聖なる書物を読んで

現役JW29年目

パウロって

2019-04-28 | 聖書
コリント①16:21,22(田川訳)
「パウロが自分の手で挨拶を記す。主を愛さない者がいるなら、呪われよ。マラナタ」

口述筆記が終わり、自分の手で挨拶を書くにあたって、まずは呪いの言葉で始めるパウロって、どうなん?

自分を批判してきた(あるいは、単に質問してきたのを自分への批判と受け取った?)コリントの信者に対して、かなり苛立っていたんだろうな、って推察される。

自分が救ってやったのに、自分の持つ神の権威を認めないとは何事かと。そんな奴は呪われろと。(そこまで酷くはないかもしれないけどw)

まずはそう一言、言わないでいられなかったってことで、パウロも人間だということです。聖人なんかじゃなくて。

人間パウロが書いた手紙なんだと思って読むと、今まで組織から学んでいたのとは違った景色が見えてきて、楽しいです。

ちなみに「マラナタ」というのは、アラム語で「我らの主よ来たり給え」といった意味で、信者が唱えていた言葉らしいです。

結局、お決まりの文句を唱える、ということが組織宗教には欠かせないことなんだね。

この組織には、そういう決まった文句はないけど、兄弟姉妹と呼び合うこととか、手紙の書き出しが「親愛なる~」で、終わりが「クリスチャン愛と共に」とか、いわゆるエホバの証人用語とか、それらしいことはいくつか見受けられる。

組織に属するって、そういう組織の色に染まるってことで。

・・・そう考えると、染まりたくないなぁ、と思う。何にも染まらないで、純粋に神を崇拝できれば一番いいんじゃないかなぁと。・・・具体的にどうすればいいのか分からないけどw。