玉陽庵 算命学ブログ

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生涯の敵を持つ人

2015年01月27日 | 算命学 あれこれ
算命学の位相法には、「破」というものがあります。

一般的には周囲には分からない程度の「精神の揺らぎ」と言われていて
年運などに単独で出ていても、あまり重視されません。
むしろ、他に「害」(ストレスや病気、人の裏切り)や「刑」(人との争い)が
出ていると、それを助長し、倍化するため、そちらの意味で気に掛ける場合が
多いと思います。

それでは、宿命に「破」を持つ場合はどうなのか?

いくつか特徴はありますが、特筆すべきなのは、心の中に「生涯の敵」を持つ人
だということでしょう。

少し恐ろしげな響きかもしれませんが、要するに、「精神次元上昇の為に
対峙しなければならない特定の人物がいる」ということ。

このような相手と対峙するのは非常に苦しいですが、これを完全に乗り越えた場合
「会堂(えどう)に入る」と言われ、一種の悟りの領域に達するのだとか。
ここまで精神次元が上昇すると天中殺や対冲等の禍が出なくなるとまで
言われているので、かなりの人間性の向上だと思います。

その相手は、兄弟であったり、親であったり、姑であったり、様々です。
(これが誰かを特定する方法がありますが、ここでは紹介を避けます。)

ただ、もちろん、そのような人物が実際に居ない場合もあります。

一見、「敵がいないほうが良い」と思われるかもしれませんが、
宿命から人生が逸れてしまうと運が伸びないように、宿命に「生涯の敵」が
いると出ているからには、実在するのが自然。

このような方には「生涯の敵」が実際にいる方が「運が伸びる」とも
言われています。

そもそも、私たちがこの世に生まれてきたのは、自分の魂を磨くため。
この目的を果たす無二のチャンスでもあるので、苦労はありますが
それだけ意味のある修行ともなるでしょう。

宿命「破」を持っている方で、なかなか避けようのない身近な人間で
とにかく折り合いが悪い相手がいる場合、この「生涯の敵」である
可能性があります。

相当の苦しみを伴うはずですが、投げ出さず、その人と関わって行ってください。
いつかその人を許し、その敵対関係を乗り越えることができた時、
必ず周囲が驚くような人間的な成長を体験できるでしょう。



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