nikkurei社長のひとこと**ケアマネは希望の星だ**

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堂場舜一「断絶」読了

2011-12-04 14:14:17 | Weblog

ミステリー小説というより政治をめぐる小説といった方がいい。話はある女性の銃殺死亡事件の捜査にあたる警官の動きがミステリーの要素を持つが、事件の発生経過と事件の関係者である政治家一家の動き、さらには選挙にでるための党公認をめぐる動きが渦をまいて、様相は複雑を呈する。
事件物から政治にまつわる駆け引き、内輪話を描き、読んでいて想起したのは松本清張だった。
松本清張は事件物から始まり政治や時代物まで、取り上げたものは幅広い。読んでいて感じた松本清張の深さがこの作者にも通じる。この作品を読んで日本の政治力学を見た憾がある。
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塚本青史著「列果」読了

2011-12-04 11:14:45 | Weblog
中国、春秋・戦国時代趙の出来事を書いている。斉の4大卿の覇権争いのなかで趙ムジョウの成長と活躍が中心になっている。後半部分で強力な卿が他の卿に領地割譲を迫り、それに対抗する戦がある。趙は他の卿と協力関係を作ることに成功し強大な卿を滅ぼす、その過程で生じる駆け引きには学ぶものがある。
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