吉松ひろむの日記

高麗陶磁器並びに李朝朝鮮、現代韓国に詳しい吉松ひろむの日記です。大正生まれ、大正ロマンのブログです。

ルーツの話

2005年04月24日 18時38分11秒 | Weblog
ルーツと言っても物事の根源の話ではない。
漢字の韓国語撥音の「ル」が日本語で「ツ」と変化する話・・すなわちルーツである。
25年前。韓国の窯場で、娘達がル・ル・ル・ル・ルと超スピードで発音するのを聞いて
日本人が到底真似できないその速さに驚き、何故韓国語のル発音が日本ではツに変るのだろう・・
と疑問を持った。いくつかの漢字を脳裏に浮かべ、次から次へと下記の字がひらめいた。
乙・・・ウル:おつ、打・・・タル:うつ。渇・・・カル:かつ。吉・・・キル:きつ
沓・・・クル:くつ。結・・・キョル:けつ。骨・・コル:こつ。札・・・サル:さつ
室・・・シル:しつ。既・・・セル:せつ。卒・・・ソル:そつ。立・・・タル:たつ
秩・・・チル:ちつ。鉄・・チョル:てつ。突・・・トル:とつ。発(鉢、髪、八)・ハル:はつ
仏・・・フル:ふつ。蜜・・ミル:みつ・・・等、探せばもっと出てくるであろう。
奈良時代に多くの百済、新羅の文化人がやってきて話した古朝鮮語が日本人の母印がつきまとう
下の動きでツに変化したのかもしれない。
札幌はアイヌ語でサルボロと言う。Kの発音は縄文時代の昔、日本全土に居住していた人々の
発音であり、奈良時代も上記の古代日本語発音がなされえいたに違いない。
韓国人はラ行発音を舌の先端を上歯の裏につけて発音するのだが日本人にはそれが出来ない。
渡来した弥生人達の発音が関連しているのかもしれない・・・英語のLとRの発音で韓国人が
断然うまいのも頷ける。
窯場の娘達はルルルルルルルルルルルルルを連発して私に微笑みかけてくれた。

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