玉陽庵 算命学ブログ

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フェロモン星

2015年01月31日 | 算命学 あれこれ
本日は、別名「フェロモン星」とも呼ばれる「天恍星(てんこうせい)」のお話。

「天胡星(てんこせい)」「天庫星(てんこせい)」と音が紛らわしいので、
お教室では「天恍」を「てんぴか」、「天庫」を「てんくら」と呼んでいました(^^)

さてさて、この「天恍星」、年齢で言うと「思春期」の星。
思春期の不安定さと危うさ、またその時期ならではの魅力を思い浮かべていただけると、
イメージが湧きやすいと思います。

俳優の松坂桃李さんを例に見てみましょう。


    司禄星 天南星

牽牛星 車騎星 貫索星

天恍星 玉堂星 天庫星


晩年期に「天恍星」がありますが、この場所は日干支から出てくる場所でもありますので
本人の「本質」を表す場所でもあります。


「天恍星」の特徴として「暗中の明」と呼ばれるものがあります。

「陰道占技」の中でもお話したことがありますが、芸能人は内側に寂しさなどの暗い部分を抱え
それを紛らわすように明るく華やかに振る舞うことで成功するもの。

「天恍星」は星そのものに内面と外面のギャップがあり、明るく振る舞う中にも
そこはかとない影を感じさせることで人を惹きつけるのです。

松坂桃李さんも、穏やかで礼儀正しく、爽やかでありながらも、何とも言えない色気を漂わせる
独特の雰囲気がありますが、まさにこの「天恍星」が輝いているからこその
あのフェロモンなのだと思います。


この星を持つ方は当然異性にモテますから、一見非常に羨ましい星ですが(笑)
ある種の因縁も背負っているからこその「モテ星」であるため、異性問題には注意が必要。

この星を持つ方で、異性に対し極端に真面目になる場合がありますが、これで
問題が解決する訳ではありません。
本来は華やかな星なので、華やかな生き方をしてこそ順当なのです。

ただし、「結婚した相手と添い遂げて、お互いに幸せになる」ことが
人生の最終目標であり、因縁の浄化方法だと覚えていてください。

異性問題で家庭を壊したり、刃傷沙汰にでもなれば、因縁がこじれます。

結婚されている方は、ぜひお気を付け下さいね。




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宿命律音と宿命納音 その2

2015年01月29日 | 算命学 あれこれ
本日は、昨日の続きで「宿命納音」のお話をしたいと思います(^^)

「納音」は天干が同じで、地支がぶつかり合う「対冲」という形。

今でもCMなどで全盛期と変わらぬ美しさを見せている山口智子さんを
例に見てみましょう(^^)


  壬 甲 甲
辰 寅 戌 辰 寅
巳 丙 丁 癸 卯


彼女の月柱(生月)と年柱(生年)が「甲戌(こうぼくのいぬ)」と
「甲辰(こうぼくのたつ)」で「納音」の関係になっています。

このような「破壊条件」を持っていると、ちょっと変わった人ではないかと
思われるかもしれませんが、実は「宿命納音」をお持ちの方は“真面目”。

「宿命律音」の方もそうですが、他に諸条件があっても基本は“真面目”なので、
個性的な教育が合わず、学校は私立ではなく国公立向きだと言われています。

山口智子さんの場合も、中学時代は生徒会長を務めたり、高校も進学校に
通ったりと、とても真面目な学生さんであったのが分かりますね(^^)

その後も「老舗旅館であった実家を継ぎたくない」という動機があって
都内の短大に進学したり、芸能界に進んだりされていますが、
このような動機が無ければ、もしかするともっと地道な道を
歩んでいたかもしれません。

また、「宿命律音」が一つの事にかける集中力がすごいのに対し、
「宿命納音」は精神を示す「天干」が一致しているものの、
現実の行動を表す「地支」が一致していない為、一貫した目的や考え方がありながらも、
行動がまとまらない傾向があります。

「家業を継ぎたくない」と思いながらも、短大で家政学科に行ったり、モデル業をやったり
女優に転向したりと、行動には一貫性がなく、「これをやりたいから家業を継がない」と
はっきりと断れるほど的を絞った行動がとれていません。

ご本人がカリスマ性や人を惹きつける引力、表現力に長けた星をお持ちだったので
女優業でブレイクしたものの、そもそもの目的が芸能人として成功することでは
なかった訳ですから、非常に「宿命納音」さんらしい成り行きと言えます。


さて、「宿命納音」の特徴で、もう一つ「ある方面に対し秘密主義」
というものがあります。
山口智子さんのように月柱-年柱に「納音」をお持ちの方は、
「自己の事を、職場・友人の間で秘密」にするタイプ。

主演した朝ドラの時から現在のご主人、唐沢寿明さんと交際していたのに、
暴漢が自宅に押し入ってくるという事件があるまで
まったく記者などに気付かれなかったのは有名なお話。

それも、警察に被害届を出して初めて気付かれたというのですから
彼女のプライベートに関するガードがかなり固かったのは確かなようです。


以上、対照的であったり、妙な共通点があったりする「宿命律音」と「宿命納音」。

どちらも「陰占」にある特徴なので、その行動は無意識であることが多く、
当事者よりも、第三者から見た方がその特徴が分かりやすいと思います。

もしもお持ちの方は身近な方にご自分がこのように特徴的な行動を取っているか
聞いてみて下さい。

おそらくは、ご本人よりも周囲の方の方が、より納得されることと思います(^^)




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宿命律音と宿命納音 その1

2015年01月28日 | 算命学 あれこれ
昨日は宿命に「破」を持っている方のお話でした(^^)

本日より、宿命に「律音」「納音」を持つ人のお話をしたいと思います。

まずは、「宿命律音」。
どのような形かと言いますと、全く同じ干支を二つ、宿命の中に持っている方です。

例を挙げてみましょう。

25歳で将棋界初の7タイトルを独占するという圧倒的な実績を残したことで有名な
羽生善治さんも、この「宿命律音」をお持ちです。


  庚 乙 庚
寅 戌 酉 戌 寅
卯 戊 辛 戊 卯

ご覧のとおり、日柱(生日の干支)と年柱(生年の干支)に
同じ「庚戌(こうきんのいぬ)」という干支をお持ちですね。

「宿命律音」に共通する特徴としては、一つの事にかける前進力、集中力が大きいこと。
羽生さんの将棋に対する集中力については、ここで語るまでもないでしょう。

また、このように一つの事に集中してしまうため、どうしても人生の行動範囲は
狭くなりがちで、意識も広がりにくいとも言われます。

羽生さんがご結婚の際、「結婚指輪は給料の3か月分」という話を真に受けて
非常に高額な指輪を奥様にプレゼントした・・・という伝説がありますが
事の真偽はともかく、自分の集中している世界以外の事に少々疎いということは
十分あり得ます。

さて、この「宿命律音」、出る場所によって家族の在り方が垣間見えるという
部分があります。

相性で「律音」は非常に仲良しの関係だとお話したことがあると思います。
これを宿命に持つ場合、親や家系と絆の非常に強い関係ができあがり、
離れにくくなるという現象が出るのです。

羽生さんの場合は、「年柱と日柱」の「宿命律音」ですね。

  庚○庚
  戌○戌

この場所に律音がある方の場合、「本人」と「親」とが一体になっています。

羽生さんのご両親へのインタビュー記事を見ると、ご両親は「特別な事はなにもしなかった」
とおっしゃっています。
ただ、「自分が買い物をしたいから」と週末に将棋大会の開かれている
都心のデパートに連れて行くなど、ごく自然に息子のサポートをし、
「息子の将棋をしている姿が好き」と適度な距離でしっかりと見守り、
小学生でプロ養成所である「奨励会」入りを認めるなど、
幼い頃から息子の決断をことごとく尊重していたようです。

普通の親ならば欲を出して「英才教育」の名のもとにプレッシャーをかけたり
「将棋ばかりしていないで勉強しろ」と、その才能の芽を摘んだりしがちなところを
余計な口出しはせず、温かく見守りながら必要な手助けだけはするという
絶妙な距離感を保った接し方は、律音親子ならではでしょう。

また、お母様はすでに中学生でプロ棋士になっていた息子に高校を出るよう勧めた
ことを後悔なさっていたようですが、羽生さん本人は、「かえって良かった」と
お母様を責める事を一切おっしゃっていません。

おそらく羽生さんもご両親に対して、絶大な信頼を抱いていらっしゃるのだと思います。


場合によっては「親離れ、子離れがしにくい」という難点が出る事もありますが、
「宿命律音」の信頼関係や絆を最大限に生かして絶妙な子育てをすると
ここまで子供の才能を伸ばせるという見事な例ではないでしょうか?(^^)




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生涯の敵を持つ人

2015年01月27日 | 算命学 あれこれ
算命学の位相法には、「破」というものがあります。

一般的には周囲には分からない程度の「精神の揺らぎ」と言われていて
年運などに単独で出ていても、あまり重視されません。
むしろ、他に「害」(ストレスや病気、人の裏切り)や「刑」(人との争い)が
出ていると、それを助長し、倍化するため、そちらの意味で気に掛ける場合が
多いと思います。

それでは、宿命に「破」を持つ場合はどうなのか?

いくつか特徴はありますが、特筆すべきなのは、心の中に「生涯の敵」を持つ人
だということでしょう。

少し恐ろしげな響きかもしれませんが、要するに、「精神次元上昇の為に
対峙しなければならない特定の人物がいる」ということ。

このような相手と対峙するのは非常に苦しいですが、これを完全に乗り越えた場合
「会堂(えどう)に入る」と言われ、一種の悟りの領域に達するのだとか。
ここまで精神次元が上昇すると天中殺や対冲等の禍が出なくなるとまで
言われているので、かなりの人間性の向上だと思います。

その相手は、兄弟であったり、親であったり、姑であったり、様々です。
(これが誰かを特定する方法がありますが、ここでは紹介を避けます。)

ただ、もちろん、そのような人物が実際に居ない場合もあります。

一見、「敵がいないほうが良い」と思われるかもしれませんが、
宿命から人生が逸れてしまうと運が伸びないように、宿命に「生涯の敵」が
いると出ているからには、実在するのが自然。

このような方には「生涯の敵」が実際にいる方が「運が伸びる」とも
言われています。

そもそも、私たちがこの世に生まれてきたのは、自分の魂を磨くため。
この目的を果たす無二のチャンスでもあるので、苦労はありますが
それだけ意味のある修行ともなるでしょう。

宿命「破」を持っている方で、なかなか避けようのない身近な人間で
とにかく折り合いが悪い相手がいる場合、この「生涯の敵」である
可能性があります。

相当の苦しみを伴うはずですが、投げ出さず、その人と関わって行ってください。
いつかその人を許し、その敵対関係を乗り越えることができた時、
必ず周囲が驚くような人間的な成長を体験できるでしょう。



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人生の大転機

2015年01月26日 | 算命学 あれこれ
生涯を通じて安定した一つの職に就き、平穏に過ごす生き方というのは
ご本人にもご家族にとっても波乱が少なく、幸せな生き方の一つだと思います(^^)

ただ、人生の途中で大転機を迎え、その前後では180度異なる人生を送る方も
いらっしゃいます。

算命学では、この大転機が起きるか起きないかを、人体星図の中年期(右足)
の十二大従星で判断します。

今日は、「天然ボケの芸人」から「岡本太郎も認める“絵描き”」へ大転身を
果たした、ジミー大西さんを例に見てみましょう。


    禄存星 天胡星

鳳閣星 禄存星 車騎星

天貴星 牽牛星 天馳星


彼の中年期(右足)の星は「天馳星」。
この星は、中年期に大転機が訪れることを暗示する星の一つです。
また、「二分星」の一つでもあり、スター性が現れると同時に
人生が大きく分かれるような転職や、生き方の変化が現れやすいとも言われています。

この「二分星」が中年期に出ている人は、すべてが良い方向に向かう訳ではありません。
人生の迷い道に入ってしまう人、働くこと、生きることを放り出してしまう人もいます。

しかし、「人生を見事に切り替え、新しい人生を掴む」のが理想的な「二分星」の生き方。

ジミー大西さんは、まさにこの理想の切り替えを果たして新しい人生を掴んだと
言えるでしょう。

ジミー大西さんは、1993年頃に絵の才能が認められ、初めての個展を開いていますが
丁度この1993年の年運には「東方納音」が廻っています。

年運の「納音」も、ある意味大きな転機を示すもの。
「天然ボケ」から「天才的才能の持ち主」へと世間の評価が一気に変わった時期と
見事に一致しています。


このように、「人生の中年期に大転機が訪れる」と言われた事がある方は、
ぜひ、発想を柔軟にして大きな激動に備えて下さい。

この場所に「天庫星」が廻っている場合なども、「仕事が墓に入る」と言われ
一度離れた職種には、二度と戻らない場合が多いのです。
前職と同じ職種にこだわったりすると、なかなか前進できなくなり
人生の迷い道に入ってしまいます。

このような方には、思い切った発想の転換が不可欠。

「大転機」にふさわしいチャレンジをして、ぜひ、新しい生き方を
掴んでいただきたいと思います(^^)




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コメント (2)
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