2022/11/29付ブログ記事「2022/11/27は六甲・摩耶でこうウゴイタ!(グリスロ編1)」で、
> 2.都市の中心部で買い物客などが気軽に回遊できるようにする・・・東京・池袋では3年前から、宮崎市では2年前から定期運行中
と紹介した池袋のグリスロ「IKEBUS」(2019年11月27日運行開始)ですが、2022年10月18日から運行規模を大幅に縮小しています。
https://www.city.toshima.lg.jp/333/machizukuri/kotsu/bus/1910312223.html (運行を企画した豊島区の公式サイト内)
https://travel.willer.co.jp/ikebus/ (実際に運行を行うWILLER EXPRESS社の公式サイト内)
運行している車両は今回の六甲摩耶の社会実験で使われた電気自動車と同じく群馬県のシンクトゥギャザー社製ですが、乗車定員は22名、側面には窓が付いており<但しエアコンはなし>、コミュニティバスに近い仕様です。運賃は1回乗車100円で、回数券や1日乗車券(250円)もあり、 QRコード決済(au PAY、d払い、PayPay、Alipay +、JKOPAY、WeChat Pay)にも対応しています。
所定では2路線(池袋駅東口周辺を巡るAルートと、池袋駅西口発着で駅の東西をぐるっと巡るBルート)があり、それぞれ20分間隔で運行しているのですが・・・
残念ながら、「車両点検・整備のため」2022/10/18から当面の間、
Aルート=減便(所定の半分の40分間隔での運行で、池袋駅東口発の最終を所定より2時間半ほど早い15:39に繰り上げ)
Bルート=終日全便運休
となっています。
所定の時刻表からすると、ダイヤ通りに運行するには5台のグリスロ(Aルートが2台・Bルートが3台)が最低限必要で、さらに充電時間を考えるともっと台数が必要ですが、このブログを書いている時点では半数以上が運行できない状態と思われます。各車共通の機器か部品の不具合で、修理あるいは取り替えも一筋縄ではいかないのしょうか?
ちなみに、宮崎市で運行している有料のグリスロ(愛称=『ぐるっぴー』)は六甲摩耶の社会実験で使われた電気自動車とほぼ同じ仕様で、こちらは特に問題なく運行中です。
https://www.city.miyazaki.miyazaki.jp/city/policy/tourism/259243.html
<12/1追記>
シンクトゥギャザー社の公式サイトに、グリスロ電気自動車の納入実績が記載されていました。
https://www.ttcom.jp/about_us/gaiyou/
こちらによれば、IKEBUSは総勢10台で、1号車が2019年8月・2~7号車が2019年10月に納車されて総勢7台でスタートし、2020年2月に3台追加されたとのこと。ただ、当初の7台のみに問題が発生しているのか、それとも全車に問題があり順番に不具合の修理を行っているのかは不明です。