夏は蚊が多いのでこのところすっかり足が遠のいていた紀尾井坂通りの清水谷公園へ今朝寄ってみました。しばらく来ない内にデイゴ(アメリカデイゴ?)の木に青々と葉っぱが茂っていました。花はこれからなのかな?
先日抽選販売に当選して送られてきたアディダスのスニーカー。このスニーカー、靴紐(shoelace)の穴の配置が独特で、この靴ならではの結び方がファンによってたくさん考案されてきました。
代表的なのが"KAWS lacing"と呼ばれるこの結び方です。「目」がX印の顔のように見えませんか?これはアメリカの人気アーティストKAWS(カウズ)が描くキャラクター「コンパニオン」をモチーフにしたとてもユニークな結び方なんです。もはや靴紐としての機能を果たしていませんね。YouTubeの「How to動画」を見ながらやってみたら意外に簡単に出来ました。
これがカウズの代表的なキャラクター「コンパニオン」。昨年1月に台北で展示された全長36メートルの巨大アートです。
同じく昨年ユニクロとのコラボTシャツが発売された際、中国では人々が殺到し暴動騒ぎになりました。転売目的のバイヤーがほとんどだったそうな。
このスニーカー、アッパーが通気性の良い布製なので毎日が雨予報の中、まだ全然履けてません。でもビールを飲みながらこうして紐で遊んだり、眺めたり、写真を撮ったりするのもとても楽しいものなのです。
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"The big takeaway from Google and Pichai’s decision"
某インド系ネットニュースの見出し。
"Google has decided that its 200,000 employees are not going to return to office before July 2021."
グーグルが全世界の20万人の従業員を来年7月まで在宅勤務させることに決めたというニュースです。"Pichai"とはグーグルのCEO、Sundar Pichai氏のことでインド出身のアメリカ人です。
続いてPichai氏が従業員に宛てたメッセージが紹介されていました。
“I hope this will offer the flexibility you need to balance work with taking care of yourselves and your loved ones over the next 12 months.”
私にとって一見簡単そうで和訳するのが難しい構造の文章。「この先も12カ月間、リモートで自分自身と愛する家族のためバランス良く働けるよう柔軟に臨機応変にやってくださいね」とおっしゃっているのだと想像。
それにしても今後1年間リモートとは。さすがは天下のグーグル。トップの愛情溢れるお言葉も感動しました。聞けばこの方、就任当初、子供を寝かしつけるのは自分の役目だと会社に遅くまで残ることはしないと宣言し話題になりました。
ところで私なんかの思考だとグーグルみたいな会社に入ったら一生安泰なんだろうなと考えてしまいそうなものです。報酬も凄いだろうし天国のような労働環境でしょうし。
でも実際にグーグルで働いている優秀な人達って更に上を目指して新たなstartupやventureを興そうと日々模索していそうですよね。そういう向上心もアイデアも優秀さに加え自由で寛大な企業風土だから産まれ易いのでしょうね。
私はリモートではないものの、相変わらず時間はタップリあるので英語の勉強に、家や子供のことに費やせる余裕があります。また、走ったり歩いたり筋トレしたり運動するのも楽しく、それらのことが自分にちょっとした自信をもたらしてくれているのが分かります。そして昔好きだったスニーカーやファッション、音楽といったものが再び身近なモノになってきたような気も。
こういうのって心に余裕をもたらしてくれるとても重要なものなんだと思います。良いアイデアなどは気持ちに余裕があり、楽しい気分の時に突然生まれたりするものです。今の状況はお金が貰えないグーグルにいるようなものかも。
私のいる業界はしばらくは「お先真っ暗」ですから、不安に感じない日はないです。でも考えようによってはこんないろんなことに没頭できる時間なんて今後の人生で二度と巡ってこないかもしれません。そしてまだ生活に余裕があるうちに何か閃いて次に進むことができたら。否、多分できるだろと楽観しています。