林時計鋪

もちろん時計の話を中心にその他諸々を、、、

時を重ねる相手

2008-12-06 | ~2010.12.31

・・・それは10月のコトでした。
残業をしていると、急に電話が鳴り響いたのです。
「こんな時間に・・・?」
受話器の向こうから聞こえるのは、陽気で美しい女性の声でした。
「誰かと思えば!」
呑んでいるから来ませんか?というほぼ強制的・・ イヤ、優しいお誘いのお電話を戴き職場を出ることとなったのです。

お店に到着すると、そこには仲睦まじいご夫婦が。
「結婚30周年記念日なの。」
そんな記念日にお呼び戴いたことに恐縮しつつも嬉しく想いました。ソウソレ以上深イ意味ハナイ、ソウ無イハズダ・・・
小生がよくよく知っているご夫婦で、こういう場面を目の当たりにした事が無かったのでビックリしつつもとても良い空気が流れていました。
何か、言葉にするのは難しいが、イイナ~と感じたのです。

何かを全うする、というと言葉の選択が間違っているかもしれませんが、苦楽を共にし添い遂げるというのは素敵です。そして、記念に手にした時計が同じ時間を刻むというのは、これは時計屋の文句ではなく単純に素敵です。
最近、結婚記念に時計を送られる方がとても多いです。モチロンそういう時計ですからクォーツでもなく、流行品でもなく、年老いても添い遂げることの出来る確かなモノをお選び戴きます。ご期待に応えるべく林時計鋪でも新たなブランドも導入しお二人で選んで戴く時計を準備しました。
こんな不確かな時代だからこそ、確かなモノを。確かな相手と。

時の節目というのは、イロイロな事を思い出させます。
小生も何年後かに思い出すと想うのです。アノ日の後、ご主人が先にお帰りになられ奥様にシコタマ日本酒のお相手をする事になったコトを・・・
(この夫婦って?ひょっとして?という質問にはお答え出来ませんのでアシカラズ)


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