吉松ひろむの日記

高麗陶磁器並びに李朝朝鮮、現代韓国に詳しい吉松ひろむの日記です。大正生まれ、大正ロマンのブログです。

韓国人のユーモア

2005年05月31日 12時42分57秒 | Weblog
 いままで接した韓国人は皆ユーモアを自然に発揮する。
 物を見るのに笑いを発見してるような気がしてならない。たとえば蝙蝠(こうもり)は古くから韓国では五福の生き物として、古くからの伝統文化として今日まで、陶磁器、螺鈿細工、李朝箪笥などによく蝙蝠のデザインが使われる。
 たとえば茶に使う食籠(じきろうう)の模様、箪笥の鈎や取っ手は蝙蝠でデザインされている。
 私が初めて蝙蝠を見たのは幼少の頃、家近くの笹藪のなかだった。 小学校で蝙蝠は二股膏薬(どっちつかずの卑怯者)の譬えとして先生から教わった。ともかく暗く不吉なイメージしかない。
 蝙蝠を五福の動物とした歴史は遠く、新羅、百濟、高句麗、時代から模様としてほかの竜や虎とともになじんできた。
 日本人は蝙蝠を不吉で気味悪い動物としてきたが韓国人は文字の作りが幸せが遍く…としたのみならず宗教的感覚からか…。
 虫偏の虫は古代甲骨文字の蛇である。
 グロテスクとして感じた日本人と愛すべき模様化にした韓国人との民族性格が分かって面白い。
 韓国の仮面劇を見た人はなぜあのような笑いを誘う面をつけるのだろう?と思ったであろう。とくに痘痕(あばた)面の大袈裟な表現、また今も残る長柱(チャンスン)の出っ歯で眼がぎょろりとした地下大将軍の顔。韓国人は古来から物事を明るく楽しく見てきたにちがいない。かって外国から侵略された回数が、倭冠を主として八百数十に及ぶ国なのにその天性の明るさは失われていない。
 韓国旅行をされる方は一度、市場のど真ん中に衣類を山積みして喋りまくって売る兄(アニ)貴逹をしばらく観察してみてください。 まさにお笑いの名タレントぶりが楽しめる筈である。
 彼等はたまに行う市場警備員の整理員がやってくるといち早く衣類の山をかついで姿をけすが、すぐもどって事もなげに、イ、チョノン!イ チョノン!(二百円)と絶叫の手をたたく。
 私がTシャツの数枚を手にすると…アリガトウゴジャイマス!と言った。






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1 コメント

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Unknown (天牙)
2005-09-26 13:19:23
認識に間違いがあるため、書き込ませていただきます。



まず、蝙蝠を五福の象徴とする文化は中国のもので韓国にそのまま伝わったにすぎませんので、韓国文化ではなく中国文化です。



また、日本においては蝙蝠は子守に通じることから江戸時代において吉祥文として蝙蝠文様が数多く使われています。



以上のことは調べればすぐにわかることです。

きちんと事実確認をしたうえで、客観的な正しい歴史認識をなさってください。
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