最近読んだ「お金」に関する2冊の本。一冊は人生が変わった、という知人(40代)がお薦めしていたもの。
もう一冊は口コミが気になって読んでみたもの。
前者は頷けるところもあるのだけど、読むには私自身がちょっと歳をとりすぎたかという印象。後者は著者が日本人ではないので日本に既にある仕組みとはそぐわない部分があるものの、著者と年代が同じなのでまあまあ納得。この本ももう少し若いうちに読めてたら、尚よかったかな。しかし、途中経過はさておき、結果的には二冊ともDIE WITH ZEROというテーマで書かれているのです。「お金の使い方」について目からうろこの二冊なので、この話に合意してもしなくても、自分の生き方について考えるいい機会になると思います。読むならばできるだけ早いうちに。。。
若いころ(20代~30代)は体力はあるけど時間とお金がない。40代~50代は体力はまあまああるし、お金もまあまああるけど、時間がない。リタイアした60代はお金も時間もあるけど体力が衰え始めている。この本によると、若いころは借金してでもいろんな経験をすることに重点を置く、という考え方。そして、死ぬときに子供に遺産を残すくらいならば、子供が若いころにお金を与えた方がより有意義に使ってもらえる、ということ。例えば親が80歳で死んだとして、子供は50代以上。そのころ子供にも一定の資産がある(はず)、それならば、その子が体力はあるけどお金のない20代や30代の頃にお金を与えた方が有意義に使ってもらえる、確かにその通り。
私自身、若い頃には「リタイアして退職金と自由を手に入れたらあれもやりたい、これもやりたい、だからお金をためておこう」なんて思っていた。しかし「お金と自由を手に入れた頃には、体力が衰え遠くへ行くのが億劫になっているはず」ということに気づいたので、30代を過ぎたころからお金がかかっても「なるべく遠くから」という方針で旅しています。
また、お金という観点では、ある一定の年齢になったら増やすことに時間を使うのではなく、使い始める(減らし始めてよい)。体力のあるうちに経験・体験に使うのが一番有意義な使い方、と書かれています。私の場合、早期退職してサラリーマン時代にできなかったことを実践しているので、既に「使い始める」時代に突入しているのですが、もっと歳を取った時に50代であれをやっとくべきだった、とならないように計画的に進めていかねばと再認識しました。
ということで、まずは、死ぬまでにやりたいことをピックアップ、そして、すぐやりたいこと、これから5年以内にやりたいこと(早々にやらないとやれなくなりそうなこと)、10年以内にやりたいこと(なるべく早くやらないといけないこと)、次は・・・と計画を立てるのです。で、計画だけではなくて実践しなければ。
コロナの引きこもりで「経験」の計画(?!)が停滞しているので、来年はガツガツ楽しみたいと思います。
#今年の漢字は「決」ってな感じでしょうか