2023/6/16付ブログ記事「京都府北部のJRバス園福線、廃止後の対応方針は決定済」の続きです。
京都府福知山市の地元紙「両丹日日新聞」のサイトに2023/11/29付で掲載された記事によれば、
https://www.ryoutan.co.jp/articles/2023/11/95704/
西日本JRバスが2024/3限りで廃止する園福線(福知山駅~園部駅間)の代替となるバス路線の運行計画が、2023/11/27に開催された福知山市地域公共交通会議で承認されたとのことです。11/29時点で福知山市公式サイトにこれに関する内容が掲載されていないようですので、当ブログにおいて記事の内容を元に解説することとします。
<参考資料> 園福線の路線図<西日本JRバス公式サイト内>
代替バスを担当する2社のうち、京都交通は福知山市内のみを運行します。路線名の「三和線」は平成の大合併前の天田郡三和町に由来し、終端となる丹波大身のバス停は旧三和町のもっとも東の集落である大身地区の中心部の国道9号上に所在します・・・GoogleMapはこちら
中京交通は2005年以来南丹市の旧園部町地区で路線バスを運行しており、今回初めての市外進出となります。園部駅から京丹波町内を経て旧三和町内の下ノ段までを担当することになりますが、記事の書き方からすると京丹波町西部の桧山<現在のJRバスの拠点>を境に別々の運行体系になるようです。旧三和町役場<現福知山市三和支所>はバス停でいえば「細見千束」付近であり、当初計画ではこのあたりまでの運行を予定していたのが、通学時間帯についてはその1つ福知山寄りの下ノ段<福知山高校三和分校最寄り>まで延長するようです・・・GoogleMapはこちら
記事によれば、中京交通は桧山~下ノ段間の年間利用者を現時点の約1万人から2026年度に約2万2千人まで増やすことを目標とするそうですが、どんな秘策があるのかに注目です。京都交通の運行区間については、日本有数の規模を誇る内陸型工業団地である長田野工業団地の勤務者という増加の原資が存在するのですが・・・
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