2015年新作マスター・ウルトラスリム・デイトの入荷です。
ジャガー・ルクルトらしさを感じて頂ける時計だと思います。
ケース径こそ40mmありますが、大きさをそれ程感じさせません。私の手首は日本人の標準的なサイズ(16.5~17mm)ですが、しっかり収まってきます。ラグが短めに設計されているという事もありますが、全体のバランスが良いからだと思いますよ。
私もよくケース径の事を書きますが、そのサイズに縛られる必要はなくて、結局はお客様次第という訳です。実際のサイズとサイズ感というのは違います。ケース径が小さくても厚みがありすぎて納まりが悪い時計もありますね。ケース径は差ほど大きく無くても文字盤が大きい為にそのサイズ以上にみえたりもします。また、着け心地も重要ですね。一般的に私の手首のサイズでは45mm径の時計は大きいと思いますが、着けてみるとそう感じさせない時計もあります。ゼニスの
ローリングストーンズモデルはケース径45mmですが、問題無く着ける事が出来ます。ケースをチタン製にし、ラグ部分をさらに軽量化し、非常に柔らかいラバー(カーフ)ストラップを着ける事により装着感を良くしているんですね。
シルバーで統一された文字盤は綺麗ですね。
針は直線的なドーフィン針で、インデックスはクサビ型のアプライドインデックスです。長さや形まで凄く考えられていると思います。
ジャガー・ルクルトが凄いのは、モデルごとにデザイン、色、サイズ等を微妙に変えてくるところです。シルバー文字盤だけでも何種類もあります。結局はその細かい違いが全体の印象を変えます。今回の時計のムーブメントは後でも紹介するca.899です。マスター・コントロールと同機で、デイト表示がありますが、マスター・コントロールでは3時位置に窓があったのに、今回は6時位置にもってきています。これだけでもずいぶん印象が変わります。
モデル名の通りジャガー・ルクルトが得意とする薄型ケースです。単なる薄型ではなくケース形状は複雑で、滑らかな曲線が綺麗です。
自動巻きですがケース厚は7.45mmです。
今回は裏面を斜めから撮ってみたのですが、裏側までしっかり作り込まれています。これで防水50mですから十分ですね。
cal.899
ローターの外周には22Kを使うことで比重を重くし、巻き上げ効率をあげています。
また、ローターには
1000時間テストをパスした刻印が施されています。この1000時間テストはクロノメーター規格のムーブメントに対して行われるものではなく、完成品として工場出荷前に行われるものですのでより信頼性があります。ただ1000時間テスト規格の数値は公表されていませんよ。
デイトジャストというとロレックスの3大発明の一つですが、この機械もある意味デイトジャストです。午前0時付近に瞬時に日付けが切り替わります。しかも公式には±3分となっていますので、他ムーブメントと比べると非常に優秀です。この数字はロレックスのデイトジャストと同基準です。
MASTER ULTRA-THIN DATE 40
Ref.1288420
ケース径:40mm
ケース厚:7.45mm
防水性:50m
¥955,800(税込)
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