ここ最近のコレクションで一番出番が少ないながらもお気に入りなのが、モンブランの手巻き時計。 ”MONTBLANC STAR STEEL VINTAGE RESERVE DE MARCHE”の国内限定のセットモデル#09228だ。
今年のお正月に、私が時計に嵌るきっかけとなった郷里の時計店「ハラダ」で勧められて、つい買ってしまった想定外の一品。 しかし、その作りの良さと美しい文字盤に、すっかり魅入られてしまった。 ギルトシリーズは金メッキだが、こちらはステンレスのPVDコート。 しかし、クロコダイルのブラック・レザーとアイボリーの文字盤の組み合わせは秀逸。
(↓こちらは、スター・ギルト・ビンテージのブラウンベルト)
|

MONTBLANC STAR GILT VINTAGE RESERVE DE MARCHE #09226 |
クリスマス・イブに立ち寄った銀座のモンブラン・ブティックによると、もうすぐ国内の在庫は無くなるとか。 このシリーズのみ、ベルトと同じカラーの可愛い特製レザーケースに収まっている。 大振りながら、女性にも似合いそうな柔らかなケースのラインと穏やかなフェイス。 白いダブル・ステッチラインもアクセントになっている。
一番の特徴は、文字盤にあるリザーブ・インディケーター。 ゼンマイの力が、何時間分残っているかを教えてくれる。 秒針は、スモール・セコンドのスタイルで、文字盤上下で視覚上のバランスも良い。 そして、スモール・セコンドを中心として文字盤上を放射状に広がる独特なギョーシェ模様。 角度によって、異なる表情が楽しめる。
唯一の欠点は、フレデリック・コンスタントのような中折れ式バックルが付かないレザー・ベルト。 せっかくの素敵な仕上げが、折れ曲がる部分で割れてしまって台無しに・・・ まぁ、レザーだから仕方が無いし、仕上げが良いからこそ気になる贅沢な不満かな? 今後のデザイン展開が楽しみな、”新興”(ほんとは復興)ブランドである。