秋

秋風ニ吹カレナガラ、

コンナ画ヲ眺メテイタイ、

独リボッチデ。

ＮＥＷ レベルソ グランド サンムーン

あれは４年程前の事だった。

伊勢のＹさんからのご提案で、レベルソの裏蓋に御本人様の名前と生年月日を一列目に刻印、二列目に奥様、三列目に生まれたばかりのお嬢様。
誕生記念のレベルソ購入でした。
神々しい御提案に快く賛成しました。
おもわず「何列空けておきますか？」と聞いてしまいましたが。

今年は鈴鹿のＨさんが、結婚記念日にご自身のレベルソの裏蓋にはお坊ちゃんの名前を、奥様のレベルソの裏蓋にはお嬢ちゃんの名前を刻印しペアでの購入。
いつの日か想いと共に受け継がれてゆくのでしょう。

想いをカタチにするのは良いものです。
少しこっ恥ずかしいですが、裏蓋に秘められた想いだからよりイイのです。

奥が深いです。レベルソ。

ナカナカ、ドウシテ。

　子は、親に、反抗する。

　志持つ若人は、自己保身ばかり考える大人に、反抗する。

　反抗出来ない自分に、反抗してみる。


ゼニスの新着ＤＥＦＹ（デファイ＝反抗する）は、今の時計業界に、反抗するか？

”津祭り”

１６３５年から始まり３７０余年の歴史を持つ伝統行事“津祭り”。毎年この時期に二日間開催されます。この歴史ある祭りでは幾つかの郷土芸能が披露されます。郷土芸能は、昨今のお祭りに多いワイワイ・ガヤガヤとは異なり、静と動がそこには視られ趣きがあります。その中でも代表的な芸能で県指定無形文化財の「唐人おどり」。これは我が林時計鋪が在する分部町の芸能なのです。そして、その唐人おどり保存会の会長がワレラガ四代目。そしてそして、我等スタッフも全員保存会員なのです。
(もちろん店鋪は営業しておりますので）

この季節になるとムシガサワグのです。


　　　・・・そして、オヤジはいなくなった。

御洒落を一つ。

「夏も終わったで”ダイバー”やな！」

と、云いながら肌寒いこの季節にダイバーウォッチを買っている時計屋のオヤジが横に居る。

　・・・困ッタ者デアル。


が、真白のシャツの上に巻かれたダイバーウォッチは良かった。
と想う我も困ッタ者カ・・・。

シンプル バイ シンプル

「ナイジェル・ケボーン」という洋服ブランドがある。

ここんちのデザイナー（結構なオッサンだったような・・　）が、サラッとこの時計を腕に巻いていたのを、鮮明に覚えている。

とてもカッコヨカッタ。

さりげなく、普通の時計を。

以来、ずっと気になっている。

以前に先輩から聞いた話で「新入社員の時に、街角で颯爽と駆け抜けていったアルファロメオを見た時から絶対買うって決めていたんだ」という話を聞いた。

よく似た話を他のヒトからも聞いた。

　・・・こういう単純な感情の動きって、とても大切だと想う。