ひざの取り合い

最近、寒くなってきて、ハイジは誰かのひざの上を狙う。
主人のひざが一番居心地良さそうだ。
最近、主人は太ってきたので、主人のひざは、どっしりしていて落ち着くようだ。

クマは人間に触られたり、抱かれたりするのは好まない。
家族の中でつかず離れず、全員が見渡せる場所で眠る。

勘九郎もパテラの手術後、人間に抱かれることが気持ちの良いものだと感じたらしい。
なので、ハイジが抱かれている場所へ自分も行きたがる。
ハイジを押しのけることはしないけれど、自分も空いているところへ乗り込んでなんとか座ろうとする。
ハイジはひざの上に寝そべっているから、空いているところは、ほんの少しの場所しかない。
座られた人は、大変だ。
どっちかを追い出すわけにもいかず、苦しい体制のまま２匹を乗せることになる。



１週間位前、いつもは、ハイジが先に主人のひざに乗るのに、ハイジが食べ物に気をとられている間に勘九郎が先に乗った。
ハイジは、すぐさま主人ののところへ行って、勘九郎を追い出した。
「どいて！そこは私の場所よ！」
という感じだった。
追い出された勘九郎はコタツの中にもぐった。


追い出されてこたつにもぐる勘九郎

それ以来、勘九郎はコタツの中が暖かくて気持ちが良いということがわかったらしく、出しても出してもコタツにもぐるようになってしまった。
勘九郎の姿が見えないとコタツの中に入っている。
何度引っ張り出してもいつの間にか、またもぐってしまう。
困ったものだ。