まるのことを書くのは昨日で最後にするつもりでしたが、昨日病院でまるの話になったので、最後に書くことにしました。
昨日は、はなの定期通院日でした。
私が通っている動物病院には獣医さんが10人ほどいるのですが、まるとはなの担当の先生は同じなので、はなの診察が終わった後、まるの話になりました。
私は今でもまるの話になると、胸が痛くなるので、自分からは話を切り出すことはしないつもりでしたが、先生の方から、
「〇〇ちゃん(娘の名前)、どうですか?大丈夫ですか?」
と聞いてきました。
そのとたんに、涙声になってしまいました。
それから、しばらくまるの話になりました。
まるの場合、悪性リンパ腫の中でもかなり、たちの悪いのもので、今の医学では治療できるものではなかったと言います。
仮にもっと早い時期に発見できたとしても治ることはなく、海外では病気が判明した時点で安楽死させてしまう事も多いそうです。
なぜ、そんな病気になってしまうのか、原因も不明なんだそうです。
病気が判明した時、まるのこともかわいそうでしたが、私は娘の事が心配でした。
私もまるの体調がなかなか改善されないので、簡単に治る病気ではないとは思いましたが、まさか治療もできない命にかかわるような病気だとは思わなかったので、娘の悲嘆ぶりが心や身体に大きな影響を及ぼすのではないかと心配しました。
それで、長男のまめたろうには、
「ママを頼むよ。ママを助けてやってね。」
と話していました。
でも、最初の抗がん剤のおかげで、ほんの数日ではありますが、元気に過ごせた日もありました。
何も知らずに元気に飛び回るまるが不憫でもありましたが、そういう日を過ごすことができました。
はなと一緒に散歩することもできました。
その後、一気に体調は悪化してしまいましたが、徐々に娘たちに覚悟の気持ちが持てるようになったと思います。
娘も、自分に言い聞かせるように
「しょうがない。しょうがない。手術もできないんだから、しょうがない。」
言っていました。
まるが亡くなってしまってから現在は、娘も少しずつ元気になってきています。
3人の子供たちの事もあるので、そうそう悲しみに沈んでばかりはいられないと思います。
先生も娘の事を心配してくださいましたが、徐々に立ち直って行くだろうと思います。