早期リタイア&移住生活

早期退職し信州へ移住しました。呑んで、走って、耕して、作って、野鳥を眺めて、自然を楽しむ日常を綴ります。

もう一度行きた・・・くない「マダガスカル」 その2

2019-01-07 | 海外旅行
年末に、もう二度と行きたくない…マダガスカルについてアップしましたが、マダガスカルに行く前に予習のため上野動物園へ行った時のことを思い出しました。(冒頭の写真は、マダガスカルではなく上野動物園の写真です)

上野動物園は、アジアで唯一アイアイが見れる動物園なのだそうです。マダガスカルでもなかなかお目にかかれないので、自然ではありませんが、一応見ておこう、と。それにしても、アイアイがどんな動物か、皆さんご存知でしょうか?実は「ワオキツネザル」をアイアイと思っている人が多いのではないでしょうか?

案の定、ワオキツネザルを眺めていたら、後ろを通りすがる家族連れが「ほら、アイアイだよ。アーイアイアーイアイ♪おさーるさーんだよ~♪」と歌いながら通り過ぎていきます。その後、アイアイのおりの前で、あら、違ってた、と気付くのでしょう。しかも、アイアイは夜行性なので闇の中で展示されています。その中で盛んに動き回っているのですが、当然、入ってすぐは何も見えません。きっと「見えないな」と素通りする人も多いのでは?
我々は目的がアイアイだったので、見えないながらも延々と観察していたら、あるタイミングでちゃんと見えてきました。人間の目の機能ってすごいです。アイアイのあの長い奇妙な指もきちんと見れましたし、その指を使ってミカンの中味を穿り出しているのも見れました。そして、木の上でバク転風の回転運動を延々と続けている姿が印象的でした。あの動きはなんなのでしょうか?

アイアイを知るほど不思議な日本の「アイアイ」という童謡についてWikiで引いてみると・・・“作詞者の相田裕美は、可愛い動物の歌を頼まれた際にアイアイという猿がいることを知り、名前が可愛いため、図鑑で見た特徴をそのまま歌詞とした。彼女はこの動物がマダガスカルでは「悪魔の使い」として気味悪がられていることや、アイアイの名前が現地人がこの動物を見て上げた驚きの声に由来することを知らなかった。そのため、現地においてもその不気味さから不吉な動物として忌み嫌われているアイアイが、遠く離れた日本では明るい曲調の童謡で親しまれることとなった。”   
こんな経緯で作られた歌だったとは全く知りませんでした。

動物園って動物もいまいちやる気が見えず悲しいですが、この時はアイアイを見れたので満足して帰途につきました。
#結局、マダガスカルではアイアイに会うことはできませんでした。何十年もガイドをやっていても会えないそうなので、そう簡単ではないようです。