3回目になりますかね。この時計を紹介するのは。
特徴は秒、日付けがレトログラード。そして3パターンの機械彫ギョーシェですね。
また、シルバーダイヤルに定番のブルースチール針も映えます。
さて、もう一つ機械についてです。
クロノスイスは、様々な機械(ETA,マーヴィン,レマニア,エニカ…)をベースにしてきましたが、この機械メーカーははじめてではないでしょうか。
「ラ・ジュウ・ペレ」
聞きなれない方もいらっしゃると思います。
「ラ・ジュウ・ペレ」
1985年「ジャケSA」として創業、2004年に社名を「ラ・ジュウ・ペレ」に変更しました。独自の改造を施したムーブメントを時計メーカーに提供する、ムーヴメント製造会社のことです。工房はラ・ショード・フォンです。主に、ジャケ・ドローやアーノルド&サン、グラハムなどにムーヴメントを供給しています。最近ではボーム&メルシエなんかにも搭載されています。
もう少し細かくみていくと、ラ・ジュウ・ペレは独自の改造を施した機械をメーカーに提供しているのですから、そのベースの機械も存在するという事です。ほとんどの独立時計師がベースムーヴメントを使用するのと同じですね。これがスイスの時計産業です。もちろんパテック・フィリップも例外ではないですね。近年自社製クロノグラフを開発しましたが、それまでは、バルジュー、レマニアベースでしたから。
さて、話が脱線しかかりましたが、このムーヴメントはETA7750がベースになっているのですよ。よく機械を観てみるとちゃんと記載があります。
もっと細かく観ていくと7750は実際にはバルジュー社が1973年に開発した名キャリバーです。バルジュー社は1985年にETA社に吸収されましたから、現在はETA7750と言うのですね。もちろん現在も作り続けています。
ではバルジュー7750のベースとなった機械は？実はコレもちゃんとあるんです。これ以上はかなりややこしくなるので省略です。
やっぱり歴史ですね。
CHRONOSWISS(クロノスイス)
Balance Chronograph(バランス クロノグラフ)
CH7543B-CB
42mm径
自動巻き
30m防水
\840,000(税込)
林時計鋪
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