見出し画像

At First

故障したGalaxy S21 Ultra 5Gをケータイ補償で交換した

■ディスプレイが壊れた!

 Galaxy S21 Ultra 5Gをポケットから取り出したら、画面上部に線が走って正常に表示しないことに気づいた。何度か電源キーを押しても状況は変わらず何も映らない。
 あー、やってしまった!

ディスプレイ表示異常になったGalaxy S21 Ultra 5G

 直前に落下させた記憶はない。どこかにぶつけたのだろうか。
 エッジ部分を見ると、線の端の位置に1mmくらいの丸い傷が付いている。これが致命傷なのだろう。このGalaxy S21 Ultra 5Gには、ドコモショップで購入したエッジの部分をカバーしないタイプのフィルムを貼り付けていたのだが、フィルムに覆われていない「弁慶の泣き所」に衝撃が加わったようだ。自らの運の悪さに驚いてしまう。
コレが致命傷か


■データはどうなる?

 落ち着いて状況を整理してみる。
 サブ機のiPhone SE (第2世代)が手元にあり、すぐにSIMカードを入れ替えて連絡手段は確保した。データの大部分はクラウド上にあり、またGoogleドライブにスマホの状態がバックアップされているはずだ。端末もドコモのケータイ補償サービスに加入しており、有償だが交換機を得ることができる。
 しかし、IDモバイルSuicaモバイルWAONは引継ぎ処理をしないと再発行に手間や手数料が掛かる。画面が見えない状態でアプリを操作するのは無理だ。壊れているのはディスプレイだけで、スマホとしては動作していることも情報流出や不正使用の面で不安がある。いっそリモートでロックや消去をしてしまった方がいいのだろうかと悩みながら眠りについた。
 翌日になってもう一度端末の様子を見ると、画面全体が激しく点滅するよう様態が変わっていた。凝視するのは無理だがディスプレイの表示内容がなんとか読み取れる。今だ!急げ!

なんとか表示内容が見えるように


 タップは生きていることが確認できたので、外部ディスプレイに表示できればなんとかなる。USB Type C→HDMIの変換ケーブルを入手して接続してみると、当初は専用モードでPCライクな操作が出来るSamsung Dexが起動して戸惑ったが、アイコンの位置を探ってミラーリング表示に切り替える事ができた。

USB Type CからHDMIへの変換ケーブル

 ただ、タップしている箇所と外部ディスプレイの表示画面との位置関係がよくわからないので操作は探り探りだ。改善策をググってみたら、「開発者向けオプション」のメニュー項目から「タップを表示」する設定に変更できて少し楽になる。
開発者向けオプション「タップを表示」でタップ位置を表示できる

 このミラーリングの状態で、LINEのトーク履歴のバックアップやモバイルSuicaのカード預かり処理など機種変更時に行う作業をやり遂げ、さらに本体を工場出荷状態に初期化するところまで完了した。時間は掛かったが、これで安心だ。
モバイルSuicaの「カードを預ける」処理も完了


■ケータイ補償の負担額は12,100円

 Galaxy S21 Ultra 5G SC-52Bのケータイ補償サービス月額料金は825円。1年分で9,900円になる。月額825年コースの場合、サービス利用時のお客さま負担金は12,100円(税込)で安くはない。Webサイトで手続きしたので10%割引されて10,890円(税込)になるのだが、焼け石に水だ。思わず端末購入金額を確認したら、151,272円也。総務省さん、ハイエンド機の価格が高くなりすぎてます。

交換電話機のお客さまご負担金の規定額は12,100円(税込)

 申し込み受付完了メールの後、発送の連絡は無く、指定した最速の日時にヤマトの宅急便で配達されてきた。オンラインショップでの端末購入では発送連絡があるが、このケータイ補償にはないようだ。発送の一報があれば追跡番号を元に配達時間の変更もできる。端末が使えないダウンタイムを短縮するために交換サービスを使っているわけで、発送の処理も細やかに対応して欲しいと感じた。
交換電話機が宅急便で到着


■液晶保護フィルムのプレゼントに歓喜

 到着した交換電話機には、「これからも安心してお使い頂けるようお客さまの携帯電話に合わせた液晶保護フィルムを丁寧に貼っております。Galaxyスタッフ一同」と書かれたカードがついていた。交換電話機にはGalaxyカスタマーセンターの手が入っているようだ。フィルムは光沢タイプ。ラウンド形状のエッジスクリーンのギリギリまで見事に貼られていて、ケースとの干渉は無い。またディスプレイ上の指紋認証の成功率も以前のものより高いように感じる。交換電話機の到着までの間、Galaxy S21 Ultra 5Gのディスプレイ全面を覆うフィルムを店頭やオンラインであれこれ見比べていたが、使用しているケース「PIKATA Air Case」に干渉するか不安で購入を見送っていたので、ありがたかった。フィルム代と貼り付け作業で3,000円分くらいは補償代金の元は取った印象で満足度は高い。だが、勇み足でフィルムを別途購入してしまっていた可能性もあり、こんな素晴らしいサービスがあるなら事前に教えてほしい。

液晶保護フィルムが丁寧に貼ってある


 今回、修理の選択肢は全く頭になかったが、もし修理していたらいくらだったのかと調べてみると、修理代金サポートにより上限3,300円(税込)で済んだようだ。当然に手元に戻ってくるまでの日数は掛かるだろうが、次回の機会には修理してみたい。もし、同様のフィルム貼付サービスがあるなら、費用負担額は「実質」ゼロとも考えられる。


 購入から8か月で意図せず交換に至ったGalaxy S21 Ultra 5G。相変わらず不満点の少ない高性能端末だ。一部のGalaxyアプリの振る舞いを除けば動作は快適だし、3倍と10倍の望遠レンズを擁するカメラ性能は抜群で様々な場面で期待以上の成果を上げてくれる。
 交換機で気分一新できたので、引き続き大切に使っていこう。

交換電話機を大切に使います


【参考】

最近の「昔使っていたGalaxy」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事