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通訳案内士のブログ

⭕️⭕️⭕️英語を使い訪日観光客を案内する職業「全国通訳案内士」の日常と英語学習などを綴ります⭕️⭕️⭕️

"birth rate"と"total fertility rate "

2020-02-29 | 通訳ガイド/everyday life
"birth rate"「出生率」
the total number of live births per 1,000 population
日本
1970年"18.8"
2018年"7.4"

都道府県別2018年
東京都"8.0"(7位)
沖縄県"11.0"(1位)
秋田県"5.2"(47位)


"total fertility rate(TFR)"「合計特殊出生率」
the average number of children that would be born to a woman over her lifetime
日本
2018年"1.42"
1970年"2.13"

韓国
2018年"0.98"世界最小
アメリカ
2017年"1.77"


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メモ用

日本の保険制度、年金制度、そして出生率はよく外国人より聞かれるトピック。



出生率は人口1000人に対して生まれた子供の数なのであまりイメージが湧きません。一人の女性が出産可能年齢に産む子供の数の平均を表す「特殊合計出生率」を伝えた方が分かりやすいです。英語では"Total Fertility Rate"といいます。


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昨日妻が表参道のマツモトキヨシでマスクをgetしてきました。偶然入荷があったそうです。お陰で数日間はマスクを付けて出勤できます。



一方で町のドラッグストアやコンビニからトイレットペーパーやティッシュが消えました。家はペーパー類の消費がハンパないのでこれにはちょっと不安です。



私は何でも「節約志向」の家で育ちました。でも妻の家は何でも豪快に使う「消費家族」です。ティッシュを箱から取り出す時はいつも2枚セット。ご飯中、米粒の一つが床に落ちてティッシュで拾う時も「シュッ!シュッ!」と2枚取っています。これは癖みたいです。



一緒に住んでいる義母も2枚。上の娘(3才)も2枚取りが身についてしまい、いつも「シュッシュッ」と2枚。たまに泊まりに来る妻の姉も2枚です。一回で倍取るのでなくなるのも倍早くなる計算です。



最初は勿体なく感じ、とてもモヤモヤしましたが、こういう類(家庭ごとに違う習慣、カルチャーなど)はデリケートな問題なので突っ込むことはしませんでした(妻の姉は旦那さんに「ティッシュの2枚取り」について糾弾され、大ゲンカに発展したことがあったそうです)。



この状況をよい機会と捉え「資源の節約」について説いてみようと考えています。上手くいくかどうか。



今日は今から富士山方面へ行ってきます。昨日ディズニーがしばらく休業になると発表されました。行き場を失くした外国人旅行者から周辺のホテル経由で沢山の問い合わせがあったようです。



ディズニーもUSJも休み。チームラボの施設も今日から休業。富士急は明日から一週間休み。バスツアーもいつまでできるのか?不安が現実なものとして近づいてきました。





品川の「新高輪」のホテル群のなかにある日本庭園では早咲きの桜がきれいに咲いてました。品川では水族館「アクアパーク」も休館になりました。









確定申告

2020-02-27 | 通訳ガイド/everyday life
確定申告の季節です。私はほぼ一社より専属のような形で仕事を頂いています。でも社員ではなく個人事業主として仕事を請け負っているため、この時期は確定申告をしなくてはいけません。早いもので今年で3回目です。



「やよいの青色申告オンライン」というクラウド会計ソフトを利用しています。年間8000円かかりますが、すごくシンプルで(深く考えなければ)簡単に提出書類を作成できる優れものです。



例年、一年間に支払った経費と、収入を入力してプリントアウトした書類を最寄りの税務署に持っていき、還付金が入金されるのを待つ(これが一番の楽しみ)、という流れだったのが、今年から様子が変わり、電子申告が必要になりました。



私がやっている「青色申告」では自動的に65万の控除を受けられました。ところが今年から電子申告しないと、55万控除になってしまうそうなのです。この10万円の差額は結構大きいです。10万円分の領収書を集めることは至難の技です。つまり戻ってくる還付金の額に影響を与えます。
追記:電子申告しないと55万控除になってしまうのは来年度(2021年3月申告分)からでした。失礼しました。



電子申告の一件は年末辺りに聞いていたので今年は早めに入力を済まし、電子申告に必要となるマイナンバーカードも事前に取得しておきました。マイナンバーカードがなくても電子申告はできますが、近い未来、電子申告は「マイナンバーカード方式」に一本化されるらしいので取り敢えず取っておきました。



話は逸れますが、このマイナンバーを取得するのが結構面倒でした。まずオンラインで申請します。スマホで撮った顔写真も添付します。しばらくすると役所より厚い封筒が届きます。「意外に早く届くんだな?」と思いきや、ただのマイナンバーカードを役所に出向き、受け取るための案内書でした。



再びオンライン上でマイナンバーカードを受け取るための予約手続きをしなくてはいけませんでした。でも好きな日時にすぐに予約が取れるわけではなく、私の場合は最短で1週間後。しかも30分単位で時間を指定されるので、必ずその時間に指定された役所(または出張所)へ行かなくてはならない煩わしさでした。



私の場合、マイナンバーカードは必要に迫られ取得しました。でも、お役所仕事といいますか、こんな面倒なプロセスを何度も踏まないといけないのが残念に感じました。これが一般へのマイナンバーカードの普及を妨げているのだろうとも。



話は戻ります。私のPCはアップルのマックブックです。「やよい青色申告オンライン」はクラウドソフトなのでマックでも使用できます。が、電子申告をする際に必要なプラグインがWindowsにしか対応してませんでした。



私のマックにはBootcampというアップルのソフトを使ってWindowsに切り替えることができます。以前買ったアドビのイラストレーター、フォトショップといった高額なソフトをWindowsパソコンで使っていたので、それらを使用するためにマックに移行した時にWindows7のOS単体を買ってインストールし、Bootcampで時々切り替えて使っていました。最近はほとんど使用してませんでしたが今回久しぶりに役立ちました。



電子申告の際にもう一つ必要なのがマイナンバーカードをパソコンに読み取る「ICカードリーダー」です。一部のスマホでも読み取り可能らしいですが、やり方が面倒そうなので私はアマゾンでソニーのカードリーダーを2500円位で購入しました。



先日「やよいの青色申告」の確定申告手続きから手順通りに進んでいき、なんとか電子申告が完了しました。終わってみれば簡単でした。でも何かモヤモヤ感が。「本当にきちんと送れたのだろうか?これで良かったんだろうか?」などといった疑問が残りました(メールで受付完了の返事すらきませんでした)。



電子申告の過程で途中、国税庁のページへ飛ぶのですが、ここから急に意味不明、複雑難解になってくるのです。リンクもQ&Aも飛べば飛ぶほど、読めば読むほど訳が分からなくなってきました。私の場合は腹を括って最初へ戻り、とにかく進める方へどんどんいき無事に書類の送信ができましたが(それも定かではないですが)、慎重な人はなかなか先へ進めないのでは?



つまり全くユーザーフレンドリーではなかったということです。65万円控除は諦めて55万円で良いので去年までのように税務署まで書類を持参しようかと考えたくらいでした。多少はPCに親しんできた私でも迷ったくらいなのでPCに不慣れな人には難しいでしょう。



国も本気で電子申告を普及させたいのなら、もっとわかりやすいインターフェースを作るべきだと強く思いました。





昨日の箱根はどこもガラガラ。でもここ箱根神社の鳥居前には写真撮影待ちの行列ができていました。若い日本人の方が多かった印象です。











平川橋

2020-02-25 | 通訳ガイド/everyday life


毎日新聞社近く、皇居東御苑への入口の一つである平川門に架かる橋を平川橋といいます。



現在の橋は80年代後半に架け替えられた比較的新しいものと聞いています。



この橋の欄干の親柱の天辺につけられているタマネギのような形をした青銅製の部分(擬宝珠というそう)に文字が刻印されているのを昨日初めて気付きました。



(多分)「寛永元年」と書かれていました。調べると寛永年間は1624年に始まり1645年に終わる、徳川家光や島原の乱の時代です。



約400年前に作られたこの擬宝珠をペタペタと手のひらで撫でたり叩いてみました。遥か江戸時代からこんな風に人々に触られてきたのかな?少しだけ不思議な感覚に包まれました。



この擬宝珠の素材、青銅は英語でbronze。オリンピックで三位の選手に贈られるBronze Medal、銅メダルも青銅製。青銅は銅にスズを加えた合金(alloy)です。



明治神宮の本殿の屋根は最近(一年位前)吹き替えが終わりましたが、こちらも青銅製です。最初は綺麗な銅色でしたが段々と青味がかってきました。



寛永元年に作られたこの擬宝珠も最初は綺麗に光り輝いていたのでしょう。



青銅の本来の色である銅色が青(緑)っぽくなるのは酸化し表面に炭酸塩が生じるからなんだそう。



英語で「酸化」は”oxidation”。動詞だと”oxidize”。「炭酸塩」は”carbonate”。動詞としても使えます。



The surface of bronze reacts with oxygen in the air making it carbonated.

光輝く銅色が青色に変わる過程を英語で簡単に説明するとしたらこんな感じでしょうか。






Baguio

2020-02-24 | 通訳ガイド/everyday life
昨日のお客様は全員フィリピン人(一人の旦那さんだけ白人)でした。フィリピン人というと我々のツアーに参加されるような方はアメリカの国籍(citizenship)も持っている人が多いです。



アメリカからフィリピンに里帰りして、帰りに日本に数日間立ち寄る、というケースを結構目にしてきました。昨日のお客様はそんな方々が多かったです。



一組の高齢のご夫婦はワシントンD.C.に長年住んでいるそうで全くフィリピン訛りのない英語でした。



別のご家族は奥さんがフィリピン系アメリカ人。ご主人がロシア人でサンフランシスコから来たのだそう。この奥さんも普通のアメリカ英語でした。



別の親子二人組は50代前半(に見えた)のお母さんがカタコトの日本を使えました。息子さんは10代後半位。いつも仲良くセルフィー棒で写真を撮っていて微笑ましかったです(外国人のお母さんとよい年の息子さんが仲良くやっていると微笑ましく思えるのに日本人だと「マザコン」と叩かれてしまう不思議さ)。



この親子は生粋(?)のフィリピン人で英語もフィリピン訛り。バギオというフィリピンでは珍しい、涼しい気候の土地に住んでいるのだそう。



調べたら気候も治安も良い所らしく、沢山の日本人、韓国人向けの英語学校があるみたいです。



カタコトの日本語を話す女性は過去に日本で「タレント」として働いていた方が多いです。この場合のタレントとは日本各地にある「フィリピンパブ」で働くホステスさんを指します。



以前出会ったお客様には過去にフィリピンパブで働き、帰国後日本へ「タレント」を送り込む仕事をされている方もいました。



私の古い友人で10代後半から今に至るまで毎晩のように地元のフィリピンパブに入り浸っているヤツがいます。私も若い頃はその友人とよく通っていました。フィリピン人の女の子達は皆明るく、場を楽しく盛り上げるのが本当に上手です。



不憫な生い立ちの子が多かったにもかかわらず、皆故郷の家族に仕送りするために一生懸命日本語の歌を覚え、接客する姿には多少の下心はあったにせよ純粋に応援したくなる気持ちになったものです。



前にも書いたかもしれませんが私はフィリピン人が本当に好きです。過去に出会ったお客様でフィリピンの人とトラブルになったことは一度たりともありません。みな良い思い出ばかりです。



もし次に海外へ行ける機会があれば是非ともフィリピンを訪れてみたい。フィリピン人だけの昨日のツアーを終えてそんな気持ちに再びなりました。





昨日の浅草。ここ数日では一番の人混み。日本人が圧倒的に多かったです。





浜離宮の菜の花もまだまだ見頃。





浜離宮は都内でも人気の「前撮り」スポットです。このお嫁さん、薬指に高そうなダイヤの指輪をつけており「一体いくらするんだろう?」と、お客さんと盛り上がりました。





オリンピックに向けてか園内改修工事が行われており、通常歩くルートが閉じられていました。久しぶりに登ってみた小山から東京タワーが見えました。



Spring storm

2020-02-23 | 通訳ガイド/everyday life
昨日は富士山。朝の天気予報では山は大荒れとのことでドキドキしながら東京を出発しました(富士箱根のバスツアーは何回やっても緊張します)。




予報だと早いうちから雨でした。でも到着した11時頃は頂上に傘雲こそかかっていましたが予想に反して良く見えました。



箱根は朝の時点で絶望的な雰囲気だったので河口湖でロープウェイに乗りました。三連休の初日だったのにかかわらず旅行者はまばらでした。





週末だと乗車に30分近く並ぶことがあるカチカチ山へのロープウェイも昨日はガラガラ。頂上にはそこそこ人がいました(ちなみにこの木製の看板。背が低い私でも頭を下げないと当たってしまうほど低い位置に固定されており、ボケ〜っとしているとおでこをぶつける可能性大)。





午前中の山梨県側はご覧の通り青空が見えるほどでした。



ところが午後お昼を食べて箱根に入ったら空模様は一転。こちらは予報通り。強風と大粒の雨、トドメは濃霧。遊覧船が運行されていたのは奇跡でした。



通常大涌谷へ先に行きますが船がいつ運休してもおかしくなかった状況だったので先に船に乗り、その後バスで大涌谷へ行きました。



大涌谷は歩くのが危険に感じるほどの暴風雨でした。皆さんバスを降りるもソッコーで戻ってきました。傘など全く役立たず。開いた瞬間風に持ってかれ骨はバキバキに。



私もちょっと外へ出ただけで全身ずぶ濡れになってしまったほど。駐車場のバスも左右に大きく揺れており怖かったです。



お客様のなかに高齢のイギリス人夫婦がいました。ロンドンから北へ車で2時間位のところに位置するDoncasterという中都市に住んでいるとのこと。



大涌谷での荒れ模様を私が詫びると「イギリス北部やスコットランドなんて毎日こんな感じ!こんなの私達にとっては慣れっこだから」と言って笑って流してくれました。



午前中に富士山が見えてくれたものの午後は散々だったのでせめてもの埋め合わせとして小田原駅に着く時間を調整して、早めに東京方面、14番線のプラットホームへ上がり、高速で通過する「のぞみ」をお見せしました。



大興奮してスマホを構える皆さんを「危ないから黄色の線から出ないでね!」と注意しつつ、何とか荒天のツアーを乗り切ることができた安堵感に包まれました。