を中止し返却する。→IMEIが変更になる修理は行わないようだ。
  3. Galaxy S21 Ultra 5Gはディスプレイとバッテリーが一体になっているので、今回ディスプレイを交換するとバッテリーが新品になる。→これは利用者には嬉しい「仕様」である。
  4. 端末をメンテナンスモードに切り替えた上で預かる。→メンテナンスモードは端末内の個人データにアクセスできなくなる特殊なモードで、解除には端末のロック解除が必要となる。これによりデータを初期化せずに修理を受け付けられるということだ。
  5. メンテナンスモード切り替え画面

     これらの内容に同意し、メンテナンスモードに切り替えたのを確認して、端末を預けショップをいったん後にする。


    5,500円で新品同様に生まれ変わったGalaxy

     1時間後に再度ショップを訪れて、修理結果の説明を受けた。
     申告したディプレイの傷以外には故障箇所はなく、ディスプレイの交換が行われた。事前説明の通りバッテリーも新品になっているとのことだ。もっとも「故障受付票兼完了報告書」には「ケース破損」と記載されているのでバッテリーを含むディスプレイ全体がケースの扱いなのかもしれない。また、ディスプレイには工場出荷時と同等の保護フィルムを貼り付けていると説明を受けた。従前から感心しているのだがGalaxyの保護フィルムは貼ってあるのか否か分からないくらいの精緻さだ。

    故障受付票兼完了報告書(控え)

     あわせて、「Galaxy よくある問い合わせ回答集」という小冊子をいただいた。その名の通り「故障かな?と思ったら・・・」で始まるFAQが数ページあり、そのあとにスマホの内部写真を掲載して「部品と役割について」説明するページ、さらにはSmart SwitchアプリGalaxy Members(現Samsung Members)アプリの紹介などが掲載されている。Galaxy本体に同梱すればいいのにと思う内容だ。

     最後に修理代金を支払う。支払いはGalaxyリペアコーナーではなく、通常のドコモショップのカウンターに移動して行い、応対も再度ショップのスタッフに交替した。支払いにはiDやdポイントなどが使える。
     修理代金は、ケータイ補償サービスに加入していたので上限の5,500円(税込)だ。当初は修理を機種変更後に依頼しよう思っていたが、ケータイ補償サービスが外れた状態では費用が高額になることを知り、端末入れ替え前に駆け込みで修理した次第である。

    ディスプレイが交換されたGalaxy S21 Ultra 5G

     今回利用したGalaxyの店頭即日修理は、通常は数日間手元から離れてしまう端末預かり修理が数時間で完了し、なおかつデータ消去の必要も無い点を訴求しているが、ケータイ補償サービスでの端末交換費用12,100円よりもリーズナブルな点も大きな魅力だ。
     一点だけ留意しておきたいのは、「最短60分で修理」と謳っているが、厳密に言えば「修理作業に要する最短の時間が60分」である。実際にショップへ入店しスタッフの説明を受けて端末を預けるまで15分、その時点から60分後に作業が完了するとの案内があり、再度来店して説明を受け端末を受け取って支払いを終えるまで15分かかったので、入店してから修理完了品を受け取って退店するまで約90分かかっている。店頭即日修理を受ける際には、前後の時間を含めて計画しておくほうがいい。

     こうした修理サービスを使う機会がないことが一番幸せだが、もしもに備えてGalaxyならではのサポートチャンネルとして記憶しておきたい。


    参考

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