遺跡好き弁護士の一(はじめ)法律事務所

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岩屋山古墳(明日香村)

2012-10-06 13:19:56 | 日記
今回は驚異的に美しい岩屋古墳をご紹介します。
岩屋山古墳は、飛鳥駅前を北に進んで、踏切を渡り、そのまま40~50メートルほど進むと案内板があります。


この古墳は、1辺54メートル高さ12メートルの方墳と考えられていますが、一説には方形の下段の上に八角形の上段が乗っている八角墳ではないかと言われているようです。

中を見て初めての驚き。

おおおお~~~!! なんてきれいなんだ! 切石が精巧な上に目地にはきっちり漆喰が塗り込まれている・・・・
羨道入り口付近は側壁が2段、奥の方は1段。
さらに奥に入ります。
ズン

ここで、羨道側壁アップ

左が右側壁、右が左側壁
で、天井

段になっています。これは、しみこんできた雨水をここで防ぐためか?
そして、玄室へど~~ん!

ふ~~~~う・・・まさに感嘆すべき美しさ。

左から、右側壁、左側壁、天井です。
側壁は、2段となっており、上段には2個の巨石が使用され、下段には3個の巨石が使用されています。上段は、内側に寄せられており、家形になっています。
使用されている石は石英閃緑岩(通称飛鳥石)を使用しており、全長約16.7メートル、玄室長約4.72メートル、幅約2.7メートル、羨道長約12メートルです。
石材のせいか、とても白くてきれいな石ですね。築造当時は大理石みたいに白く輝いていたのでしょうか?

築造時期は、7世紀前半とされており、被葬者は、特定できていませんが、大王クラスの人であったのでしょう。説としては斉明天皇などがあるそうです。

思わず、近づいて漆喰などもよくよく見学させていただきます。

と思ったら、ここにもやはり先客が・・・・

カマドウマファミリーです。確かに昔は誰か偉い人のお墓だったかも知れませんが、現在はカマドウマが平和に暮らしているようです。
しかし、いくら古墳に通ってもカマドウマはどうもなじめませんね~~(-_-)
何となく、宇宙生物のような、SF的な生き物ですよね。
そういうわけで、先客の平穏を邪魔してはいけないので、そろそろ出て行きます。最後に両袖の写真。

左から右袖、左袖です。
外に出て、墳丘上から飛鳥駅方面を撮影。

右前方に見える丘陵が、飛鳥歴史公園ではないかと思います。

しかし、感動的に美しい石室でした。本当に1300年以上前の遺跡なのか?

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