「グレ大好き」メジナ釣師の釣行記 第二章

外房は勝浦・鴨川に内房の館山・富浦周辺での陸釣り、徳島や阪神では磯釣りの名所やお手軽な波止場での釣行記をご紹介します。

初ものに挑戦!「サンノジ」

2005-11-28 23:18:00 | 食・レシピ

069さてさて、11月26日土曜日の釣行での唯一のお土産、「三の字」。 ニザダイが正式名称で、鯛とは言うものの見た目はカワハギが突然変異で凶暴化したような姿。 背びれは黒鯛のように鋭く尖っていて、尾の手前には名前の由来にもなった「三」の字に見える模様がある。 三と言っても、実際には小さな4つ目の班がある。 面白い模様だが、なんとここにはとげがあって、しかも毒があるという。 実際は、このとげで傷ついた時に表皮の粘膜が刺激となるらしいのだが、用心に越したことは無い。 それにしても、カワハギ同様に特徴的な愛くるしいまん丸おめめと、突き出した口がとにかく愛嬌たっぷり。観賞用に好まれると言うのも納得。 

072文献によれば、洗いや煮付けでもいけるらしい。 しかし、捌いた時の匂いがアイゴに負けず強力だったのが心配で、洗いを断念して、アイゴでも美味しくいただける「一夜漬け」に急遽変更。 下作りは、以下の通り。

1.はらわたで汚さないように慎重に3枚におろす
2.皮を普通の魚と同様に尾か頭の側から外すが、斑点のとげに注意! (3枚降ろしにする前に剥いでも良いが、カワハギみたいに綺麗にはいかない)
3.刺身ではないので、腹骨はそのままにして塩水に晒す
4.30~60分ほどしたら塩水から取り出して、水気を取ったら冷蔵庫へ
5.翌日には、一夜漬けの出来上がり!
本来なら、これを軽く焼けば完成のはずなのだが・・・

076一日置いて食べる予定が日曜日は外食になったので、月曜日の今日いよいよ試食。 早めに戻って調理することにした。 で、冷蔵庫から取り出すと、いい感じに水分も抜けてなかなか見た目はイケテそう。 ところが、例の磯の匂いが!(重ねて言うが、「香り」ではない!) これは・・・ 普通に焼いたのでは、匂いが気になってしまいそうだ。

そこで、洋風にオリーブオイルでソテーして、あら引き胡椒で香り付け。 見た目には、まるで鯛のソテー。 凄く美味しそう?!

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さて、食卓に並んだのは、サンノジのソテーと24日に作ったシメサバの最後の一匹。 とにかく美味しそうなサンノジを一口。 すると、ぷぅーんと磯の香り(匂いではなくなった?)が漂う。 一方のシメサバは、程よく酢がなじんでえもいわれぬまろやかで上品な味わい。 それに較べると・・・

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結論。 世で言うほど食べられない食材ではないが、磯の臭みは一筋縄でいかない。 余程注意してうまく捌けば、洗いは歯ごたえと白身の甘さを楽しめるかも?! 誰か挑戦したら、結果を教えて下さ~い!


# 8 岩井袋で撃沈の巻(岩井袋地磯)

2005-11-28 00:56:27 | 釣行記

2005年11月26日(長潮、晴れ時々曇り)

今週の23日水曜日は館山自衛隊堤防での半日釣行で鯖を散々釣ったので、初心に戻ってメジナを狙うことに。 だって、誰かさんにも「鯖釣り師」なんて言われるし、自覚もあるし~ ところが、一時に起きたはずが気が付けば3時!!!
ヒーッ、今から勝浦じゃ、どこのポイントも入れない~・・・ と言うことで、この時間から高速を飛ばして間に合う富津・館山方面に急遽変更。
空いていれば岩井袋、でなければ保田港のテトラのつもりで出かけると、岩井袋の地磯は車が一台のみ。 しかも車で何人か寝ているらしい。 喜んでまだ日が昇る前の磯に降りてみると、パッカンやクーラーがそこかしこに! 仕方がないので、満ちると波をかぶる一段低いここでは二流ポイント(両脇を突き出た岩に囲まれている)へ。 

夜が明けるまでの30分ほどで仕掛けやコマセを用意して、明るくなる頃アジはいるかと投入してみたが全く音沙汰なし。 ただ、コマセには鰯がバシャバシャと踊るように大群で集まってくる。 ここはサラシが出ないと少し沖側の船道がポイントなので遠投するが、食ってきたのはベラ。 食べられるのは知っているが、どうもボラ同様のヌルヌルが苦手なので、皆さんにはご帰宅願う。 棚を変えてやっと本命の当たりが出るも、一年生の木っ端メジナばかりでそれも散発的。

潮止まりとなったので、お昼代わりにクーラーでよく冷えたコーヒー(グレ大好きは、真冬もアイスコーヒーしか飲まないのダ!)を飲み干す頃には、朝から場所取りできていた一団が去ってルアーの学生達が賑やかだ。 ベイトが多いので、スズキか青物を狙っているらしい。 沖にも仕立て船がナブラを追って入って来た。 しかし、投げる方向が定まらず、何度も私の道糸に・・・(+ヘ+;) 悪気も無いし無邪気なので、気にせずメジナメジナと呪文を唱えながら投入を続ける。
変わらず散発的な木っ端に慰めながらも根気強く続けていると、待望の手ごたえ! 大物を確信してリールを巻きブレーキを締め(ここは張り出した岩があり、取り込み場所が限られる)、腰を落として突っ込みに耐えていると・・・ 「スカッ」 バラシてしまった(T_T) バラシなんて無理に抜こうとした寄浦のカツオ以来だったので、暫らくはその場に座り込むほど凹んだ。

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そのまま夕暮れ時となったがせめて餌だけは無駄にすまいと諦めずに投入を続けると、やっとメジナらしい当たり。 やり取りすれば、30cmぐらいはは有りそうな引き。 ところが、ある程度寄せると途端に抵抗が弱まった。 嫌な予感がするも引き上げてみれば、房総で釣りを再開してから初めて見るサンノジだ (@_@;)
四国ではそのままポイするところだが、「潮待小屋」のかめやまこさんがタカノハダイ(徳島では「左巻き」と呼ぶ)を持ち帰って美味しかったとの報告を思い出し、キープすることに。

070何とも愛嬌のある顔で見つめられると、いつもならシッカリ締めるところだけれどそれも出来ない。
丁度飲んだ針が鰓にかかったのか出血が多いので、そのままクーラーへ。

持ち帰ったサンノジ=ニザダイを内臓を傷つけないように(アイゴは一夜漬けで食べると最高に美味しいけれど、内臓の強烈な臭さが難点)、三枚におろす。 が、少しお腹を割いた時に緑の液体が出てきたので、予定を変更して慌てて頭ごとはらわたは外す。 刺身は止めて、アイゴでよく作った一夜漬けに変更! で、こんな感じ。
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奥方曰く、鯛みたいで綺麗~ 皮はカワハギと同じ要領で外してみたが、身と皮をつなぐ繊維が非常に強い。一部身がはがれてしまったので、残る半身は普通の通り尾の側から頭へ向けて包丁で外した。プリプリとシッカリした白身で、見るからに美味しそう! しかし、頭と共に外したはらわたからは、アイゴに勝るとも劣らぬ磯の匂いが!!!(磯の「香り」ではない)

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後は、塩水に30分ほどつけたらラップをせずに冷蔵庫でそのまま一晩。 味はいかに? 請う、ご期待!


# 7 Sava!(館山自衛隊)

2005-11-23 20:29:00 | 釣行記

2005年11月23日(館山堤防:小潮、晴れ、北風やや強い)

今日は仕事が遅かったので、日付けが変る頃に準備を整えたら即出発という強行軍。 2時間ほど仮眠して目覚め、暖かい服装やらおやつを準備して午前3時前に出発。

Pht0511230726餌だけを市原で調達したら、あとは安全運転で一路館山へ! さすがにソーダが釣れなくなった館山は静かなもの。 近所のおっさんさんが言ってた通り、この様子を見たら釣れない釣り場と思われても仕方がない。 先端まで歩くと、いつものお兄さんの姿のみ。 この方は、土曜日の館山釣行では必ずお会いする腕達者。 挨拶してからお隣に入れていただき(と言っても我々二人だけ)、まだ夜明けには間があるので、のんびりと車から二往復して竿二本をセット。
夜が明ける少し前に撒き餌の準備も終わって数回餌まきのためにカゴを投げ、遠投竿2本(先調子でかなり固めの3号インターラインと安物ながらやり取りが楽しいHolidaySpin3号)をセット。 暫らくして、いつものイカ釣りおじいさんが来たらすぐに浮きが消しこんだ。 しかし、横走りしてお隣に絡みそうになったので取込みを諦め、風で流されたもう一本の竿を上げつつ緩んだ道糸を手繰り寄せる内にせっかく浮かせた鯖は行ってしまう。 残念っ!

しかし、その後は夜明けと共に鯖タイム。 一本上げれば隣にもあたりと忙しい(@_@;) それはともかく、釣り上げる度に鰓むしりと血抜き、そして一本投げた後には締めてクーラーへ、と鯖の処理は思いの外に忙しく、あっという間に朝一番のハッピータイム終了。 今年の館山はアジが来ない、と、近所のお爺がぼやいてる。 大アジは不漁らしいが、サバと黒狙いだからこっちはOK!

その後暫らくしたら、再びバタバタと釣れるがすぐ静かになってしまう。 湾の入り口辺りには大きな鳥山が立ち、少しずつ湾内に入ってくるもののここまでは来ない。 イナダ・ワカシが入っているそうなので、レジャーボートで追いかける釣り人がちょっと羨ましい。
9時を過ぎ、投入した竿を置いたまま一服していると浮きが勢い良く消し込む。028

その後にも2本追加するが、10時を過ぎるとサッパリ。 潮の流れと北風が噛み合わず、例の黒鯛ポイントへの誘導も難しい。 餌がなくなったところで近所のおじさんに場所を譲って、丁寧に後片付け。 今日はクーラーが重いこと重いこと。

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# 6 ・・・玉砕(寄浦)

2005-11-20 20:23:53 | 釣行記

2005年11月19日(中潮、北の風のち北東の風強い)

最近は、メジナ釣師の釣行記に相応しい釣果がないと反省し、真面目にメジナを狙うつもりで場所選び。 結局は安定した実績の寄浦へ。 天気予報では北の勝浦周辺よりも風も幾分弱そうだったし、前回は部原で周囲を気にする釣りに疲れたせいもある。

051119テトラに乗るから夜明けにあわせるつもりで現地に着くと、案の定、強い風で釣り人はいつもより少なくテトラには誰も居ない。 これ幸いと、のんびり撒き餌と釣具の準備を駐車場で済ませてから、いつものポイントを確保した。
まだ夜明け前なので、アジでも釣るかと例のシャトルにサビキの三本仕掛けをつけて投入すると一投目から良い引きが。 あげれば20cmほどのアジ。 続けて投げれば今度は一荷で2匹。 ところが、悲しいかなテトラの上。 クーラーやパッカン上に取り込むまでに「ポチャッ」の連続。 お陰で半分はご帰宅されてしまいました~ 夜明けまでの10分ほどで3匹確保したら全くあたりがなくなり、いつものように一本仕掛けに変更。
それにしても風が強い! 暫し竿が風に倒され、テトラにしがみつくほどだ。 せっかく1.7号のBBXをデビューさせようと思ったのに、これでは軽い仕掛けは無理と、いつものシャトルに専念することに。

いつもの木っ端メジナのアタリが出始めるが、どうも渋い。 黒い塊が海中を移動するのは見えるのだが刺し餌を敬遠しているみたい。 随分と潮も澄んでいるので、ハリスを2.5号から2号に代えてみた。 浮き下を深くすれば仕掛けが落ち着く前につまみ食いされ、浅いと鰯やキビナゴらしい小魚につつかれてボロボロのオキマミ。 あたりが出ても手のひらサイズまでで、ハリス浮きの色を変えたりしながら色々試すも、いつもの「2年生」以上のサイズが全く出てこない。 潮待小屋管理人さんにとっての夷隅川河口と同様、グレ大好きにとっては安らぎを与えてくれる、そして裏切らないはずの貴重な釣り場が・・・ 最近続くテトラ際の網入れのせいだろうか?(腕のせい?)

早、今日も網入れの時刻。 棚を変え仕掛けを換えても相変わらず木っ端のみ。 もう終わりと投げた道糸から、ゴツンと言う手応え! あわせを入れるもハリスが絡まった仕掛けが戻ってきただけ・・・ 残念ながらメジナはキープしなかったので、今日のお土産は朝釣ったアジ3匹だけ。 

今日の寄浦はナブラは出るも散発的で、ここのショゴ達も数が減ってしまったのか? ルアーを投げる人が一人頑張っていたけれど、地元の軍団が2週続けて現れないところを見ると、もう青物シーズンは終了した模様・・・024
今日は小物なので、いつもとは違うお皿・・・ でも、潮待小屋管理人=かめやまこさんの仰るとおり、一回り型も大きくなり味も良くなったアジ。 脂があまくてうま~い!


いつものジャズ・バー

2005-11-17 22:36:16 | Bar

もう、10年以上の付き合いになる友人のジャズ・バーが、「Owl's Bar」。 http://www18.ocn.ne.jp/~owl/Owls_Bar_home.html

昨日は浮気して近所の競合店「Bar Dio」に行ってしまったので、今日は会社の同僚と共に二人で立ち寄った。 せっかくなので、解禁になったばかりのボージョレー・ヌーボーをグラスでまず一杯。 しかし、何処が奇跡の味なのかは不明・・・
カウンターにはフリーライターの友人が一人飲んでいたが、しゃっくりが止まらないとかでリタイア! その後、近所の農協職員らがやって来て、少々賑やかになる。

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今日は早くに入ったので、9時までの「ハッピータイム」にはまだ間がある。 開店から午後9時まではワンコインでビールやカクテルが楽しめるのだ。 そこで、普段は恵比寿の生のあとはキープしているバーボンをロックで、と言うところだが・・・ せっかくなので、ボンベイサファイアを使ったジントニックを2つ続けてオーダー。
ここのオーナーの流儀で、ライムをまず絞ってグラスの底へ入れ、それからジン、氷、トニックを注いだらごく軽くステアする。

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この後は、同僚と共にジャック・ダニエルをロックで4杯ずつ。 この同僚Yさんと来ると、どうもボトルの減りが早い=ピッチが早いので、要注意!
明日は釣行だが、オーナーも同僚Yさんも知らん顔。 寒くなると、皆、釣りを遠慮したくなったらしい。 あんなに行きたがっていたくせに~