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2024年の大阪ネモフィラ祭りのアクセスバス事情<前>

2024/4/13付ブログ記事「2024年の大阪ネモフィラ祭りのバスアクセスについて」の続きです。

早速、まずまずの天候に恵まれた2024/4/20に現地に行ってきました。

1.西九条駅とその付近

駅構内では、2023年春(当時のブログ記事参照)と同様、「西九条駅からの臨時バスは運行していません。桜島駅からバスを利用してください」の意味合いの看板を持った係員がおり、発車案内のLEDでもその旨がスクロールしていました。

大阪シティバス81号系統ののりばには、ネモフィラ祭りに限らず西九条から舞洲への直行バスは運行しない旨の掲示がありました。なお、舞洲内で開催されるBリーグ「大阪エヴェッサ」のホームゲームについては、西九条からではなく桜島駅から臨時バスを運行しています。

ネモフィラ祭りの公式サイトや西九条駅での案内が功を奏してか、81号系統のバスの発車間際になっても、僅かな列しか形成されていませんでした。そのうち半分程度は、ネモフィラ祭りではなく舞洲の各スポーツ施設を目的地とする客の風情でした。

それでもバスは最終的には満員となり、ネモフィラ祭りを目的地とする2名ほどが積み残されました。西九条駅まで戻ってJRゆめ咲線に乗車したようです。

2.桜島駅とその付近

2023年春は、当時のブログ記事で書いたように、桜島駅から北港観光バスに加え大阪シティバスが臨時便を出しており、それぞれの会社のバスの運行状況(現在の走行位置など)の情報を交換しながら、JRゆめ咲線で到着した客を「次に桜島駅前に到着する会場行バスが停まるバス停」に案内していました。北港観光バスであれば駅正面の横断歩道を渡らせ、大阪シティバスであれば駅を出て左手のバス停に並ばせていました。

しかし、2024年は大阪シティバスが桜島発の臨時バスから撤退し、北港観光バスのみでの対応となりました。当然昨年にも増して長蛇の列ができており、昨年同様に会場周辺の渋滞により無ダイヤ状態なので誰も(現地に1名だけ配置されていた北港観光バスの係員さえも)次のバスがいつ来るかわからない風情でした。

20分ほど待ってようやく舞洲方面のバス(白いバス)が到着しましたが、焼け石に水で、列は短くなりません。

この大阪シティバスは、舞洲に渡らないハズレの定期バスです。

ハズレのバスを恨めしがる?長蛇の列の構成員たち。現地掲示には「タクシーのご利用もお願いします」とあり、実際タクシーを呼んで乗車する4名グループとかベビーカーの家族連れも何例かおられました。

乗車待ちの列はここまで長くなりました。

そうこうするうちに、2台のバスが相次いで到着。列の長さは半分ほどになりました(それでも30分以上待ちですが)。

噂を聞きつけてか? タクシーが砂糖に群がる蟻んこのように集まってきましたが(大阪のタクシーは圧倒的に黒塗りが多いので本当に蟻の如し)、時すでに遅し。バス待ち客にはほとんど見向きもされなくなりましたとさ・・・

昨年と異なり、ネモフィラ祭りでは臨時バスを出さなくなった大阪シティバス。バス停の掲示は、「1.西九条駅とその付近」の項で触れた大阪エヴェッサの試合観戦客のための臨時直行バスの案内です。

私はこのあと渡船で天保山に渡り、Osaka Metroでコスモスクエア駅に向かいました。

(つづく)

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