左)コルテッツ 右)ロードランナー
まったく履けないスニーカーですが、なかなか捨てる事ができません。
共に1982年製で、ほぼ私と同年代です。
この頃のスイス時計は、クオーツ全盛期の70年代の流れそのままと言ったところでしょうか。
ここに1981年の貴重なカタログが残っていますので、少しご紹介したいと思います。
'81 輸入時計総合カタログ WATCH CLOCK&JEWELRY
パラパラとページをめくっていますと、同じような時計が目立ちます。
特徴
①金
②ケースブレス一体型
③クオーツ
ジラール・ペルゴ
このカタログに紹介されているジラール・ペルゴの時計は9本すべてクオーツです。
価格はと言うと、左から\2,430,000、\2,850,000、\2,490,000。もちろん18KWG製です。
このカタログに掲載されている約半分がこのような時計です。おそらく、メーカーロゴを隠してしまえば見分けがつかないでしょう。
ジャガー・ルクルト
こちらもほとんどが金、ケースブレス一体型、クオーツです。
レベルソに限っては、両サイドの2本は手巻きのようです。価格は共に\1,350,000。
パテックにしてもヴァセロンにしてもオーデマピゲにしても本当に良く似ています。
これがこの頃の流行りという事ですね。
ちなみに値段はとんでもなく高額ですよ。
そしてロレックス。
デイトジャスト、デイデイト、チェリーニあたりがかなり多く紹介されています。
デイトジャストに関して言えば、修理預かりナンバーワンですね。どれだけ当時売れたのでしょう…
14ページにわたって紹介されているロレックスですが、スポーツロレックスが紹介されているのは1ページのみです。
この頃は人気が無く、当時ほとんど売れていなかったようです。
右側の手巻きデイトナ(Ref.6265)は、「コスモグラフ」と表記されています。金額は\380,000。
左側はGMTマスター(Ref.1675)。金額は\370,000。
価格差はたったの1万円なんです。
このカタログから、1980年代前半、機械式時計が厳しい時代であった事が伝わってきました。
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