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Suica・ICOCAなどが使えるマイナーなバス事業者の解説(その4)

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名古屋市交通局から北陸鉄道株式会社までの7事業者は、manacaのシステムを導入しています。

北陸鉄道グループの一般路線バスは2023/8/24付ブログ記事「金沢市内のバスICカードの共通化はついに実現せず、一方で独自ICカードは県内全域へ」で書いたように現時点で独自のICカード「ICa」以外の交通系ICカードは使えず、今後もサービス開始の予定はありませんが、首都圏など全国相互利用対象交通系ICカードが当たり前になっている地域からの観光客をターゲットにした「城下まち金沢周遊バス」のみは2022/10/17からサービス開始されており(2022/10/18付ブログ記事参照)、名鉄グループに属するということでmanacaのシステムを借りているためにここに名を連ねています。

このうち、「7.豊栄交通」「8.オーワ」は、路線バス事業者としては知名度があまりないので、こちらで解説の対象とします。

豊栄交通は豊田市に本社をおく貸切バス・送迎バス・タクシーがメインの事業者で、Wikipediaの記述によればトヨタグループではないものの関係が深く、トヨタ関連企業の従業員送迎バスや役員車の運行管理を手掛けているとのこと。オーワは岡崎市に本社を置くタクシー・貸切バスがメインの事業者で、同社の大型観光バスは関西の観光地でもよく見かけます。

両社は名鉄バスとともに豊田市のコミュニティバス「おいでんバス」の運行を受託しており、利用者の利便を図る意味で実際の運行事業者を問わずいずれの路線でもmanacaをはじめとする全国相互利用対象交通系ICカードを使えるようにしているため、ここに名を連ねています。

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京都市交通局から名阪近鉄バス株式会社までの42事業者は、PiTaPaのシステムを導入しています。基本的に近畿地方<含三重県>および岡山県の事業者ですが、しずてつジャストラインは静岡鉄道<電車>ともどもPiTaPa陣営です(そうなった理由は不明ですが)。名阪近鉄バスの一般路線は岐阜県内のみですが、当ブログで何回か触れたように、三重交通グループの一員のためPiTaPaを導入しています。

PiTaPa陣営の中にもマイナーなバス事業者がありますが、いずれも大手バス事業者の系列なので解説は省略します。

 エヌシーバス株式会社・・・奈良交通グループ

 三重急行自動車株式会社、八風バス株式会社・・・三重交通グループ

(つづく)

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