Carpe Diem-Seize the Day-

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大惨事-火災-又ゆきを走らせる

2011年07月22日 08時05分40秒 | 呟き・慨嘆・ゆきへ・他
昨夕、気温も適度、
折からの雨で外へ行く事を
拒んで居たゆきには
絶好の?散歩日和?かと
出る時を見計らって居た。

雨が止んだばかりでは
まだ怪しい雲が頭上にある
かも知れない、草も濡れて
お腹に触れるだろうし---と。

17時過ぎ、キレイな夕日が
見える。チャンスだと慌てた
のがいけなかった。

ゆきにペラペラで糸の解れた
バンデージ疑きを巻く事の
時間も惜しい。

d/dから再び心臓・関節サポート1
に戻ったご飯をふやかす為に
ヤカンを火にかける。散歩から
帰り一段落し、丁度食べられる
具合になって居る。
その上に朝はセンダン、夜は
Dフラクションを垂らす。
今は頂いたd.b.fのチキンチーズを
小さじ半分、匂い付けに混ぜる
のみ---

(因みに暫くロイヤルカナンだった
為に、d/dという皮膚疾患用の
ヒルズを約半月ばかり試すが
2袋共無くなった為、心臓ご飯
に戻る。心臓のロイヤルカナンは
長い事、お世話になって居るが
次回はヒルズのg/dを頼んだ。
本来はこの間に、ロイヤルカナンを
入れたくなかったが、間違える。
d/dのサーモンがまだ在った事に
後から気付く。
今日辺り、g/dが届くと思うが。)

ストローラーは置いて行こうと
決め、だったら限界30分以内だ、
家の鍵、携帯、カメラを埋もれた
ゴミの山の様なテーブルの上から
引っ張り出し、横で嬉しそうに
尻尾を振り目に付いた
冷え冷えダックス枕を久々に咥え
はしゃぎ、無邪気なイヌを
見せてくれるゆきに
余りはしゃぐな、とクールダウンを
促す。散歩へ行く前から
パンティングを含め、酷い状態に
なってしまう。ストローラーは
置いて行くと、咄嗟に決めたの
だから、
おまえ歩けるかなぁ?と
ブツクサゆきへ。

皆、この晴れ間を待って居たかの
様に沢山の4本脚仲間達と会う。
何処も同じと、何だか嬉しくなる。

スコッチ母エンジェルちゃんの
パパさんと立ち話をす。

ペペちゃんママさんからは御主人が
入院されて居る話を長い事伺う、

その間、シュナのゼン君が元気に
通り過ぎ、数分後にはもう1頭の近所
のシュナの?君がガゥガゥと行き
。。。
そしてコロ兄が珍しくママさんと
夕方の散歩をして居た。

相変らず、ジャーキーを頂く。
ここで結構、話に興じてしまう。
この時間、ゆきちゃん、珍しい
ですよねぇ~
から始まり、コロ兄が元気で羨ましい
といった話から
ボケられると困るんだけどねぇ、
とコロ兄ママさん。

あぁ、そうですよね、何か朝晩
逆転するみたいですもんね?

人間と同じよねぇ~

。。。だけどボケる位長生きして
欲しいな、なんて思ったりしますケド
。。。と思わず暗い話が口から
付いて出てしまった。

この間、コロ兄は、普段垂れ
下がった尻尾をピンと持ち上げ、
ゆきを嬉しそうにクンクンする。
彼は来年の1月で16才なのだ
そうだ。

ゆきは直ぐに疲れ座り込む。
以前より座る回数が増えて居る。

コロ兄と別れ、社交場手前で
ふと考える。

帰ったら今夜は心臓関節ご飯か。。。
あれは結構直ぐにふやけたん
だった。。。
。。。と、あれ?
ふやかして来たか?

---確か---
ヤカンをかけたのではなかった
だろうか?
ボウルにフードを入れた記憶が
無いぞ。
いや。。。入れて。。。
しかし、ヤカンの熱湯は注いで
居なかったか?

ここであやふやなかなり危ない
記憶が甦る。

飼主、走る。。。
社交場に一瞬寄りたそうに見えた
ゆきも
飼主の異変に気付き、これ程
体調が良くないにも拘らず
足に絡みそうに又、ピッタリと
脚足をし、自宅まで走った。

左下から、チラチラと飼主を
見上げ乍ら必死で付いて走る
ゆきが視界に入って居たが、
ゆきには話し掛けず---

恐ろしく賢い、実は以前と全く
根本は変わらないのだ、ゆきは
偉い、ごめんよ、倒れないで
くれよ、それともおまえだけ何処かで
待ってるか?お母ちゃんだけ
家を確認して来るか?
そうじゃなきゃ、お前の心臓が
おまえの体力が---
家、燃えて居ないか?
今ならまだキッチンだけで済むのか?
消火器は、期限切れだった、
まだ使えるのか?
とあらゆる考えが交錯する中、
走り続ける。

以前の悪夢が甦る。。。
あの時も確か、ゆきは点滴直後だった---

10分弱走り続け、自宅が見える。
心の何処かでは火を消して無いか
否か忘れた時は、往々にして消して
居るのだ、ほら、家が在るじゃないか、
と自らを落ち着かせ様とする自分が居た。

乱暴に門を開け、ゆきに
そのまま待って居て貰い、震える手で
鍵を開けると焦げ臭い香りが立ち込めて
居る。
サンダルのままキッチンへ向かうと
ミシミシと唸って居たヤカンは直ぐに
ピチピチと音を変えて居た。

危機一髪だった。
フードをふやかす際には、ヤカンの
水は最小限一回分しか入れない。
かけっ放しにし大凡、40分は経って
居たのか?

膝がガクガクした。。。
その夜は、ゆきの発咳を覚悟する。

ヤカンを水に漬けるのも怖く
そのまま冷めるまで待ったが
蓋と取っ手はいつまでも火傷を
する程熱く、底には穴が開いた
様だった。