Carpe Diem-Seize the Day-

Because life means just right now for us...

こんなにも愛して居るのに-隔てられる壁

2012年04月25日 07時50分29秒 | 呟き・慨嘆・ゆきへ・他

まるでドン・ジョヴァンニの中の

セリフの様だが。。。

実際にはこのセリフは

言って居なかったとは思うも

感覚的に。。。

昨日の凄まじく轟く雷鳴の際、

再認識をしてしまった。

ゆきは、有事の際飼主の元へ寄り添い、

助けを求め、保護をして貰おうとは

思って居ないらしい。

それは薄々以前から気付いて居た。

極度に体調が優れぬ折、

「飼主から離れないでしょう?そういう時。。。」

と或ボラ団体の代表が言った。

ゆきは、そういった際、

飼主からなるべく遠くへ行こうとする。

身を隠す様に。

これは野生の名残の強い部分が

出て居るのか。。。

と楽観的に考える様には

して居たが、やはり違うかも

知れない。

そう言えば大分以前の雷鳴の際にも

同じだった記憶がある。

幾ら抱き締め様とするも

身を固くし、飼主から

離れ様としたのだったか。

大昔から雷は大の苦手だったゆき。

飼主が慌てると

イヌも只事では無いと認識が

強まるだろうと考え、何事も無いかの様に

知らん顔をして居た時期もあった。

しかしこちらも

ボラ団体代表に

「抱き締めてあげて下さい」

と教えられ、改めたのだった。

 

命に代えても守りたいゆき。。。

自分の命と同等か

それ以上。。。

命そのもの。。。

心から愛おしくかけがえの無い子

等と強く思う飼主の気持ちは

日々の繰り返されるこの

頼り無い行動に因り

ゆきから「信頼出来ないニンゲン」と

刻印を押されたか。。。

実に遺憾且つ嘆かわしい。


恐らく昨日今日に始まった事では

ないのだろうな。。。

長年の積み重ねか。

自分が具合の優れない際に

何処の馬の骨とも知れぬ

小さな黒い塊を連れて来る、

地震があれば慌てふためく、

この何年も指示らしい指示も出さない、

痛い、苦しい折、動かされ

病院と言う、もっとストレスにさらされる

場所へ運ばれる。。。

そちらでも嫌な思いを余儀無くさせられる

。。。全てこの飼主のせい。。。

 

対ヒトでも心の擦れ違いは

多分に有るのだろう。

老若男女、親兄弟問わず。。。

しかし対ヒトの場合には

どちらか一方に100%の過失が

あるとは思えない。

五分五分でないにしても---

割合は6:4かも知れない、

7:3かも判らない。。。

或いは9:1の場合も有り得るのだろう。

しかし殊、対イヌ

の場合には明らかに10:0では

ないか?

全て飼主の責任。。。

気持ちが伝わらない、こちらの

意図する事が解って貰えない、

信頼して貰えない。。。

全て1000%、飼主の責任だと

痛感する。

当然自分の気持ちは

伝わって居て然るべきだ、

と考える浅はかさと傲慢さに

猛省をする。

 

少し遅いかも知れないが

ゆきに信頼して貰える様

精進しなければならない、

とつくづく、心底思う。

まずどうすれば良いのだろう。。。

今更何を言って居るのだかなの話

。。。

本当にターミナルに向かう、

終の刻。。。

その厳粛な旅立ちの折に

信頼出来ない飼主の元で

逝かせてしまっては

こちらの方が死ぬに死に切れない。

 

勝手なエゴで、そのエゴイスティックな

感情丸出しの行動が

賢いイヌには

お見通しなのだろうか。。。