はーちゃんの気晴らし日記

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まるのこと ④ 大学病院の先生の診察

2021年08月14日 | 我が家の犬たち
7月3日。
大学病院の先生の診察がある日です。
娘は何も言ってこないので、どうしたかな?どうするつもりなのかな?と思いながら、7月3日を迎えました。

7月3日は土曜日だったので、病院へ行くとしても家族の誰かしらがいるはずなので、私に付き添いを頼んでくることはないと思いました。
それで、夕方になったら娘に電話してみようと思っていました。
そう思っていたところに、娘から電話がありました。

娘は、電話口で泣きじゃくるばかりで、
「まるが・・・まるが・・・」
というだけでした。
そのあとの言葉を待っていても、ただ泣くばかりで、何も言葉を発しないので、私はたまらずに
「どうしたの?まるがどうしたの?ひょっとして、まる、死んじゃったの?」
と言いました。
「まだ死んでないけど、もうダメみたい。」
と言います。

大学病院の先生の診察を待っている間の2週間、まるは嘔吐はないものの、食欲も減り、体重も一気に減少し、再び黒い便をするようになったそうです。
19キロあった体重が12キロくらいしかなくなってしまったと言います。

大学病院の先生の診察で、まるは「悪性リンパ腫」という病気だというのがわかりました。
素人の私でも病名を聞いただけで、命にかかわる悪い病気だというのはわかります。
絶句でした。

詳しい話を聞くために
「すぐに行くから」
と、言って電話を切り、主人と一緒に娘の家に向かいました。

まるは、病院で疲れたせいもあったのか、いつもより元気がなさそうに見えました。
それでも、私たちの姿を見ると、しっぽを振って喜んでいました。

娘は動物病院で看護士をしていたので、先生はそれを聞いていて、
「病院関係者だったということで、敢えてストレートにお話します」
と言って、はっきりした話をしたそうです。

まるの病状はかなり進んでいたようです。
若いので、病気の進行が早く、あっという間に進むんだそうです。
抗がん剤治療をしても1~3か月くらいしか生きられないと言われたそうです。
1~3か月というのは、発症した時期がわからないので、それだけの期間ということで、この病気は、病気がわかってからはあっという間なんだそうです。

「本当にその診断は合っての?正しいの?」
と私は言ったのですが、今回まるの胃の中の組織を検査機関に出したので、はっきりしたことは検査機関でわかるけれど、その診断に間違いはないだろうということでした。

エコー検査によると、胃から十二指腸に行く間の部分にリンパ腫による腫瘍が厚い壁となってできていて、そのために食べたものがそこにつっかえて消化されずに嘔吐になっていたそうです。

退院してからのまるは、入院治療で胃から十二指腸への通り道ができ、嘔吐はなくなったものの炎症は残ったままなので、血便となって出ていたようです。

リンパ腫なので、手術もできません。
抗がん剤治療とステロイド治療だけのようです。
治療をしても、長くて3か月くらいしか生きられないと言います。

まるは、5月に5歳になったばかりです。
まだ、たったの5年間しか生きていない、はなの半分しか生きていない、あんなに穏やかで良い子のまるが、なぜ、そんな病気になってしまったのかと思いました。

娘が異変に気づいてから一か月もしないうちに、病状はどんどん進んでいったようです。

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