鐘路の日式料理店で文化財専門委員二人、国立文化財研究所長、東国大学教授、韓国を代表する陶芸家、そして私の六人で酒宴を開いた。
発起人は友人の酒豪、文化財委員のA氏である。この店は東国大学の教授逹の溜まり場でもあった。
文化財研究所は主として古墳の発掘調査を行い、天馬塚(新羅時代)の発掘もK氏逹メンバーがおこなったのだ。
古墳発掘にさいしてかならず地元の農民が強く反対し、発掘し始めるとかならず激しい雷雨にやられたと言う。
王のたたりで、天変地異が起きると信じていたからだ。
K氏は戦前、日本のM大学で学んだ工学博士である。
昼間は電気メッキ工場で働き、夜学で単位を取得したと言った。 K氏は日本の松本清張を尊敬しているがその理由が面白い。
来韓した清張と会ったK氏は贈呈本の清張の署名が…きちんと楷書で書いてあり、それに感動したヨ…と言う。署名はいかにも達筆風なくずし文字が多いが、清張のは人柄がにじんだ文字だったと言ったが面白い感想だ。
東国大学のG教授は戦後生まれ、いわゆるハングル世代の四十三才、A氏は…彼は日本嫌いの男ヨ…とG教授を紹介した。
この店の酒は大関である。あっと言う間に一升瓶二本が空になった。三本目がテーブルに置かれ、グラスにこぼれるほど注いだG教授は、
「秀吉はなぜ天皇を倒さなかったか…そのわけを聞かせてほしい」 と私に訊ねた。
「秀吉はこの国の壬辰倭乱(イムジンウェラン)の李朝実録に宣祖 王の二十五年、倭酋と記録されてますね…酋は未開人の意味…後 陽成天皇に秀吉はたびたび参内してますヨ、尊敬してるのです… 倒す気持ちは考えてもいない…」
説明になっていないが、A氏が通訳してくれた。
G先生は納得しかねた表情だった。私は韓国民謡の(コレタギ)東京ワ偉イ 偉イワ 天皇 天皇ワ人間 人間ワ私。を思い出した。「去年、学術会議で大阪へ出張、日本の良さが少し分かった!」 とG教授は言い、グラスを傾けた。
「また来月、ここで会を開こう!」
A氏は名目はどうでも酒宴の好きな人物である。
発起人は友人の酒豪、文化財委員のA氏である。この店は東国大学の教授逹の溜まり場でもあった。
文化財研究所は主として古墳の発掘調査を行い、天馬塚(新羅時代)の発掘もK氏逹メンバーがおこなったのだ。
古墳発掘にさいしてかならず地元の農民が強く反対し、発掘し始めるとかならず激しい雷雨にやられたと言う。
王のたたりで、天変地異が起きると信じていたからだ。
K氏は戦前、日本のM大学で学んだ工学博士である。
昼間は電気メッキ工場で働き、夜学で単位を取得したと言った。 K氏は日本の松本清張を尊敬しているがその理由が面白い。
来韓した清張と会ったK氏は贈呈本の清張の署名が…きちんと楷書で書いてあり、それに感動したヨ…と言う。署名はいかにも達筆風なくずし文字が多いが、清張のは人柄がにじんだ文字だったと言ったが面白い感想だ。
東国大学のG教授は戦後生まれ、いわゆるハングル世代の四十三才、A氏は…彼は日本嫌いの男ヨ…とG教授を紹介した。
この店の酒は大関である。あっと言う間に一升瓶二本が空になった。三本目がテーブルに置かれ、グラスにこぼれるほど注いだG教授は、
「秀吉はなぜ天皇を倒さなかったか…そのわけを聞かせてほしい」 と私に訊ねた。
「秀吉はこの国の壬辰倭乱(イムジンウェラン)の李朝実録に宣祖 王の二十五年、倭酋と記録されてますね…酋は未開人の意味…後 陽成天皇に秀吉はたびたび参内してますヨ、尊敬してるのです… 倒す気持ちは考えてもいない…」
説明になっていないが、A氏が通訳してくれた。
G先生は納得しかねた表情だった。私は韓国民謡の(コレタギ)東京ワ偉イ 偉イワ 天皇 天皇ワ人間 人間ワ私。を思い出した。「去年、学術会議で大阪へ出張、日本の良さが少し分かった!」 とG教授は言い、グラスを傾けた。
「また来月、ここで会を開こう!」
A氏は名目はどうでも酒宴の好きな人物である。
当方の稚拙ブログヘお出で下さった事、感謝いたします。
福島県は温泉旅行で何回も出かけております。
去年は夏に五色沼の観光で一回と、秋に鬼面山のへの登山に一回の計二回、福島旅行をしました。
いずれも高湯温泉のひげの家に宿泊でした。
福島は海の幸と山の幸、両方堪能できるので大好きなのですが、千葉県から一泊旅行だと、やや遠く感じます。
吉松さんも、温泉がお好きのようで、韓国でも入っていらっしゃったのですね。
私は12年程前に韓国へ旅行しましたが、当時、まだ日本では珍しかったアカスリを受けるために、ソウル市内のホテルの中でのお風呂には入りましたが、温泉には行っていません。
ちょっと後悔です・・。
今は韓国がブームですから、吉松さんのブログで、韓国を勉強される女性は多そうですね。
私は「四様ファン」ではないのですが、日本人と顔は似ているのに韓国の方のハッキリとした物言いや、ちょっとした日常でのマナーの違いが面白く感じられるので、またチャンスがあったら出かけたいと思っています。(その節は、是非温泉に入りたいです。)
そういえば、ソウルから電車に乗ったとき、日本語ペラペラの韓国のおじいさんが話し掛けてきたんです。
「あぁ、戦争時代の・・」と思いましたが、ニュースなどの憎々しげな様子とは全く違って、とても優しい表情でした。
吉松さんのブログ、これからも拝見させていただきます。
お目汚しになるとは思いますが、私の鶉日記もたまにご覧になってみて下さいませ。
PS;茂原は私の家から近いですよー(^^)v