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高速いえしまが2000年代に導入した新造船2隻のその後

2024-12-20 00:01:24 | 船舶・航路関連

2024/12/13付ブログ記事「高速いえしまの新造船は2024/12/4に進水式・・・公式サイトは?」の続きです。

高速いえしま公式サイトですが、12月半ばになって時刻表使用船舶のページが完成しました。

時刻表は、リニューアル前のサイトに掲載されていたものと同じ2024/7/5からの「中型船高速いえしま売船に伴う小型船2隻による運航化」の状態となっています。新造船「家島ライフ」がデビューするまでは、このダイヤが継続するのかも。

使用船舶は中型船「家島ライフ」と小型船「まうら」「まうらII」の3隻となっていますが、このブログ記事を書いている時点で就航中なのは後ろ2隻のみです。この2隻はいずれも1997~98年にかつて熊本県天草地方に存在した造船所「興和クラフト」で建造された総トン数19t・定員80人程度の船です。

ちなみに、高速いえしまは2000年代により大きな新造船を2隻導入していますが、いずれも同社からは退いています。

社名と同じ船名の「高速いえしま」は2006年12月にかつて大阪市に存在した三保造船所で建造されました。Wikipediaの「高速いえしま」の項目にあるように、かつて姫路~家島航路では熾烈な競争が繰り広げられており、最終的に老舗の家島汽船が経営破綻したことにより収容力のある旅客船がなくなってしまったことから導入された総トン数146t・定員200人の船です。

http://blog.livedoor.jp/vessel_space/archives/26749503.html

しかし、最近は2024/10/15付ブログ記事で紹介したように故障がちだったようで、20年持たずに売船されてしまいました。

そしてもう1隻は、2009/11/1に就航した「しろやま」です。愛知県蒲郡市の形原造船で建造された総トン数113t・定員142人のバリアフリー対応の中型船でしたが、

https://www.jmd.co.jp/article.php?no=128790

201611月に開催された日本・ミャンマー首脳会談で決定したミャンマー少数民族地域への支援として、ミャンマー国ラカイン州へ日本が無償で供与する中古船2隻のうち1隻となることが決まり、翌2017/3/29に「Kissapanadi 1」の船名で現地に引き渡され、その後就航しています。

https://habumaruno5.blog.fc2.com/blog-entry-7.html

https://www.mm.emb-japan.go.jp/profile/english/news/2017/new-19.html 

つまり、家島航路では僅か7年余りしか運航されていなかったわけで、当時の高速いえしま社の保有船舶で最も新しい「しろやま」に白羽の矢が立った理由は不明です。供与される側としては新しいに越したことはないですが・・・



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