其々の考えが有るのだろう。。。
それ故、大変に繊細で難しく一言では
語り尽くせない事かも知れない。
そこに直面した際、飼い主は悩み何日も考え
挙句、お願いをする。。。
その後も自責の念にかられるかも判らない。
自ら、あれで良かった、あの方法しか無かったと
言い聞かせるかも知れない。
youtubeで音楽映像を探して居る最中辿り着いて
しまった或保護団体にレスキューされた大型犬。
骨の癌と、口腔内の「何か」が発見されたと
記載があった。
この2日間食欲も無くなった、と。。。
保護団体は、安楽死をする為に病院へ向かう。
その後、恐らく行われたのだろうが、
そこまではとてもではないが、恐怖に狩られ
見られない。
欧米での話。
日本人には考え難い気がする。
勿論、全ての欧米人や全ての日本人の
考え方が100%単一なワケはないが。。。
日本にて現在、闘病中の仔を抱え
精根尽き果たす如く日夜看病、通院に
明け暮れて居る飼い主さん方が
そう安易と思える「安楽死」を選択するとは
考え難い。
やるだけの事を施し、モルヒネ含む強い痛み止め、
そしてもしかするとそれが命取りになってしまい兼ねない
睡眠薬すらも最早、何等効果も齎さないと
判断され、始めてそれが行われる様に感じる。
自分は。。。もしゆきがその場面に出会したなら
取り敢えず最低限、意識レベルを落とすのだろうか。。。
安楽死一歩手前の曖昧なセデーション。。。
これは恐らく自ら望み「安楽死」を選択した事への
一生の後悔を自分自身の中に残さない為かも
知れない。。。それでもその時点で出来る限りの事は
したいと、今は思う。
呼吸不全に陥った場合を除いては。。。
まさか、挿管をしてまで、とは流石に考えない
かも知れない。。。が判らない。。。
その大型犬さんはまだまだ眼に力もあった。
痛み止めを施せば、もしかしたら
食欲が一瞬でも戻ったかも知れない。。。
リーマンショックが全世界を駆け巡った時期、
欧米諸国ではイヌ達の安楽死が増えたと言う。。。
一生服用しなければいけない常備薬が
購入出来なくなった為等、大変に安易で無念な死だ。。。
世の不況がまだまだ生きられ、楽しかったかも
知れない余生を奪ってしまう等、
やはり多くの日本人の感覚とは相違するのでは
ないかと思ってしまう。
自分の仔の事は「最期まで」責任を持った、
という事なのだろうか。
その時期、放棄犬も倍増した様だが
もしかして、後者の方がこの場合に限りは
イヌ達に将来がぼんやりと見えたかも判らない。
重篤な疾患を持つ仔を抱えた飼い主は
早かれ遅かれ何時か「安楽死」という三文字が
一瞬でも頭を過ぎる事が有ると感じるが
大事にして居る飼い主は皆、
悩み考え抜き、そう安易に決断はしない。。。
そう思う。
まだ可能性;
どういった容であれ、疼痛コントロール緩和が可能且つ
自発呼吸が可能な内、上手くすれば何かを口に出来る;
があるなら、自らその仔の生命を
奪う権利は、無い気がする。