慶長13年(1608年)津藩主 藤堂高虎 津城入府。
寛永9年(1632年)二代目藩主 藤堂高次が津は八幡神社に藩祖高虎の霊をまつり社領300石を与え、各町に祭礼を営むように命じる。
後、寛永12年(1635年)藩費を貸し出しまつりを奨励し、より盛大になったのが「津まつり」の起源とされる。
そしてここに見える異様な衣装の集いは、寛永13年から続く津まつりを代表する伝統芸能であり三重県指定無形民俗文化財「唐人踊り」である。江戸時代の朝鮮通信使を真似たものとされ隊列をなし、ラッパ・笛・鉦・太鼓の音に併せ”歓喜の踊り”を舞う。
これは二日目の夜のクライマックスのシーンである。この時一人の異人、イヤ偉人がこう呟いた。
「夜の踊りがいいですね。」
同感である。この幽玄さは、夜にでる。年に一度しかないこの空気はやはり特別で、体の中に妙なモノがざわめく。
日常では味わえない感情が得れるというのは、幸せなコトである。
如何ですか?津まつり。