笑の大学
2005-10-08 | 映画
大笑いするつもりで借りたのですが、何とまじめでシリアスな映画でした。タイトルが「笑・・・」だし、原作は三谷幸喜だし、絶対笑える映画だと思ったのに・・・。
といって面白くなかったわけではありません。快く裏切られたという感じでしょうか。
舞台は昭和15年。日本は戦争への道を歩み始めていて、国民の娯楽である演劇は規制され、台本も上演前に検閲を受けなければなりません。登場人物は検閲官(役所広司)と喜劇の脚本家(稲垣吾郎)。全編ほとんど取調室の2人のやり取りです。
私は脚本家が気難しい検閲官を笑いで味方に取り込んでしまう・・・というストーリーを思い描いていました。確かに最初はそんな雰囲気だったのですが・・・。
自民党による新憲法の草案が発表されたという記事が出ていました。見出ししか読んでいませんが、戦争を肯定するようなことはほんの少しもあってはならないはずですが、どうでしょう。
「笑の大学」はそんな時代の愚かさを教えてくれるちょっと切ない映画です。
稲垣吾郎は最初はずいぶんふっくらしたなあと思っていたら最後はまた痩せていたように思う。役作りでしょうか。役所広司は期待通りというか面白かった。
といって面白くなかったわけではありません。快く裏切られたという感じでしょうか。
舞台は昭和15年。日本は戦争への道を歩み始めていて、国民の娯楽である演劇は規制され、台本も上演前に検閲を受けなければなりません。登場人物は検閲官(役所広司)と喜劇の脚本家(稲垣吾郎)。全編ほとんど取調室の2人のやり取りです。
私は脚本家が気難しい検閲官を笑いで味方に取り込んでしまう・・・というストーリーを思い描いていました。確かに最初はそんな雰囲気だったのですが・・・。
自民党による新憲法の草案が発表されたという記事が出ていました。見出ししか読んでいませんが、戦争を肯定するようなことはほんの少しもあってはならないはずですが、どうでしょう。
「笑の大学」はそんな時代の愚かさを教えてくれるちょっと切ない映画です。
稲垣吾郎は最初はずいぶんふっくらしたなあと思っていたら最後はまた痩せていたように思う。役作りでしょうか。役所広司は期待通りというか面白かった。
全編ほとんど取調室の2人のやり取り・・
原作は三谷幸喜・・・
と言うのがなんだか面白そう。。
って私も思ったんですが・・・
でもストーリーがシリアスなんですね。
ちょっと興味があります。
僕がげらげら笑って見ていたら、妻が何処がそんな映画面白いのなんて言っていました。
特にこの映画は、芝居として作られたもので、芝居を見た人達は評価が高かったようですが、映画はいまいちみたいですね。。
場面場面は面白いんです。
でも、だんだん「これは変だぞ。」と観客も気づき始めるというか・・・。ただのドタバタじゃないなという感じです。
なんで??と思ったらこの時は主人の実家だったんです。帰ってからまとめて読んだ時に見逃したのですね。
私は三谷幸喜さん、好きです。奥さんの小林聡美さんがまた面白い。この人も好き。
で、「笑の大学」も大笑いはできなかったのですが、面白かった。悲しい面白さかな・・・。
銀の森に住むゴブリンと申します。TBありがとうございます。
HANAさんの感想を読ませていただきました。「まじめでシリアスな映画」「快く裏切られた」という表現から、ラスト部分に作者がこめた思いに対する共感が読み取れます。戦争は市民から笑いを奪っただけではありません。喜劇作者の命も奪っていったのです。
三谷幸喜がどうしてもこめたかったこの思いに共感できるかどうか、エンディングに対する評価はここで分かれるのだと思います。
ゴブリンさんのブログにもコメントを書かせていただきました。
深い洞察に感服しました。