玉陽庵 算命学ブログ

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7月いっぱいお休みをいただきますm(_ _)m

2015年07月24日 | 算命学 あれこれ
いつも当ブログにお越しいただき、ありがとうございます(*^人^*)

長らくお休みを頂いてしまい、ブログの更新を楽しみにしてくださっている方には
本当に申し訳ありませんm(_ _)m

恩師を失ったショックももちろんですが、一門の今後の事もあり、各所への連絡等でバタバタと過ごしておりました。

本来ならば、今年の5月より卒業生でプロ活動をしている者の中から恩師が選抜した研究生が、恩師の元でさらなる勉強に励んでいるはずでした。
今はただ、恩師が未来を託そうとした研究生候補の一人として責任を全うできるよう、微力ながら尽力したいと思っています。

通常の鑑定やお教室はもちろん、まだまだやらなければならない事が山積みになっておりまして(;_;)
今月いっぱいはブログはお休みさせて頂きたいと思います。
もしも再開をお待ちくださっている方がいらっしゃいましたら、本当に申し訳ありません!(>人<)

またのお越しをお待ちしておりますm(^^)m



※コメントについて※

大変申し訳ない事に、上記のような状況で、コメントやご質問を頂いても返信する時間がとれなくなってしまいました。
コメントについては、大切に読ませていただきますが、基本的には返信を控えさせていただきたいと思います。

お問い合わせなど返信が必要なご連絡事項などありましたら、下記よりメールをしていただければ幸いです。

どうか、ご理解のほど、よろしくお願い申し上げますm(_ _)m



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訃報

2015年07月15日 | 算命学 あれこれ
恩師である柳本美鈴先生が7月10日、ご逝去されました。


最後にお会いした今年の4月には大変お元気で、こんなに急なお別れが待っているとは夢にも思いませんでした。

正直、今でも信じられません。

懐が広く、深く、芯は強く、女性らしくたおやかで、そして、どこか少女のような可愛らしさのある方でした。

今、自分らしい人生を、よちよち歩きではありますが、なんとか歩けているのは、先生が温かく見守ってくださったお蔭だと思っています。
これほど幸運な出会いを頂き、ただただ、感謝しかありません。

先生から受け継いだ大切な教えを、1人でも多くの方に語り継ぐ事ができるよう、懸命に進んで参りたいと思います。

心より、ご冥福をお祈り申し上げます。
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「幸せ」について

2015年07月07日 | 算命学 あれこれ
世の中には、金運に恵まれる人、地位に恵まれる人、健康に恵まれる人など、様々な人がいます。
算命学では、それらを五つの要素に分け、どのような要素に恵まれているか、あるいは、どのような要素が少ないのかを見ます。
五要素とは、次のようなもの。

・福分(満足感、幸福感)
・寿分(健康)
・禄分(金銭、物質)
・官分(地位、名誉)
・印分(勉強)

何度かブログでも取り上げましたが、「大運天中殺の陽転」で起きる現象は「禄分・官分」に出ます。
組織に属する人ならば出世して財を手に入れたり、自営業の方なら商品がヒットして有名になり、会社を大きくしたり。
芸能人の方なら、ブレイクして仕事が次々と舞い込み、財を築いたりするでしょう。

ただし、ここで語られているのは、「禄分・官分」のみ。
大運天中殺が陽転したからと言って、「寿分、印分」に現象がでることはありません。
つまり、以前よりも健康になることも、頭が良くなることもないのです。

そして、「幸せ」は約束されていません。
それは、「福分」に属する事であり、金銭運(禄分)、出世運(官分)とは、異なるものだからです。

ピンと来ないかもしれませんが、世の中には、どれほどお金があろうと、どれほど社会的地位が高かろうと、不幸せな人はいます。
逆に、大した蓄えもなく、極々平凡な職業に就き、ステータスなどには無縁、といった人でも、日常に満足し、日々の幸せに感謝する気持ちを持つ人もいます。

これが、「福分」に恵まれているかどうかの差です。

これら五要素のバランスは、宿命的に決まっているものです。
年によって総合的なエネルギーが変動するように、もちろん、この五要素も年によって変動しますので生涯一定という訳ではありません。

勉強で目覚ましい成果が上がり、良い学校に合格できる時期もあれば、どうしても健康が優れない時期があったり。
金運などはあまり目立たなくても、幸福感、満足感が高い時期があったりと、様々です。

「禄分・官分」は外側からもすぐに分かる現象ですし、いわゆる「成功」ですから、人も羨む事象です。
これに対し、「福分」には明確な基準がありません。本人の「満足感」の問題ですから、他人にはそれが大きいのか小さいのか、分かりませんし、何をもって「幸せ」と思うかは人それぞれ。
だからこそ、分かりやすい「禄分・官分」を見て人は他人の幸不幸を論じたがるのかもしれません。

ただ、ぜひ、人の幸不幸は、目に見える事象では推し量れないということを、知っておいて頂きたいのです。

沢山の親族に囲まれ、孤独を感じる暇もないような環境を幸せと感じる人もいます。
しかし、誰にも気兼ねすることなく、自由の身でいる事を幸せと感じる人もいるのです。

「普通の幸せ」というのは、一種の固定観念であり、幻想にすぎません。
何故なら、「普通の人」というのは、厳密には存在しないからです。

人にはそれぞれ特徴があり、個性があり、別々の宿命を背負っています。

宿命に大きな偏りがなく、バランスが取れている人は、中庸を保つ生き方で苦労が少ないでしょう。
逆に、大器の宿命を持つ方が「平凡」を追い求めると、苦労の連続になってしまう事もあります。
そのような方にとっては、「非凡」な生き方こそが楽な生き方であり、自然な生き方だからです。

「中庸」な生き方、「平凡」な生き方は尊い生き方とされます。
しかし、万人がそのように生きられる訳ではありません。

そのように生きられなかったからこそ、「中庸の尊さ」が身に染みて分かる事もあるのです。

人生とは、学ぶ事。
そして、学び方も、人それぞれ。
実際に「中庸」を生き、その恩恵を享受してありがたみを感じる人もいれば、「中庸」を得られなかったことで、その得難さを学ぶ人もいます。

算命学は、善悪を語りません。

どちらの学び方が良く、どちらの学び方が悪いという訳ではないのです。
そこにあるのは、単なる個人差でしかありません。

自分にとっての「幸せ」を人に当てはめても、決して良い結果は生みません。
自分にとっての「幸せ」をより多く持っているからと言って、その人が本当に幸せかどうかは分かりません。
自分にとっての「幸せ」がその人にとっては「苦労の種」となっている場合もあるのです。

自分にとっての「幸せ」を持っていない人を、かわいそうと憐れむのもナンセンスです。
なぜなら、その人は自分よりもずっと大きな「満足感・幸福感」に満ちている人かもしれないからです。

算命学でも、「福分」を数値化はできても、具体的にどのような「満足感・幸福感」であるかは分かりません。
ちょうど仕事運が良い時期と重なっていれば、満足の行く仕事ができたのかもしれない。
ちょうどお子さんの生まれた時期と重なれば、家庭的な幸福感を得られたのかもしれない、と想像はしますが、もちろん、必ず当てはまるとは限りません。
もしかすると、趣味で大きな満足感が得られた時期だったりするかもしれないからです。

これほど主観的な感覚を「普通の幸せ」という固定観念で縛り、そんな色眼鏡で人を見たり、判断することがナンセンスであることは、お分かりいただけたでしょうか?

十人の人がいれば、十通りの「生き方」があり、十通りの「幸せ」があるもの。

人の「幸せ」を羨む必要はありませんし、人の「不幸」を見て優越感に浸る必要もありません。

まずは、自分にとっての「幸せとは何か」を見つけて下さい。

人と比べるのではなく、自分の生き方の中にこそ、大きなヒントがあるのです(^^)



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初代運と六親縁

2015年07月06日 | 算命学 あれこれ
算命学で鑑定を行う場合は、必ずその方の六親縁の濃さ、薄さを見ます。
具体的には、陰占に親や祖父母、配偶者や兄弟、子供の星があるかどうかを見るのです。

宿命中にきちんとそれらの星が揃っている人は六親縁の濃い人、それらの星があまり揃っていない人は、六親縁の薄い人。
結婚の際などには、六親縁の濃い人は濃い人同士、薄い人は薄い人同士で結婚した方が良いと言われます。
結婚後の親族付き合いで、あまりに両家の間に差が無い方が上手く行くからです。

さて、本日のお題は結婚ではなく、六親縁と初代運の関係(^^)

六親縁が薄いというのは、一見あまり幸せそうには感じられないかもしれません。
どうしても親縁が薄くなったり、親族からの恩恵が少なく、若い頃は確かにご苦労もされることでしょう。

ただ、算命学では見方が少し違います。

初代運と呼ばれる方、すなわち子丑天中殺、辰巳天中殺、戌亥天中殺の方にとっては、六親縁が薄い方が有利なのです。

例として、俳優の成宮寛貴さんを見てみましょう(^^)

成宮さんの陰占はこちら。


  庚 己 壬
辰 子 酉 戌 子
巳 癸 辛 辛 丑
      丁
      戊

成宮さんは、日干支「庚子(こうきんのね)」で辰巳天中殺の方。「初代運」の方ですね。

それでは、六親を辿ってみましょう。

人は必ず母親から生まれますから、六親も「母親」からしか辿ることができません。
「庚」は「己」から生まれますので、「母親」は「己」。

次に「父親」を探します。「母親」の干合相手が「父親」ですから、本来は「甲」ですね。
しかし、成宮さんの宿命には「甲」が無いので、次に陰陽違いの「乙」を探します。
実はこの「乙」も宿命には無く、このような場合は「父の座」で取るしかありません。

このように、「座でとる」ようなご縁は、どうしても薄いご縁となりがちです。

実際に、成宮さんのお母様はお父様と早くに離婚されたようで、成宮さんは母子家庭で育ったと言います。
お母さまが成宮さんが14歳の時に他界された後も祖母に引き取られたと言いますから、実際に父親との縁は極めて薄かったようですね。
(正確な情報かは分かりませんが、その「祖母」という方も、血のつながった方ではないというお話もありました)

成宮さんの宿命で、一番身近なご縁でしっかりしたご縁は母親と「兄弟(辛)」のみ。

実際も母子家庭で育ち、弟さんが一人いらっしゃいますから、宿命と実際の環境は一致しています。

お母さまが早くに亡くなり、その後は高校進学すら諦めて、弟を“親代わり”になって大学進学まで支え続けたお話は有名だと思います。
誰にでもできる事ではありませんし、途中、どれほどの苦労をされたかは想像もできません。
「学歴の大切さが身に染みた」と、弟さんを浪人させてまでできるだけレベルの高い大学に進ませたとおっしゃっていますから、他の同年代の子供たちがのんびり学校に通っている時期、世間の厳しさを嫌と言うほど経験されたのは間違いないでしょう。

しかし、算命学の観点から言えば、成宮さんはこの時点で「強運」なのです。

宿命上「六親縁が薄い」と出ているのに、実際には両親や祖父母が揃い、恵まれた家庭環境で育つ場合もあります。
これは、実は「大きな矛盾」。

本来ならば親や祖父母に頼れず、自力でなんとか這い上がろうと努力をするべきところで、親や家系から有形、無形の恩恵を受けてしまうと、その人の運は崩れてしまいます。
本来ならば運が伸びるべき場所で、伸びなくなってしまうのです。

このように、「宿命」と「環境」の不一致がある場合、どうしても改良が必要となります。

しかも、これが「初代運」の方だと、その影響は深刻です。

「初代運」の場合、両親や家系からの恩恵は、基本的に無い方が運が伸びます。
この為、「初代運」は「六親縁が薄い」方が強運とされるのです。

このような方がぬくぬくと豊かな家庭で育ち、就職の世話まで親がかり・・・などという環境にいれば、宿命と環境は極度の不一致。
早急に親元を離れ、自力で人生を歩き始めないと、人生そのものが陰転してしまいます。


それでは、成宮さんはどうでしょうか?

彼は辰巳天中殺で、「初代運」でしたね。
「初代運」らしく、「六親縁」は薄く、また、実際も宿命通りにご両親の恩恵を殆ど受けることなく、自分一人の力で頑張ってこられました。

成宮さんの場合、「宿命」と「環境」の一致はこればかりではありません。

大運の初旬(8歳~17歳)に「自立」を示す「貫索星」が出ていますし、中年期には「天将星」をお持ちです。
実際に14歳からご両親の庇護無く生きてこられた訳ですし、「天将星」を陽転させるには自己練磨、すなわち若い時期の苦労が大切。

このように「宿命」自体にも矛盾がなく、環境も一致されている方は、まったく心配がいりません。
何もしなくても、運が自然と伸びて行くからです。


成宮さんは、オーディションで3000人の中から見事合格し、宮本亜門さんの舞台でデビュー。
その舞台を見に来た堤幸彦監督に声をかけられ、翌年には映画デビュー。同じ年にテレビドラマでデビューし、大人気作品でブレイクするという、順調な運の伸びを見せていますね。
その後、現在に至るまでのテレビ、映画、CMでのご活躍は、言うまでもありません。

このように、運の強弱を判定する際、「宿命」と「環境」の一致、不一致が大きな手掛かりとなります。
特に、「初代運」か「二代目運」なのか、そして、それに見合った六親縁なのかは大きなヒント。

不一致が起きている場合も、ここは一番の改良ポイントですので、ぜひ見落とさないようにしてくださいね(^^)



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楽しい年

2015年07月03日 | 算命学 あれこれ
「転ばぬ先の杖」として、「天中殺」や「接運」などを取り上げてきましたが、もちろん、人生は悪い事ばかりではありません(^^)
たまには、楽しい事が起きやすい年も見てみましょう。

今年は「乙未(おつぼくのひつじ)」年ですね。

「乙亥」年、あるいは「乙卯」年生まれの方は、東方に「大半会」が廻る年。
社会、友人関係、仕事運が大きく膨らんでいますから、すでに仕事が軌道に乗っている方などは、驚くほど仕事が舞い込んで大忙しの一年になるでしょう。
また、転職したり、就職を考えている方も、想像以上に大きなチャンスに巡り合う可能性のある年。
「前進」しようとする場合は、「逞しさと勢いのある前進」ができる年となります。
ただし、「勢いが良すぎる」反動で、体力、資金力、豊かな人材が際限なく必要になる場合もありますので少し注意が必要。
特に西方が壊れていたりすると心が凄まじい進展について行けない事もありますから、意識的にセーブする方が良いかもしれません。
(生日干支が「己丑」の方は特に注意が必要です)

東方が「半会」となる、「亥年」生まれ、「卯年」生まれの方も社会運、仕事運は好調。
宿命に「亥」「卯」両方揃っていたり、大運と年支で「亥、卯」が揃っていたりすると「三合会局」が成立しますので、これまた大変なチャンスの年になります。

また、「支合」となる「午年」生まれの方も、着実な前進ができるので、女性には特に良いでしょう。

さらに、宿命の「月支」「年支」に「午」と「巳」が揃っていたりすると「方三位」が成立します。
じわじわと広がるイメージの前進ですが、現実的で地に足の着いた前進ですから、こちらも期待できる年。

大運と年運と年支で「巳、午、未」が揃っていても成立しますので、ぜひ見逃さないようにしてくださいね。

「乙未」年生まれの方も、実は良い年。
用心深い前進となりますが、バランスが取れた前進となりますので、危なっかしさがなく、何かを始めるには良い年です。


さて、いかにも楽しそうなこれら融合条件の成立する年ですが、誰にでも幸運が訪れる訳ではありません。
雇われの身で、いつものルーティーンワークを日々こなしているだけの人には、何の変化もないでしょう。

これらは、「前進しようとする人」、つまり、自分の足で立ち、歩んでいる人にだけ自覚できる幸運です。
例えば、独立自営業などをしている人、ご自分の才覚や能力だけを武器に生活している人には、大きな変化があるはずです。
会社を興したり、新規事業を立ち上げたりするのには、とても良い年。

会社勤めの方は、向かい風からも守られる分、追い風もどうしても弱くなります。
ただ、責任の無いパート勤めの方と、大きな責任を負ってプロジェクトなどを指揮する立場の方とでは、事情は異なります。
責任が重くなるほど、この追い風は強く吹くはず。

まだ社会人になってからまだ日が浅い、という方でも、日々懸命に営業をして回っているような方だと、大きな契約が取れるかもしれません。

今は会社勤めで大きな責任も無い、という方でも、転職や独立をずっと考えてきた・・・というような方にとってはチャンス。
もちろん、天中殺年などに当たっていれば動くと危険ですが、その他の条件が悪くなければ、夢をかなえるチャンスの年にもなります。

このように、上記の条件が整っていて、夢や目標に向かって前進する人には、とても楽しい事が起きる可能性がある年となるでしょう。

もちろん、なんの努力もなく、前進する気も無い人には、何事も起きません。
今の暮らしに満足している場合は、もちろん何の問題もありません。
波乱も起きませんから、安全に現状維持ができるでしょう。

ただ、現状に不満がある方。
じっと待っているだけでは、幸運は向こうからはやってきません。
条件の整った良い年には自分からチャンスを掴みに行けるよう、ぜひ夢を描き、努力を怠らないようにしてくださいね(^^)



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