竹村英明の「あきらめない!」

人生たくさんの失敗をしてきた私ですが、そこから得た教訓は「あせらず、あわてず、あきらめず」でした。

藤沢で地域エネルギー事業の作り方・・話します。

2016年06月07日 | 自然エネルギー
いよいよ6月。今年も半分が過ぎようとしています。
国会は閉会し、世の中は参議院選挙へと突入しているのですが・・。
ペルーの大統領選とアメリカの大統領選は日本で盛り上がっているのですが、うーむ参議院選はどうなんでしょう。
私は「緑茶会代表」でもあるので、日本の政治の動きは毎日ウォッチしています。
国会が閉幕すると、甘利さんのあっせん利得が不起訴になり、甘利さんが何事もなかったように政治活動を再開すると発表しました。
今の政権の「強さ」は、この「鈍感さ」なのでしょう。

「緑茶会」と参議院選挙の話は改めて書きますが、すでに全選挙区と比例区の推薦候補を発表していますので、ぜひ緑茶会ホームページをご覧ください。
http://ryokuchakai.com

今日は、今週の日曜日、6月12日の藤沢での講演会の案内です。
最近は、ずっと電力自由化の話をしてきました。
私が、電力自由化が重要と考え、電力小売にもチャレンジしようと考えたのは、それが再生可能エネルギーの普及拡大にとって極めて重要と考えたからです。
脱原発の道筋としても、地球温暖化対策としても、そして景気低迷にあえぐ日本経済の再建策としても再生可能エネルギーの普及拡大が決め手であると確信するからです。
そして、世界はすでに、そのように進んでいます。

日本の電力自由化も、送電網の広域運用や、発電・送配電・小売の分離、総括原価方式の廃止など、原発に厳しく再エネに有利な状況になりつつあります。
しかし、三分割される電力会社側も黙ってはいません。
広域運用の前に、再生可能エネルギーを送電線に繋がせない「接続可能量」という仕組みを作ったり、送電網の強化コストを再生可能エネルギー側に押し付けたり、送配電網の権利は決して渡さない・・など、激しく抵抗しています。
政府も再生可能エネルギーの買取コストをどんどん下げるだけでなく、新たに入札制度で発電計画をふるい落とすなどの法改正(再生可能エネルギー特措法の改正)を行いました。
ものすごいせめぎ合いで、日本の電力自由化は再生可能エネルギーの後押しになるのか妨害になるのか、予断を許さない状況です。



そんな中で、確実にはっきりしているのは、日本の再エネの量はまだまだ足りないということ。
日本の全電力需要の6%。そのほとんどを占めるFIT電気も大部分(95%)、既存の大手電力会社に(契約を)占有されています。

だから、もっと「市民電力」、もっと「地域エネルギー事業」ということです。
日本中の自治体全てに一つや二つの市民電力=地域の資源を生かしてエネルギーを生み出す事業が誕生すれば、どんなに大手電力会社が抵抗しても、電気の供給と消費の仕組みは変わります。
そのためには、各地が変わること。各地の市民が変わること。
地域事業なんて無理なんじゃ・・という意識を変えること。
それが日本の電気を変え、政治を変え、社会を変えることになるのです・・。

というような、もっと具体的な話を、久しぶりに下記の日時・場所でやります。
お近くの方も、遠くの方も、ぜひおいでください。

https://files.acrobat.com/a/preview/b26044a0-1aa0-45a8-a1c2-5c7480e2e78e

地産地消エネルギー藤沢市民の会
総会・記念講演のご案内

記念講演:市民電力・湘南での可能性を探る
講師:竹村英明(たけむらひであき)氏

日時 2016年6月12日(日)13:15~14:40講演・質疑
(13:00 受付開始)
会場 藤沢商工会館ミナパーク503会議室(藤沢駅北口徒歩5分)
参加費 500円(資料代)
申し込み(先着40名)下記メールか携帯,または,FAX(裏面)で
E-mail:shn-miya@jcom.home.ne.jp(宮地)携帯 090-1425-5472(吉野)

主催:地産地消エネルギー藤沢市民の会
後援:藤沢エフエム放送株式会社、
協力:一般社団法人大磯エネシフト、NPO法人茅ヶ崎自然エネルギーネットワーク


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