
1.「外灘」から「浦東」を望む
上海市の中央を南から北へ流れ、長江に合流するのが黄浦江。
その西側が旧市街の「浦西」、東側は高層建築が集まり開発が進む「浦東」と呼ばれます。
租界時代の建築物が並ぶ「外灘」と、対岸「浦東」の21世紀を象徴する高層建築を同時に見ることができます。
2.「外灘」の賑わい

上海観光の代名詞でもある「外灘」。租界時代の繁栄と歴史を今に伝えています。
国内外より大勢の観光客が訪れます。
3.旧「沙孫大厦」(現「和平飯店北楼」)

外灘を代表する建築物の一つ、緑色の屋根を持った旧「沙孫大厦」(サッスーン・ハウス)は1929年の竣工の11階建て。
最上階には上海の不動産王、ヴィクター・サッスーンが自室を置いていました。
4.旧「香港上海銀行上海分行」

1864年に香港で設立されたイギリス系銀行が翌年に開いた上海支店。
スエズ運河寄りに東ある最高の建築と称賛されました。
その役目は中国の富を香港経由でイギリスに送ることで、当時の英国の国家予算の半年分あったと言われています。
右隣は当時の税関ビル、1927年竣工。時計台は英国ロンドンのビッグ・ベンを参考にして英国で製作されたものだそうです。
外国船への徴税事務を行いました。
1854年以降は管理権を握った租界当局へ莫大な財政収入をもたらしました。
20世紀初頭より、この場所を舞台に世界各国を巻き込んだ富の争奪戦が繰り広げられました。
2012年11月撮影
過去のブログ記事
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