早期リタイア&移住生活

早期退職し信州へ移住しました。呑んで、走って、耕して、作って、野鳥を眺めて、自然を楽しむ日常を綴ります。

シジュウカラ観察日記11 ~巣立ち後の巣箱~

2021-06-14 | 野鳥・生き物

巣立ちから10日ほど経ったので、もう大丈夫だろうと巣箱を取り外してみました。巣箱の中で悲しいことが起こっていないか、無精卵が残っていないかをチェックして、来年に向けて掃除をせねばなりません。もちろん、事前にノックして、中に鳥が住んでいないことを確認してから、です。

いつも右側からしか見ていなかったのですが、実は、左側の屋根を留めている部分に激しくつつかれた跡がありました。おそらくカラスか何かが蓋をこじ開けようとしたのだと思います。このネジのところを針金のようなもので巻いていたので事なきを得ましたが、もっと強化しておいたほうがよさそうです。

中を開けてみると・・・よかった、巣立てなかった雛とか無精卵とかの悲しいものはありませんでした。

この赤いものが血のように見えて一瞬ドキッとしましたが、巣作り中に親鳥が赤いモフモフを咥えていたことがあったので、その時のモフモフだとすぐにわかりました。赤いモフモフを咥えていたのを目撃していなかったら、何かに襲われたのかと心配するところでした。しかし、この赤いのどこで見つけた何なのかは?それにしても、まあよくこんなに大量の材料を頑張って集めてきたものだ、と感心してしまいます。

ともかくも、中にいた子たちは全員巣立ったようなので、巣箱は丁寧に洗って、傷んだところを補修&敵にやられないように強化しておいてあげようと思います。


シジュウカラ観察日記10 ~水浴びも修行のうち

2021-06-08 | 野鳥・生き物

先日巣立ったシジュウカラ、毎日修行にいそしんでいるようです。親が楽しんで?やっている水浴びも、生まれて初めてのちびっこにとっては修行かも。

↓これはお母さんとお父さん、もちろん、水浴びは楽しくやっていて、このあと近くの木の枝で毛づくろい(羽づくろい)をします。

これを見ていて興味が沸いたのか?お母さんに「あなたもやってらっしゃい」と言われたのかは?ですが、プク子(ぷくぷくしているので仮称プク子)もやってきました。まずは、ここにどうやって入ったらいいのか、一周して様子をみた後に、恐る恐る入ってみました。

↓そして、お母さんたちってこんな感じだったよなあ、とパチャパチャしてみたりして。

↓ちょっと違うんだよなあ、とお父さんがやってきました。

↓ほら、こんな感じ。やってみな。

↓プク子:こんな感じ? おとうさん:まあそんなもんかな

と、そこへ、メジロのメジ子ちゃんが・・・この子もちびっこでしょうか?メジロは我が家で水浴びをしているところをあまり見かけませんが、子供は好奇心旺盛なのかも?と推測。

↓ メジ子:なんだか楽しそうだから真似してみよ~っと

↓ちょっと楽しいかも~!っとしばらく二人で遊んでいました。なんてほほえましいツーショット。

しかし、この子達、浴びたあとの乾燥&毛づくろいの方法は知っているのかしら?

 

●おまけ●この日はジョウビタキの子もやってきました。あたまはメスっぽい色なのですが、しっぽがオス色。子供の雄ジョウビタキなのだと思います。

 


シジュウカラ観察日記9 ~巣立ち見逃しました(涙)

2021-06-04 | 野鳥・生き物

毎日見守っていたシジュウカラ。たまたま終日留守にした「その日」に、巣立ってしまいました(涙)

巣立つ前日、親鳥の様子が少し変わりました。これまでは、餌をやってウンチを咥えて一目散に飛んでいく、という感じだったのですが、その日は遠くに飛んでいく前に近くの木にとまってみたりして、明らかに違うフェーズに入った気配。とはいえ、数日は余裕があるだろうと高をくくって、でもとりあえず出掛ける時にビデオを設置しておきました。ただ、4時間くらいしか撮影できないメモリだったので、撮影できても午前中かな、と。しかし、午前中に巣立った方が生存率が高い、という情報があったので、巣立つならば午前中だろう、と願って。

翌朝、巣箱の出入りがないので怪しいなあ、ビデオをチェックしなきゃ、と思いつつ、外を眺めると、巣立ったシジュウカラが生きる訓練中・・・やっぱり巣立ってました。ちょっと残念。子供はまだツンツンして餌をつつくことに慣れていないようで、うまくつつけず、時々親がやってきてフォローしてあげています。この子達をカメラで追いながら、運動会で孫を撮影しているおばあちゃんになった気分でした。

親から餌をもらう子供の図(動画キャプチャーなので映像が荒いですが)

ただ、まだ2羽しか発見できていないので、何羽巣立ったのかが不明。カラスにやられてないといいのですが・・・。そして、訓練中もカラスが狙っているようで、森の中にやってきます。まだまだ気が抜けないです。

ちなみに、巣立つ瞬間は録画できませんでしたが、巣立つ日の午前中は餌を咥えて巣箱の入り口でじらしてみたり、巣箱の穴から外の様子をうかがってみたりと、観察していたら「もう巣立ちます!」と言ってるような状況でした。不在だったのが悔やまれますが、来年は巣立ちに立ち会いたいと思います。今回、孵化から16日目の巣立ちでした。平均が17日くらいのようなのでまずまず頑張って育てたようです。戻ってこないことを確認したら、巣箱の掃除をしてあげる予定ですが、無精卵とか(何か悲しいもの)が残ってないことを祈ります。


シジュウカラ観察日記8 ~順調に成長中?

2021-06-01 | 野鳥・生き物

5月下旬から巣箱に餌を運びはじめたシジュウカラ、相変わらず、一日中忙しそうに飛び回っています。シジュウカラは餌を与える時に、子供たちのウンチも運び出すのだそうです。ウンチを運び出しているし、親鳥が来た時に近くで耳をすますと「チーチー」という鳴き声が聞こえるので順調に育っているのだと信じて見守っているところです。

子供のウンチは(写真のように)袋状の物に包まれて出てくるので、親鳥はそれをくわえてせっせと遠くへ運びます。なんでも、ここに子供がいることを知られないように、遠くへ捨てに行くとか。どこかで10m以上離れたところに捨てる、という記述を見ましたが、10mどころじゃなく飛んで行っているようです。それと比べるとツバメは巣の周りにウンチしまくり、敵に見つかってもいいのかなあ?と思ってたら「だから、人間のそばに巣を作るんじゃないの?」と言われて、なんとなく納得。シジュウカラはたまたま我が家の庭に設置した巣箱で子育てしてるけど、必ずしも人間のそばで子育てするわけではないから、自分で防御できるようになってるのか、と。

そういうわけで、巣箱の中や周りがウンチで汚れるということがないのがシジュウカラの子育てなのです。どこまでいっても真面目でいじらしくて可愛い、です。そして、冬の間はぷくぷくしていた親鳥が今はむちゃくちゃ痩せてます。産卵したからか、餌見つけで働きすぎか、瘦せすぎて心配になるくらいですが、きっともう少しで巣立ちだから頑張れ~。ほとんど、子供と孫を見守ってる気分なので、おばあちゃんはカラスの攻撃を阻止するべく、StayHome頑張ります。

#そんなシジュウカラの足元では、落種から芽が出たカモミールが満開で、風にゆらゆら揺れています。