「グレ大好き」メジナ釣師の釣行記 第二章

外房は勝浦・鴨川に内房の館山・富浦周辺での陸釣り、徳島や阪神では磯釣りの名所やお手軽な波止場での釣行記をご紹介します。

#47 釣り納は牟岐大島!(徳島・大島)

2007-12-31 22:40:00 | 釣行記

2007年12月31日(中潮、雪のち曇り、北西の風強く波高い)

「釣り大好きっ子」でお馴染みの和也君と、久し振りの釣行です。 ペーさんと師匠の谷はんが不参加の為、白く薄化粧した徳島市街を4時に出発し、凍結に注意しながら和也君一人だけを乗せて南へ向いました。

Imgp1790装備もバッチリの和也君は、いつものようにこませは昨夜の内から準備完了。 普段より少ない釣客と渡船の数に、良い磯へ上がる期待が高まります。 クジは二人が1,2番だったので、この船では真っ先に上がれます。 後は渡船間のクジ・・・は、和也君が3番を引いて丸バエに決定。 ところが、上がって支度を終えた頃に船頭さんが戻ってきて、波が高くて風も強いから磯を替わると言うのです。

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もう、他の人が上がった脇の地磯に最後に渡され、少々凹む二人。 ベラが釣れて苦笑いしていたら、離れた一人がグレを上げました。 しかし、和也君から、足場が悪いから磯代わりしたいとのコメント。 少し離れた平らな岩の上に移動です。

 

Imgp1801波気が無いので余り期待もせず、淡々と続けますが・・・ そこでも撒き餌に寄ってきたのは、サイズアップながらベラでした。 さすがに、先日の25cmを越えるほどではなく手の平程度。

 

Imgp1803 次にやって来たのは、「イサキ」。 小振りながらひきもなかなかだし、美味しい魚なので釣れれば嬉しい。 その内、撒き餌に大きなウスバカワハギが集まってきました。 和也君が釣りたいというので、釣り座を交代。 外向きにグレを探ります。

 

風が凪いで来たので、外ガイドの2号竿に持ち替えてG2のプロ山元浮きで狙いますが、先ほどのカワハギをかけたもののブチッと切られました。 更には風が強まってしまい、仕方なく5Bの浮きへ交換して水中浮きをセット・・・と思ったら、ポチャン。 やってしまいました~(;_;)

 

Imgp1804落ち込みながら3Bの沈ませ釣りで少し沖目を探り、その脇では、和也君がさっきの大きなハゲに何度もハリスを切られながらも、順調にイサキをゲットしています。 軽いアタリを聞いて見れば、なんじゃこりゃ? 磯でお馴染みの外道、普段よりは大き目な「コスジイシモチ」

 

Imgp1808残念ながら大晦日は2時の早上がりなので、この後は早めに片付けて磯を後にします。 不思議なことに本当に大島では良い目を見ませんが、これに懲りず大メジナを狙って、四月の連休には再挑戦したいものです。

港に戻れば、今日は休んでいた渡船がお正月のお化粧を済ませ、大漁旗で飾られていました。(お世話になった、山下渡船・海漁丸)

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これでとうとう今年の釣り納、明日はいよいよ元旦、新年を迎えます。 ご覧の皆さんも、一年お疲れ様でした! 来年は頑張りますので、懲りずにお付き合いくださいね~

m(、、)m


#46 ホームグラウンド(室戸阿南海岸国定公園)

2007-12-29 21:00:00 | 釣行記

2007年12月29日(中潮、雨のち曇り、南西の風強い)

強風波浪注意報が発令される散々な年末の29日未明、徳島の実家で釣り支度を整えて表に出れば、意外にも暖かい! いつものように小松島のイハラ釣具でオキアミを調達し、安全運転で南へと向うと日和佐の峠辺りで車の外気温度計がほぼ10度。

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途中、西日本のサーファーが聖地と崇める宍喰町や東洋町の砂浜を抜け、やって来たのは徳島から高知県へと続く「室戸阿南海岸国定公園」にある国道下の海岸。 山が海岸際まで張り出した、メジナとは縁の無さそうなゴロタ岩のポイント。 スーツを着込むと蒸し暑いような中、いつもの釣り座を目指すが・・・ すっげぇー波! こりゃ、ビッグ・ウェーブ並みか?!

 

普段は試したことの無い高い座から投入を開始するも、風はともかく波が高くて釣りにならない。 ようやく数年ぶりに訪れた場所だし、何とか頑張ってみることに。 数等目で待望のアタリ! 激しい波間を縫って足元まで寄せるも玉網がない(徳島に到着したら枠が壊れてたのです)ので引き抜けず、次の大波で岩間に嵌ってしまいサヨウナラ! 久方の尺越えグレがぁ~(TへT)

 

Imgp1774次にやって来たのは、レギュラーサイズの足裏メジナではなくてベラ。 綺麗な色ですが、早々にお帰りいただきます。 それにしても波が高い。 頭から何度も波を被り、その上パッカンまで流されたので一時退避。

 

Imgp177710時過ぎの満潮前後は釣りにならないと諦め、早めのお弁当。 波は激しさを増すばかりなれど、潮がひくとこのポイントでは釣りにならないし・・・ と暫し悩んだものの、覚悟を決めて新に撒き餌を用意し、慣れた低いポイントへ。 ただし、パッカンは高波を警戒して、4mほど後の高い岩の上に。

 

Imgp1781_2 壁のような4m前後の波間に見え隠れする木っ端が食ってくるものの、 その他は房総でもお馴染みのクサフグにトラフグの赤ちゃん。 いつものように30cmオーバーが何匹も釣れる筈と自分に言い聞かせ、夕暮れ前の地合を待つ。

 

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ようやく上がったのは手のひらサイズ+αのこのメジナちゃん。 木っ端よりはお腹も丸みがあって、色も黒っぽい。 その後は潮が引いたと言うのに、波は収まるどころか激しさを増し、その上南西の風も強まったので続行を断念。

 

せっかく楽しみにしていたマル秘ポイントでのグレ釣りは、天候の悪化で思うようにならなかったけれど、広い釣り場を独占できる喜びは何にも替え難いもの。 次に来る時には爆釣をと誓って、徳島市から高速道路の無い100kmの道のりをやって来た美しい海岸を後にしました。Imgp1789


#45 寄浦は、『◎ダイ』天国!

2007-12-25 22:36:45 | 釣行記

2007年12月24日(大潮、晴れ、北西の風強い)

Imgp1757土曜日のチヌ(そうです、カイズです~)3匹の釣果に気を良くして、再び訪れた外房の寄浦漁港。 今回は真剣にメジナを狙って来たのですが・・・ 朝日が昇り切っても、見えるのは鰯の稚魚と木っ端グレばかり。 この間とも違う、変な雰囲気が漂ってます。 7時のチャイムが鳴っても、まったく気配なし。

Imgp1762とそこに、ようやくのアタリ! ウキウキしながら寄せてくると、なんだか白っぽい?! アレッ、これは徳島でお馴染み(と言うか、人気の無い)の「ヘダイ」だ~ そういえば、かめやまこさんの釣果でも見たことがあったかも。 ただ、引きがグレやチヌとも違う、ヤンチャな感じです。 そそくさと見なかったことにしてリリースするも、次のアタリもやっぱりヘダイ。。。

Imgp1765棚を変えて見ても、アタリは悉くヘダイのみ(TヘT) こうなれば、リリースせずに食べてみるかといつもの好奇心が沸いて、4匹目くらいからキープに切り替えるも、その内に気も抜けてシルバーの魚体が見えても、一気に引き抜いて落とすこともシバシバ。 とは言え、愛嬌ある顔つきに、頬が緩むのも事実。

とうとう10時を回った頃、一気に消しこむ浮きを見て合わせを入れるも「スカッ」! 針がチモトから切れていました。 唯一のグレらしきあたりが~・・・ 粘ったものの餌も切れ、活かせパッカンで元気に泳いでいたヘダイはリリースして、弱った3匹を持ち帰りました。 やたらと澄んだ汐に加えて強まった風で、丸一日の釣りは断念です。

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ソテーで試したら、サンノジやタカノハダイよりも美味でビックリ。 人気の有無にかかわらず、せっかく釣れたお魚は大事にしましょうね (^_^)/^ ゲテモノではなく、洋風の調理には良く合うお味ですから、是非お試し下さい。 次回は、刺身に挑戦しますヨ。 しかし、ヘダイばかりが釣れるなんて、生まれて初めての経験です。 まさか、これも温暖化の影響?!


貴重な外房の黒鯛(カイズ)

2007-12-23 22:29:39 | 食・レシピ

2007年12月23日(大潮、雨のち晴れ、中山競馬場激混み)

昨日から、近所で開催される有馬記念の影響で付近は大渋滞。 競馬に興味の無い自分にはただのはた迷惑だが、これはこれで国民行事みたいなものだから仕方ないかナ・・・

Imgp1744で、昨日の黒鯛(はいはい、カイズで御座います)の調理に取り掛かる。 26x2、28cmの貴重な外房のチヌは、まず、お刺身に2枚を確保して、残る一枚は焼くことに。 小さくてもやはり『チヌ』!いい顔をしてますね~ 

Imgp1745 大きいのから順に、3枚におろします。 アラは頭を二つに割る他は、大雑把に切り分けて味噌汁に。 せっかくのお魚ですから、なるべくなら3枚におろした背骨とお頭は、是非、アラ汁にするのをお奨めします!

特に鯛系の煮付けは、オコゼやアイナメに負けないくらい美味。 ただし、丁寧に鱗を落としておかないと、食べる時に忙しくなりますが。。。

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さて、こちらが焼きあがった可愛い半身と、お刺身盛り! ただ、サイズがサイズなので、船橋東武で調達したブリの柵が追加されてますが・・・ 思いの外に脂がのって、なかなかの味に大満足。 焼いた半身は少々火が通り過ぎたので、次回は丸ごと試します。 きっと、小さ過ぎたので、加減に失敗というところ。 徳島の夏に毎晩食べていたキビレみたいに、きっとジューシーで美味しいことでしょうネ~

今夜のお酒は、カロリー控えめのAsahi Free Styleではなく、フレシネExtra。 スタンダードよりもフルーティなので、女性に向いているかも? お試しあれ!


#44 少し早いクリスマス・プレゼント(寄浦漁港)

2007-12-22 17:37:19 | 釣行記

2007年12月22日(中潮、曇りのち雨、北西の風)

残念なことに、陽気な潮崎さんとお連れさんのUMIさんとの釣行がキャンセルとなり、今日は一人で出掛けました。 いつもの寝坊が嘘のようにテキパキと支度を整え、やって来たのは寄浦。 サバの様子を見つつ黒鯛を館山で・・・と言うのが12月になってからの希望でしたが、青物で賑っているとの情報に予定を変更! 浜萩か寄浦で、いつものようにメジナを狙うつもりです。

Imgp1718まず立ち寄った寄浦は釣り雑誌のイカ情報で賑っていると聞きましたが、ソーダやイナダで賑う秋のような人手はありません。 早速、2kgのオキアミで撒き餌を用意し、6時過ぎから投入開始。 木っ端につつかれるのを覚悟で浅い棚から確かめるも、10分ほどして現れた最初のお客さんは、赤い海タナゴ。 色を見てがっかりしたら、針が外れてポチャン。

Imgp1721_2でも、何か様子というか、気配が違う・・・ いつもなら遠慮なく木っ端が刺し餌を取って行くのに、表層の撒き餌に群がるばかり。 そこで思い出したのが、かめやまこさんの先月の釣果報告「頑張った子にはご褒美を」 もしかしたら?!  そうです! 撒き餌の下に黒鯛がうろついているのを予想してポイントと棚を変えたとたん、浮きはスパッと入ったのに、ゴンゴンといういつもと異なる力強い引き! 現れたのは、ジャーマン・シルバーに輝くカイズさま!!!

Imgp1724いやあぁ、外房でも本当に釣れるんだ。 待てよ、普通はポイントが出来てしまえば、黒鯛はまだ来るはず・・・ と、これに気を良くし、獲らぬ狸の皮算用をしていたら~ ハイ、2匹目ぇ~! 今度は控えめサイズながら、同じく良い引きを楽しませてくれました。(^0^)/

Imgp1725今日は昼から雨らしいし早めに引き揚げようと考えながら、撒き餌に群がる木っ端メジナを眺めてると、館山では良型が4匹釣れたんだからと欲が出てきた。 でも、そんなに上手くは・・・ いっちゃいました! 何と、3匹目をゲットしました(^_^)v こうなったら記録更新をと頑張ったものの、8時過ぎには餌も付き、最後の投入ではアワセに失敗。 

Imgp1726本命メジナの顔は拝めなかったけど、外房の小さな漁港で黒鯛<「カイズ」ですが(^^;)>と再会できるとは・・・ 振り返れば、昨年5月の山元プロと釣りっ子くんと出掛けた、徳島・小神子磯でのチヌ釣り以来の快挙。 徳島ではキープするのが笑われそうなサイズながら、とっても嬉しい大自然からのプレゼントに感謝感謝!

Imgp1732釣り場を片付け終えた9時前に周辺を見渡すと、夜釣りのアジ釣り師達は撤収して、何人かエギ釣り師の姿が。 近くでルアーではなくエギを試していた方に声を掛けられ、釣果をご披露。 釣り情報を交換し、爽やかな気分で帰路につきました。 型はともかく狙い通りの釣果を得て、大満足のお手軽釣行となりました。 潮崎さんにumi0011さん、今度はご一緒しましょうネ!