玉陽庵 算命学ブログ

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新規スタートのススメ~申酉天中殺の皆様へ

2015年03月31日 | 算命学 あれこれ
今日は簡単更新ですm(^^)m

明日から四月ですね(^^)
学生さんは新しい学年のスタートですし、社会人の皆様も「4月から何か始めてみよう!」という方は多いのではないでしょうか?

「何か新しいことを始めてみたい」と思っている方。
その中でも、早めのスタートをして頂きたい方がいます。

それは、「申酉天中殺」の方。
今年は未年ですから、来年から天中殺に入る方々です。

ご存知の通り、天中殺で新たに何かを始めることは基本的に良くありません。
(ただし利益、実益を伴わず、人間性の向上に結び付く精神世界のお勉強は、むしろ良いとされます)

なので、何でも、始めるなら今がチャンス。
習い事でも、資格取得に向けたお勉強でも、今から始めておけば、天中殺に入る頃には「日常」の一部となっているはず。
天中殺中は「日常」を守ることが最も安全ですから、今年始めた事は「継続」した方が良いのです。

逆に、うっかり今年を逃すと、天中殺の2年間は新規スタートには不向き。
今年を含めると、丸々3年間も無為に過ごすことになってしまいます。

慌てて天中殺中に何か始めてしまうと、それがなんであれ、最終的に実りはありません。
新規事業などはもってのほか。

何か始めたいことがあるのなら、ためらっている時間はありません。
ぜひ、思い切って今の内にスタートしてみましょう(^^)




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宿命内における変化

2015年03月30日 | 算命学 あれこれ
本日は、前回でほんの少し取り上げた草なぎ剛さんについて(^^)

もうずいぶん前の話になりますが、SMAPのメンバーが次々ドラマなどで主演してブレイクする中、なかなか草なぎさんが主演する機会が無く、ちょっとハラハラした時期がありました。

その後、23歳でドラマ初主演をした後は順調にキャリアを積み、俳優としてその演技力を高く評価されるまで、それほどの時間はかからなかったように思います。

それでは、この微妙なタイムラグが何故起きたのか?


彼の陰占を見てみましょう。


  ★辛 辛 甲
寅  亥 未 寅
卯 


彼の日干支は「異常干支」。
“普通”の人ではないので、特殊な「虚」の世界である芸能界にはなじみやすい星です。
また、寅卯天中殺で、年支に「寅」がありますので、「生年天中殺」の人でもありますね。
従って、この年柱も「虚」となります。

「虚」の宿命が少々強めですが、陽占には芸術方面では必要な「調舒星」「鳳閣星」などはありません。
フェロモン星である「天恍星」と引力本能の「司禄星」はお持ちですが、「禄存星」との組み合わせに比べると、あまり華やかではない印象です。
ご本人も「東天運」で、むしろ現実的な面が強く、精神世界、すなわち「虚」の世界にぴったり・・・とは思えません。

しかし、見落としてはならないのが、陰占の「大半会」。
「辛亥」と「辛未」は大半会を起こす関係。
「辛未」は通常の干支ですが、これだけ大きな融合条件だと「虚」の力が強く働いて、通常の干支は巻き込まれてしまうのです。
つまり、本来なら通常干支であった「辛未」は異常干支である「辛亥」に巻き込まれて、「虚」と化してしまうのです。

実は、草なぎさんは陰占がすべて「虚」になってしまう人で、「虚」の世界である芸能界では水を得た魚のように活躍できる人。
なのに、他のメンバーよりもブレイクが遅れたのは何故か?

ここで思い出していただきたいのが、「干合変化」。
天干同士が「干合」する場合、その影響で出てきた新たな星の影響が出てくるのは、40代になってから、というお話をしたことがあると思います。

こちらの大半会は「地支」が変化するので、「干合」よりは変化は早く、20代くらいになってから。
つまり、草なぎさんが全柱「虚」になったのは、20代に入ってからなので、ブレイクがそれ以降だったのは、むしろ当然とも言えます。

その後、30代、40代の大運には「異常干支」が廻っていますので、草なぎさんの才能が出る時期。
30代におけるますますの活躍ぶりは、皆様もご存知の通りです(^^)

また、陽占には出てきませんが、彼の大運初旬に出ている星は「調舒星」。
この星はプラスαの星として、彼の陽占全体を廻っていますので、芸術性はきちんと持っていると考えて良いでしょう。

このように、「変化」が起きて初めて何らかの特徴が出る場合、必ずタイムラグがあることは覚えておくべきでしょう。

生まれたての時、まだ宿命の中の星は、すべてそのままの形。
つまり、幼い頃や思春期では、まだ変化前の「そのまま」の要素が強いのです。

宿命に融合条件を持つ方も、星と星が宿命内で融合し、変化して行くにはある程度の時間がかかります。
このような変化によって出てきた特徴を活かしたい場合は、その変化がある程度完了する時期を見計らって活かしてくださいね。




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後天運で成立する三合会局

2015年03月28日 | 算命学 あれこれ
本日は簡単更新です(^^)

昨日の千原せいじさんのように、宿命に三合会局をお持ちの方は稀。
しかし、「半会」をお持ちの方はかなり多いはず。

芸能界などで活躍されている方を見ると、半会をお持ちの方はとても多いですね。
試しに、SMAPの皆様がお持ちの融合条件を見てみましょう。

中居正広さん:月柱-年柱 半会(申-子)
 
香取慎吾さん:日柱-年柱 半会(子-辰)&日柱-月柱 支合(子-丑)

木村拓哉さん:日柱-年柱 半会(申-子)

草なぎ剛さん:日柱-年柱 支合(亥-寅)&日柱-月柱 大半会(辛亥-辛未)

稲垣吾郎さん:月柱-年柱 支合(子-丑)


グループ全員がこれだけ半会や支合という融合条件を持っているというのは、並大抵の事ではありません。

「半会」とは、あと一つ十二支が揃えば「三合会局」になる組み合わせ。
例えば、中居さんなら、「辰年」が廻れば、その年は「三合会局」が成立することになり、仕事面で非常に大きなチャンスに恵まれやすいのです。

中でも、さすがの強運と思ってしまうのは、やはり木村拓哉さん。

彼の大運を見てみましょう。

08 壬子 
18 癸丑 
28 甲寅 
38 乙卯 
48 丙辰 

彼は寅卯天中殺なので、28歳~47歳に大運天中殺が廻っています。
ただ、この後も48歳からの「大運」に「丙辰」が廻るので、「申-子-辰」の「三合会局」が成立しますね。

しかも、彼はこの他にも月柱に「辛亥」を持っているので、18歳~の「癸丑」の大運の時も「亥-子-丑」の「方三位」が成立しています。
これは「三合会局」ほどの現実離れした融合条件ではありませんが、非常に現実的で地に足の着いた融合条件。
他にも大運天中殺の移動や「格」の現象も加わっていたので、仕事面でかなりの強運になります。

このように、宿命だけでなく、「後天運」で成立する融合条件も良く見ておく必要があります。
月柱-年柱で「半会」をお持ちの方で、会社を設立したい、という方などは特に注意深く後天運を見て下さい。
後天運で「三合会局」になるときは絶好のチャンス。
この時を逃してはなりません。

「半会」を持っていない方でも、「大運」と「年運」と「宿命」の組み合わせで「三合会局」や「方三位」になることがあります。
どなたにも必ず良い年はありますから、チャンスを掴むにはこれらが成立する年をぜひ狙ってみて下さいね(^^)



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三合会局

2015年03月27日 | 算命学 あれこれ
昨日は千原ジュニアさんのお話をしたので、本日はお兄さんの千原せいじさんのお話を(^^)

テレビでお見かけする千原せいじさんは、豪快で、一見がさつで我がままに振る舞っているようでいて、心の温かさや人の好さがにじみ出ていらっしゃるようにお見受けします。

一番驚くのが、他人との垣根が無く、どんな人ともすぐに打ち解けてしまうところ。
言葉が通じず、文化も違う国に行っても全くご自分のペースを変えず、「素」の自分で人々と触れ合ってどんどん仲良くなる姿は、驚嘆するほど。

道具を使うサルの取材で、他のテレビ局が遠く離れたところから2週間も取材して撮れなかったその姿を、千原せいじさんがずかずかとサルの中に入って行ってもサルが逃げないどころか、彼が道具を使って取り出した牡蠣をもらおうと順番待ちした、というエピソードはかなり強烈。
信じがたいような話ですが、他の色々なエピソードを聞いても、どうやらせいじさんは野生動物にもすんなり受け入れられる人であることは確かのようです。

このような方の持つ星は、どんな星なのでしょう?

千原せいじさんの陰占はこちら。


  乙 丁 己
寅 巳 丑 酉 
卯 

ある程度算命学をお勉強されていらっしゃる方は、驚かれたのではないでしょうか?
彼は、めったにお目にかかれない「三合会局」の持ち主。
地支に「巳、酉、丑」という「三合金局」と呼ばれる完成された組み合わせの地支を持つ人です。

「三合会局」を持つ方は、行動に凡人をはるかに超える要素が現れる、と言います。
思考力、ものの捉え方、人生の処し方にも相当の広がりがあり、住む世界・風習・習慣・常識の違う人とも一体となれる人だと言うのです。

この説明、千原せいじさんがアフリカを訪れた時などの行動を彷彿とさせるとは思いませんか?

凡人から見れば変人・奇人に見えると思いますが、そのスケールの大きさは本物。

同じ「三合会局」の例として有名なのが小泉純一郎氏や小平氏ですから、単なる「変わった人」で終わる人ではありません。

陽占の社会の場所に車騎星が出ている関係で、どうしても短気でそそっかしく、早とちりも多い方ではあります。
なので、「残念な兄」として、ジュニアさんのネタは尽きないと思いますが(笑)
それでも、どんなに世界の違う人とでも分かり合えるコミュニケーション能力は凡人には計り知れないレベル。

いつの日か、そのスケールの大きな能力で、私たちをあっと言わせてくれるような気がしてなりません(^^)




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絶中に生あり

2015年03月26日 | 算命学 あれこれ
算命学では、六十干支それぞれに意味があります。
また、その干支の組み合わせから出てくる「十二大従星」も必ず加味して考えます。

六十干支にはそれぞれ名前がついていて、大半は、それぞれを自然の風景などに置き換えたものです。
しかし、中にはちょっと変わった名前のついているものもあり、「甲申」と「庚寅」はその代表。
これらはそれぞれ、「絶中に生を得る」「絶中に生あり」と呼ばれるのです。

共通点として、どちらも「天馳星」が出てくる組み合わせ。
「天馳星」は十二大従星の中でもっとも点数の低い星のため、基本的に「現実力量なし」とされます。
しかし、瞬間的に放出されるパワー、つまり、火事場の馬鹿力的に出すパワーは天将星のエネルギーにも等しいのです。

この為、「天馳星」は単に身弱の星というだけでなく、一種の「超能力」あり、と考えられています。

さらに、「甲申」「庚寅」は、それぞれの地支に含まれる二十八元のエネルギーが綺麗に流れて、天干に流れる形。
ここから、どんなに追い込まれても最後に助けが来る、最後に活路を見出す、とされているのです。
これが、「絶中に生」という名前の由来。

さて、説明はこの辺りにしておいて、実際の例を見てみましょう。

現在テレビで活躍中の千原ジュニアさん。
彼が2001年にバイクで大きな事故に遭ったのは有名な話ですね。
事故では顔面が石柱に激突したと言いますから、普通に考えて、頭を打って命を失うケースだと思います。
しかし、頬や前頭骨など複数の場所を骨折し、脳にも腫れがありながら、ジュニアさんは生還しました。

それでは、彼の星を見てみましょう。
こちらが陰占。

  庚 丁 甲
戌 午 卯 寅
亥 

一見、「甲申」も「庚寅」も見当たりません。

それでは、陽占を見てみます。


    禄存星 天馳星

牽牛星 司禄星 禄存星

天恍星 牽牛星 天報星


初年期の場所に「天馳星」がありますね。

この「天馳星」がどこから出てきたかを見ると、日干の「庚」と、年支の「寅」。
ここで、「絶中に生あり」である「庚寅」が出てくるのです。


このような組み合わせの星をお持ちの方は、どんなピンチや絶望的な状況に陥っても、決して諦めてはいけません。
というのも、必ず最後の最後に救いがやって来るから。

ジュニアさんの場合も、絶体絶命の事故の瞬間に脳へのダメージを軽減するような“何か”が起きていたはずです。

失われかけた命すら救う力ですから、少々の危機は、必ず乗り越えられます。
どれほど状況が厳しくても、最後の最後まで諦めず、全力を尽くようにしてくださいね。




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コメント (2)
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