故郷の風景：「門司港レトロ」散歩（１）

１．国際友好記念図書館

中国大連市と友好都市を締結している北九州市は友好都市締結１５周年を記念し、ロシア帝国が明治三十五年（１９０２年）大連市に建築した東清鉄道汽船事務所をそっくり複製し建築しました。

２．看板は大連市長の直筆

当時ドイツ人が設計した建物ですが、ここでは一階は中華レストラン、二階は中国・東アジアの文献を収蔵した図書館、三階は資料展示室となっています。

３．旧門司税関

明治４２年（１９０９年）に門司税関が発足しましたが、明治４５年（１９１２年）に煉瓦造り瓦葺２階建構造の庁舎が建設されました。
昭和初期までは、税関庁舎として使用されていました。平成六年に北九州市が建物の復元を行いました。

４．優雅な内装

吹き抜けの２階まで続く窓にしつらえられたカーテンが優雅です。

５．構造もよくわかる

１階は天井吹き抜けの広々としたエントランスホール、休憩室、喫茶店、展示室、２階はギャラリーと関門海峡や門司港レトロを一望できる展望室となっています。

６．古いレンガもそのまま。

平成六年に北九州市が赤煉瓦を特注し、建物の復元を行いました。

７．旧大阪商船門司支店

大正六年（1917）に建てられた大阪商船門司支店を修復したものです。

当時、海外旅行と言えば船旅が主流でしたが、
門司港からは一ヶ月の間に台湾、中国、印度、欧州へ６０隻もの客船が出航していたそうです。

一階は待合室・二階はオフィスとして使われていました。

８．八角形の美しい塔

オレンジ色タイルと白い石の帯が調和したデザインの外観と八角形の塔屋。

９．古い看板

現在、１階は海峡ロマンホール、２階は『わたせせいぞうと海のギャラリー』と門司港アート村ギャラリー「港のマチエール」になっています。

撮影：ＣＡＮＯＮ　ＥＯＳ５ＤＩＩＩ　＋　ＥＦ２４－１０５ｍｍＦ４　Ｌ　ＩＳ