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通訳案内士のブログ

⭕️⭕️⭕️英語を使い訪日観光客を案内する職業「全国通訳案内士」の日常と英語学習などを綴ります⭕️⭕️⭕️

PCR検査

2020-07-31 | 通訳ガイド/everyday life
コロナ関連用語として定着したPCR検査。PCRは"Polymerase Chain Reaction"の略。正式にはreal time RT-PCR test。

"The COVID-19 RT-PCR test is a real-time reverse transcription polymerase chain reaction (rRT-PCR) test for the qualitative detection of nucleic acid from SARS-CoV-2 in upper and lower respiratory specimens collected from individuals suspected of COVID 19." 
FAD(アメリカ食品医薬品局)の資料より抜粋

日本では日常会話でも飛び交う位に使われてますが、何の略なのか、どういう仕組みの検査なのかは上の文章を読んでも日本語に直してみても医学や化学の知識がない私にはよく理解できてません。



PCRは英語なのに英語のニュースでは日本ほどよく聞かれず、代わりに"swab test"という表現を目にします。



"swab"とは綿棒のことです。(新型コロナウイルスを検出する目的の)PCR検査では長い綿棒を鼻の穴に突っ込んで鼻咽頭の粘液や細胞を採取するのが最も信頼度が高いとされているそうです(最近は唾液でも精度の高い結果が出るらしい)。



日本でも大袈裟に「PCR検査」なんて言わず「綿棒検査」とか簡単な表現を使えばいいのに。横文字に拘りたければ「スワブテスト」とか。その方が検査に対する恐怖心や警戒心が少しは和らぎ、もっと検査が身近なものになっていたかもしれません。



ところであの長い綿棒を鼻に入れる検査。採血同様、入れる看護士さん、お医者さんによって上手い下手がありそうですね。すごく痛そうなんですが実際はどうなんでしょうか。検査の時は高い確率でクシャミが出ると聞いたことがあるのでどんなに上手な人がやってもちょっとは違和感を感じるんでしょう。



私なんか鼻の穴はとても敏感でちょっとでも鼻毛の抜きどころを間違えるとクシャミが10連発で出てしまう程です。なのであんなに長い綿棒を突っ込む検査は出来れば避けたいです。



東京はとうとう400人超えました。ここ数日でまた在宅勤務が復活した会社が増えたのか電車が空き始めた気がします。肌と肌が触れ合うほどの混雑は私が使っている路線(計3線)では朝夕発生していません。



明日からまた二連休。大人しく家にいようと思います。皆さまもご用心ください。





スニーカーのためにAmazonで買った防水スプレー。いろいろある中人気が高かったのがこの「アメダス」でした(商標被らないのか?)。目的は防水効果より汚れ防止です。表面にフッ素の膜を付けるためついた汚れも落ち易いのです。この大きさで1400円。ちょっと高めの製品です。お気に入りのスニーカー5足と傘に塗ったらほぼ空になりました。暑く塗り過ぎたかも。





二年前に買った、当時は撥水しまくってくれていた愛用の折り畳み傘。その名も「アンヌレラ」(オヤジかっ?)。高かっただけにまだ現役です。スプレーを塗布して試しに水をかけたらこの通り。新品購入時のようにバッチリ水を弾いてくれました。問題はここ状態をどのくらいの間維持してくれるものなのか。





KAWS

2020-07-29 | 通訳ガイド/everyday life


夏は蚊が多いのでこのところすっかり足が遠のいていた紀尾井坂通りの清水谷公園へ今朝寄ってみました。しばらく来ない内にデイゴ(アメリカデイゴ?)の木に青々と葉っぱが茂っていました。花はこれからなのかな?




先日抽選販売に当選して送られてきたアディダスのスニーカー。このスニーカー、靴紐(shoelace)の穴の配置が独特で、この靴ならではの結び方がファンによってたくさん考案されてきました。



代表的なのが"KAWS lacing"と呼ばれるこの結び方です。「目」がX印の顔のように見えませんか?これはアメリカの人気アーティストKAWS(カウズ)が描くキャラクター「コンパニオン」をモチーフにしたとてもユニークな結び方なんです。もはや靴紐としての機能を果たしていませんね。YouTubeの「How to動画」を見ながらやってみたら意外に簡単に出来ました。




これがカウズの代表的なキャラクター「コンパニオン」。昨年1月に台北で展示された全長36メートルの巨大アートです。



同じく昨年ユニクロとのコラボTシャツが発売された際、中国では人々が殺到し暴動騒ぎになりました。転売目的のバイヤーがほとんどだったそうな。



このスニーカー、アッパーが通気性の良い布製なので毎日が雨予報の中、まだ全然履けてません。でもビールを飲みながらこうして紐で遊んだり、眺めたり、写真を撮ったりするのもとても楽しいものなのです。


*****


"The big takeaway from Google and Pichai’s decision"
某インド系ネットニュースの見出し。

"Google has decided that its 200,000 employees are not going to return to office before July 2021."

グーグルが全世界の20万人の従業員を来年7月まで在宅勤務させることに決めたというニュースです。"Pichai"とはグーグルのCEO、Sundar Pichai氏のことでインド出身のアメリカ人です。



続いてPichai氏が従業員に宛てたメッセージが紹介されていました。

“I hope this will offer the flexibility you need to balance work with taking care of yourselves and your loved ones over the next 12 months.” 

私にとって一見簡単そうで和訳するのが難しい構造の文章。「この先も12カ月間、リモートで自分自身と愛する家族のためバランス良く働けるよう柔軟に臨機応変にやってくださいね」とおっしゃっているのだと想像。



それにしても今後1年間リモートとは。さすがは天下のグーグル。トップの愛情溢れるお言葉も感動しました。聞けばこの方、就任当初、子供を寝かしつけるのは自分の役目だと会社に遅くまで残ることはしないと宣言し話題になりました。



ところで私なんかの思考だとグーグルみたいな会社に入ったら一生安泰なんだろうなと考えてしまいそうなものです。報酬も凄いだろうし天国のような労働環境でしょうし。



でも実際にグーグルで働いている優秀な人達って更に上を目指して新たなstartupやventureを興そうと日々模索していそうですよね。そういう向上心もアイデアも優秀さに加え自由で寛大な企業風土だから産まれ易いのでしょうね。



私はリモートではないものの、相変わらず時間はタップリあるので英語の勉強に、家や子供のことに費やせる余裕があります。また、走ったり歩いたり筋トレしたり運動するのも楽しく、それらのことが自分にちょっとした自信をもたらしてくれているのが分かります。そして昔好きだったスニーカーやファッション、音楽といったものが再び身近なモノになってきたような気も。



こういうのって心に余裕をもたらしてくれるとても重要なものなんだと思います。良いアイデアなどは気持ちに余裕があり、楽しい気分の時に突然生まれたりするものです。今の状況はお金が貰えないグーグルにいるようなものかも。



私のいる業界はしばらくは「お先真っ暗」ですから、不安に感じない日はないです。でも考えようによってはこんないろんなことに没頭できる時間なんて今後の人生で二度と巡ってこないかもしれません。そしてまだ生活に余裕があるうちに何か閃いて次に進むことができたら。否、多分できるだろと楽観しています。





夏の空

2020-07-27 | 通訳ガイド/everyday life


昨日の朝、いつもの散歩コース。朝日に光る重厚な夏の雲のせいで坂上の景色がいつもと違ってとても新鮮に感じられました。



近くのお屋敷で植木屋さんがハサミを入れるパチパチという音が心地良く響いていました。この時、朝8時過ぎ。青空も見えていたのに僅か5分後くらいに大雨になってしまいずぶ濡れで帰宅しました。



4連休最後の日曜日の東京は天気が不安定で晴れたり大雨になったりで公園へも行けず、家でずっと子供たちと遊んでいました。



iPhoneに入っているディズニーの「美女と野獣」のテーマソングを流すとアナ雪のエルサのドレスに着替えた娘が1才の弟の手を取ってベル(美女と野獣の主人公)になりきって気取った様子で踊り始めます。じっと見つめると照れて止めてしまうので関心のないフリをしてチラチラ見ていると、このまま時が止まってくれたらいいのになと思えてきました。



その後はテレビで美女と野獣の映画を見ました。何度も何度も観ているのに、まだ野獣が怖いらしく、私の膝の上に乗らないと一人で観ることができません。「アナ雪」や「ラプンツェル」同様、何回も付き合って観ているのでこの映画もすっかり覚えてしまいました。



ディズニー映画は何観ても面白いです。そして安心して観れるのがいいです。娘も息子もYouTubeも大好きですが、時々変な動画が紛れ込んでしまうことがあるので最近年齢フィルターをかけてみせています。



「クレヨンしんちゃん」は毛嫌いする親が多いと昔から聞きます。私は個人的にしんちゃんの大ファンなので子供達にもみせています。



アマゾンプライムで昔のエピソードを見ているとほぼ毎回のように「みさえ(お母さん)」がしんちゃんをゲンコツで殴るシーンが出てくるのだけ気になってしまいます。下品なのは気にならなくても「暴力」の描写は親としてちょっとな、と思ってしまうのです(ゲンコツシーンは毎週土曜日の放送される最近のエピソードではあまり見かけなくなった気がします)。



でも日本ではまだまだ「しつけ」と称した暴力が容認されている雰囲気があります。おもうに人が暴力を振るう時は人が理性を失った時。弱い立場の子供は叩かれる痛みよりもそんな状態になってしまう「大人」が恐ろしく思えてしまうのではないでしょうか。



今読んでいる英語の本"Pure Invention"で漫画界の巨匠、手塚治虫について書かれた章を読んでいます。



当時の漫画の本場アメリカでは1954年に発効された"The Comics Code"という子供を守るための表現の規制により漫画は完全に子供向けのモノとなった一方、日本の手塚治虫はパッと見可愛らしいキャラクター達はそのままに暴力や性の要素を含んだストーリーを描いて物議を醸し出したそうです。



「ドラえもん」に度々登場するしずかちゃんの入浴シーンやスカートがめくれる描写など、私も子供の頃から疑問も持たずに楽しんで観ていましたが、幼い子供が日頃接するテレビやマンガにそんな「エッチな」場面が登場するのは日本特有の「文化」だとか。



日本人として誇れることなのか恥ずかしいことなのか"Hentai(変態)"というワードはすっかり国際語として海外では認知されているそう。"Pure Invention"の中で著者(アメリカ人)は浮世絵の葛飾北斎を例にあげて
"The refined and the vulgar have long existed side by side in Japan."
(洗練さと低俗さは日本では隣りあわせのように長く存在してきた)
と綴っていました。



北斎は「富嶽三十六景」の「神奈川沖浪裏 」(英名:The Great Wave off Kanagawa)のような世界に知られた名作を残しつつも「蛸と海女」(英名:The Dream of the Fisherman's Wife)のようなド変態な春画も多数描いていたことを、そして日本では200年位前からそんな「土壌」が形成されていたことを著者は述べており、私も日本人としてとても興味深く読みました。



日本では社会的なストレスの影響が昔から強いのもそんな土壌の形成に役立っているようです。大人でも楽しめる漫画やアニメをはじめビデオゲーム、絵文字、カラオケ、ウォークマン、世界中に広まった日本発の、およそ「内向的」に思える文化、作品、趣味、娯楽、ガジェットの類いはやはり日本人だからこそ「発明」できたモノなのでしょう。



"Pure Invention"はそんな日本発のコンテンツや製品が世界の人々の「価値観」にどう影響を与え、変化をもたらしてきているのかに重点を置いて書かれています。まだ4分の一程度しか読めてませんが今回もとても面白い本に出合うことができました。




昨日の夕方の西の空もキレイでした



連休

2020-07-25 | 通訳ガイド/everyday life
先日コンビニで84円切手が電子マネーで買えなかったと書きましたが近くの郵便局が7月7日より電子マネー決済を始めたことを知り、現金を使うことなく無事切手を買うことができました。



ハッキリ分かる範囲で7月1日より現金は使ってません。今後どれだけ現金を使わないで生活できるのかな?



今アメリカ、カリフォルニア州での新型コロナ感染者数が急激に増えているそうです。



直近の1日辺りの平均感染者数は8300人!つい先日、州内の感染者数は40万人を超え、今までダントツ1位だったニューヨーク州を超えるのは確実の模様です(もう超えたのかな?)。



でも死者数はニューヨーク州の約3万2千人に対して7千8百人と低く抑えられています。ネットニュースのコメント欄に
“The key metric is deaths, not cases.”
とありました。感染者数を騒ぐより死亡者数に着目して冷静になるべきだという意見です。



感染者数が依然多いですが、無症状者の数が多く、死亡者数も減っている日本(東京)の現状は4月、5月の時とは違うので焦らなくて良い、と誰かが言っていました。



いろんな専門家といわれる人がそれぞれいろんな意見を言っていて正直何が何だか分からないですね。とりあえず4連休は子供を近所の公園へ連れ出す位であとは家に閉じこもっています。




上の娘がiPadでやっているアナ雪のパズルゲームに突如ハマってしまいました。昔やった「ポコポコ」みたいなゲームアプリです。




パズルをクリアすると新たなクエストが与えれます。セリフが英語で多少の英語の勉強にもなっています。流れるセリフをパッと読んで理解する訓練ですね。洋画の日本語の字幕を次の場面に切り替わる前に瞬時に読めるように、これくらいの英語を読めるようにならないとマズいです。でもこんな子供向けのゲームのセリフでもなかなかそれが難しいのです。



コロナがなかったら今頃オリンピックですか。交通規制やらで通常のツアーは催行できなかったかもしれないですが、忙しく動き回っていたことと思います。



来年開催できるかなんて想像できないですね。開催なんてするべきじゃないという声が大きいみたいですが私は是非やって欲しいです。お金、経済のこともありますが、何よりいろんな人の想いが詰まっていますからね。



スタンド終了

2020-07-21 | 通訳ガイド/everyday life
5月30日より読み始めたスティーブンキングの小説"The Stand"を土曜日の夜とうとう完読しました。



この小説は1400ページという長編。序盤は誰が主人公なのか分からない位たくさんの重要人物が登場し、それぞれのキャラクターとストーリーを大量にページを割いて丁寧に描いてくれています。その分、各キャラに対しての愛着も深まっていきました。いずれにしてもこんな大作を読み終えることができ、英語で書かれた本でそんな「ロス」気分を味わえるとは自分でも成長してるんだなあと思いました。




物語の終盤、主人公達がコロラド州ボルダーに帰還途中に通った”Loveland Pass”。ストリートビューで訪れてみたら絶景が飛び込んできました。標高は富士山の高さに近い11990フィートだとのこと。この作品のおかげでアメリカの地理に詳しくなりました





先週、アディダス公式ページでこのスニーカーの抽選販売受付をやっているのを見つけました。スニーカー好きの端くれとして習慣でいつものように参加してみたら日曜日に「当選」のメールがきてビックリしました。こういったレア物の抽選に当たったのは初めてでした。



妻の知り合いのスニーカーマニアが自分のサイズを外して選ぶと何故か当たりやすくなると言っていたというのを聞き、マイサイズの27cmではなく1cm小さい26cmを選んで参加したら本当に当たってしまいました。



自分が履けないサイズを買ってどうするんだ?というと、履けないのはすぐに売って、そのお金で自分のサイズを買うのだと。



例えば定価3万円のスニーカーで転売相場が4万円位のモノを4万で売って、自分のサイズを同じ転売市場で4万で買えば結局自分のサイズを定価で買ったのと変わらないというカラクリです。



実際にはメルカリでもヤフオクでも販売手数料がかかるので多少は足が出てしまうのでしょうが、コアなスニーカー好きはそんな面倒なことをしてまで欲しい商品を手に入れているんだなあと感心しました。




昨晩届いたアディダスのイージーブースト350V2 ZYON。履いてみたら意外にもピッタリでした。薄い布製のアッパーが優しく、それでいてしっかりと足の甲を包み込み、フワッフワのブーストソールは噂通りの異次元の履き心地でした。ジョギング用にとても良さそうですが少々勿体ない気もします。



ところで以前キャッシュレスについて書いたことがありました。訪日旅行者の方の中には現金(日本円)を全く持ってない人が割といて驚いたものですが、それは日本がいかにキャッシュレス化が進んでいないという事実の裏返しでもありそうです。



私はアップルウォッチに入れたSuicaを唯一の電子マネーとして使ってきました。今年に入ってメルカリを始め、売った商品で得たお金をメルペイのバーコード決済かIDに紐づけして使い始めました。そして最近、自分が一番使う楽天カードをiPhoneに入れてクイックペイを通じて支払うようになりました。



電車賃、仕事の経費はSuica、個人的な消費はメルペイかクイックペイ、と支払い方法を増やし、役割ごとに使い分けるようになってなおさら現金を使わなくなりました。現金を使うことはおろか一カ月以上現金を一銭も持ち歩いていませんでした。コロナで現金しか使えないような小さな飲食店に行くこともなくなったので不便な目にあったことは一度もなかったのですが。



今朝とうとう現金でしか買えないモノにファミマで遭遇してしまいました。結構重要なモノで意外なモノ。それは「切手」でした。店員さんによると切手は現金のみの支払いとのこと。84円切手が欲しかったので100円玉一つ持っていれば事足りたことになります。でも一銭も持っていなければどうしようもなく、諦めるほかありませんでした。やはり多少の現金は持っておかないとなあと思った次第です。